落下。地面に転がり呻きをあげる。

はい。
タイトル通り、落ちてしまったてんたこんです。

土日で上昇気流に乗った時点で、この状況は目に見えていました。
しかしそんな簡単によけられる筈もなく。上がった速度のまま乱気流に呑まれてきりもみ回転しながら墜落。地面に叩きつけられて「アー」と呻いています。日中摂取してしまったカフェインも焦燥感を煽り、目を閉じればフリーゲームでよくありそうなグチャグチャの赤黒い画面がノイズと共に点滅するので横たわってのんびりすることもできません。一応服薬はしました。効いてくる感じは全くしませんが。

書かなければならない使命感の下、インプットを目標に動こうとはしましたが、こんな状況になったからにはお手上げです。活字は頭に入らないし、そもそも身体が動きません。仕事はギリギリやれてはいますが、とある事情により職場はイモ洗い状態なので余計に疲労感が蓄積されていきます。感情面で淡々と過ごしたいところですが、(良い意味でも悪い意味でも)心の深い部分ををかき乱される出来事ばかり続いたのでこちらも忙しい。

詰みです。完全に詰んでます。「つらいし死のう」とぼやく僕と、「まだ光はあるから生きるぞ!」と叫ぶ僕が脳の中で大喧嘩中です。喧しくておちおち寝てもいられません。

生きることはあまりにもつらい。傍らに寄り添ってくれる人もいませんし、独りで地面を踏みしめます。仕事は負荷にはなりますが、無職の地獄をある程度は知っているので、逃げの先に希望がないこともぼんやりとわかります。死別したわけではありませんが、僕が大切に思っている人とはもう一生(電子の媒体を介さない現実では)会えないかもしれないという絶望も、じりじりと背中を焼いていきます。

布団をかぶって転がりながら、この文章をどう着地させようか、数十分は悩みました。でも答えなんてありません。希望を見出せるほど風は上に吹かないし、絶望しきるほど環境は終わっていません。


なんとなく、つい先日買った好きな作家の文章が掲載された本を手に取りました。短編集が書かれています。内容はちゃんと頭に入ってこないけれど、心の疼きだけは感じました。この作家が大好きだという感情の小さなさざなみが、いまの僕の拠り所です。


やっていきましょう。それに尽きるのです。念仏を唱えながら、投げ出さずに、ほどよく諦めて毎日を過ごしていくしかない。


お酒が飲みたい。でも一昨日モスコミュール一杯で感じた、小規模だけれど暖かい文化や文脈はもうやってこないんだろうなぁ。

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