このごろのおやつ【雲海物産のささみくんせい】


暖かい日がちらほら現れるようになりましたね。

昨年着ていたはずの春服、なんだかキツく感じますね。


春ですね。


春といえば例年花粉症で花見どころではないのだが、今年は症状が出る前に病院の薬を飲み始めたおかげだろうか、かなり症状が落ち着いている。

今年のVS花粉は完全勝利だ。

(なお、薬の辞め時については毎年悩みどころである)


花粉には勝利したが、減量に関しては未だに拮抗状態である。

そんなに体重増えた感じしないけどな〜?
体重計の置き場所変えたからかな〜?

などと太った自覚すらなかったが、否が応でも太りに気付かされる瞬間がある。
それが春服への移り変わりだ。

昨年は「ベルト着けたほうがいいかも〜」とすら思っていたはずのズボン。
しかし明らかに太もものあたりでつっかかりを感じるようになった。
気のせいかと思っていた体重の増加は、アハ体験のごとくじわじわと、そして着実に私の体積を増やしていたのだった。

そんなわけで最近はあすけん女の力を借り、スマホに万歩計を入れ、帰りは一駅歩く生活を始めた。
これも罪悪感なく外食をするため、そしてご褒美のラ王うにクリを食べるため、、、。

最低でもラ王の賞味期限が切れるまでには減量せねばなるまい。


そんな頃、子供の頃好きだったブツを思い出した。
まさにダイエット中にもピッタリなやつ。

それがこれだ。

雲海物産 鶏のささみくんせい

Amazonで10本入り約2000円


これはサラダチキンではない。
おつまみの部類に入る。

かつて(15年前くらい?)コンビニのおつまみコーナーに置かれていたもので、当時おつまみ大好き中学生だった田野はそれはそれはもうどハマりした。
3日に1本は食べた。

物心ついた頃からおつまみ類が大好きで、スーパーに行くとお菓子ではなくビーフジャーキーやカマンベールチーズをしれっとカゴに放り込む子供だった。
趣味もお値段も、なんと可愛くない子供だろうか。

「こいつはじいちゃんに似て呑兵衛になるぞ」
という予感が両親にはあったようだが、残念ながらじいちゃん譲りの屈強な肝臓は姉へと受け渡されてしまった。
その結果が酒に弱い酒呑みという非常に残念なものである。


このささみくんせいはその名の通り燻製であるため、開封した瞬間にこれでもかとスモーキーな匂いが立ち込める。

こんな感じでニュッと出して食べる

この圧倒的燻製臭は外で食べるには向かないため、おうちで楽しむのが良さそうだ。
残念ながらとても職場のおやつにはできそうもない。

この商品の味はシンプルに表すことができる。
「鶏!塩!燻製!旨い!」
これに尽きる。
鶏と燻製の旨味をしっかり感じられる、とても潔い味だ。


さて、ここで彼の原材料を見てみよう。



原材料:鶏肉(宮崎県産)、食塩

以上だ。

えっ
信じられないくらい潔い。潔すぎる。

こんなに簡単な原材料表記はなかなか見ないぞ。

お茶でさえ酸化防止剤(ビタミンC)が入ってるというのに。

参考までに、プリマハムの「サラダチキンささみ スモーク」の原材料を見てみよう。

原材料:鶏ささみ、還元水あめ、食塩、香辛料/加工でん粉、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)

加工肉というとやはりこれくらい色々と添加されているのがごくごく一般的だ。
これを見ると、雲海物産のささみがいかに最低限の原料で成り立っているのかが分かるだろう。

ここでは添加物の是非だとか発色剤の発がん性がどうとかそういうことを言いたいのではない。

ただひたすら、雲海物産のシンプルさに驚いたのだ。
だってこんなに旨いのに!!
雲海物産のささみを食べている時、私に「旨い」と感じさせているのは、アミノ酸調味料ではなかった。
鶏肉そのもの(もといイノシン酸)の力なのだ。
その事実に力いっぱいの拍手を送りたい。


ちなみに塩味はかなり濃いめで、パクパク食べてしまうと塩分と燻製が口内で飽和状態になるうえ、なかなか噛み終わらず飲み込むことも出来なくなりかなり危険。

以前このささみをカラオケで友人に食べて貰ったところ、パクっと一気に食べてしまったために口の中にささみが居座り続け、そのまま自分のカラオケ番が回ってきてしまい仕方なくささみを咀嚼しながら歌わざるを得ない状況となり爆笑した。
カラオケという密室をスモーク臭で充満させてしまったこととあわせて、この場を借りてごめん。

そんなわけで少しずつ口で裂きながらチミチミと噛み、ジワジワと旨味をいただくのが好ましい食べ方だと思う。
そういう意味でも、彼はおかずではなくおつまみなのだね。

もうひとつサラダチキンとの比較をすると、かなり水分が少なく身が締まっている。
サラダチキン特有の食べ終わった後に残ってしまう処理に困る汁。
あれがないのが絶妙に嬉しい。

言い換えれば、決してやわらかジューシーな肉ではない。
筋肉質でミシッとした食感だ。
しかし噛めば噛むほど味を楽しめるポテンシャルがあるため全く問題ない。
逆に余分な水分を残さないことで、保存料等を添加する必要がないのかな?

なお、夫には「パサパサしている」と不評だった。
前述の通り塩分がかなり濃くスモーキーなため、味の好みもかなり分かれるだろう。

私にはどストライクだったので、イケるかもと思った方にはぜひ食べて欲しい。
もしくは今度一本あげる。

またコンビニに置いてほしいな〜〜〜!



【追記】

減量成功のご褒美として取っておいてあるラ王うにクリ、賞味期限は今年の7/26であることが判明。

いいぜ、、7月までに美味しくいただいてやるからな、、

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