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人口の少ないエリアの地域活性化は誰が動く?私?

コロナが拡大しはじめた2020年。
私は実はその時から今年まで故郷に帰っていなかった。
最初の方は、他県にいくことさえも炎上するような時期だったので、
無論帰る選択肢はなかったのだが、
2021年後半くらいからは、徐々に遠方に行く人も増え、
そろそろ帰ってもいいかなと思い、両親に電話をした。

母「ほら、〇〇さんの娘さん。こないだ東京から帰ってきて、コロナを持ち込んだのよ。家族全員感染したんだって。怖いわね~。」

そんな、主婦の噂話を第一声で聞いたわけなので、
帰るというキーワードさえ出さずに電話を切り、
また東京暮らしの日々を過ごしていたわけである。

そして、世の中が以前の賑わいを見せてきた2023年。
少し長めの有休をいただいて、念願の故郷に帰省してきた。

私が育った町は、以前は群を名乗っていたくらいのド田舎で、
慣れ親しんだ町内は、以前に増してシャッターだらけになっていた。

以前は、そんな過疎っていく町を見てもなんとも思わなかったが、
「店タク」を運営するようになってから、
今までは気にも留めなかった個人店や町の様子を気にする自分がいた。

小さい頃には空気のように営業していた花屋さんや薬局、お肉屋さん。
ほとんどがシャッター化されており、唯一営業していたのが、ほとんど内装には手をかけていない「1000円カット」の最近できたであろう床屋さん。

都会に染まってしまった私は「こういう空き店舗を活用したらいいのに」と安易に考えてしまうのだが、父も母も店が潰れていっても大して気にしてない様子で、「ジャスコがあるしね~。」と、
大型ショッピングセンター最強説を唱えるのである。

故郷を長年離れている私は、この町の人たちからすると故郷を捨てた女に見えるかもしれないので、
偉そうなことは言えないのだが、このまま老人ばかりの町になっていくエリアが増えていくのはまずいと思い始めた。

そんな中で、最近多くなってきた地元密着の「地域町興し団体」のような若者たち。
正直彼らの活動をみて「へ~、仕事でもないのに、偉いね~」くらいしか思っていなかったが、自分の地元の過疎っぷりをみると、町を盛り上げていこうとする彼らの存在は、とても重要であり、町の光であり、もっと世の中に知ってもらう必要があると感じてしまった。
と、共に、今まで故郷を放置してきた私にできることは何かあるだろうか?とも考えるようになった。

ということで、そんな地域活性化を目指す団体を今後取材していければと思う。その中で、自分にでもできることが見つかるかもしれない。もし、取材を受けてくれる町興し団体の方がいらっしゃったら、お声がけください。

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