夜明けの日記

どうせ眠れないから、すごい時間にnoteを書いている。
すごい時間……とは言ったものの、僕はこの時間がけっこう好きだ。
そろそろ朝を迎える外は静かだし、両親がトイレに起きることもめったにない。ここで澄んだ空気でも感じながら煙草でも吸うと気分がいいのかもしれないが、相変わらず僕の電子タバコは神具のままだ。

大きな希死念慮も過ぎ去って、少しぼうっとしている。鈍くなった、とも言える。感覚が鋭敏になればなるほど、絶望や不安を嗅ぎ分ける能力が増して、身も心も死の大気を吸い込んでしまうのだろう。初めから僕らは死に取り囲まれているのだ。ただそれに気づかないだけで。もっと、死に鈍感でいたかったと思う。なんてことのない小さなフックに引っかかってしまったら、ただ暗闇の中でスマートフォンの明かりを頼りに、光を感じていなければならない。その時間が何よりも嫌いだ。早々に睡眠に落ちてしまいたいのに、脳は駄々をこねて賑やかに活動している。考えが始まる前に、眠ることができたらどんなにいいか。死に鈍感でいたかった。少なくとも、朝が遅かろうがすとん、と一日の終わりを安らかに終わらせられるくらいには。

希死念慮が少し落ち着いた後、レジンをまたいじった。
身内が所属する会のバザーでレジンの作品を売ってみようか、と母親に朝方言われた。小規模で客の少ないバザーだということは知っているから、おそらくすごい値段で売りたたかれるだろう。でも、自分の作ったものが売れたら嬉しいだろうなぁ、とだけ思った。どうせ売るのは母親たちだし、似合わない人間が作っているなんてバレやしない。その点も気楽だ。

しかし売るからには商品の形にしなければならない。アクセサリーの形にするなら、百均でも手芸店でもパーツは売っている。だがその形に合わせて、ちゃんとヤスリがけをしたり、美しく作る必要があるだろう。配色を楽しんで実験しているのも、いつまでもそればっかりじゃあ完成しない。
売れる作品を仕上げる、完成度を高めることがこれからは大事になってくる。不思議と悪い気分ではない。誰かに手に取ってもらえる、見てもらえるというのは大きなモチベーションになるからだ。

日記を始めてしばらく経った。やりたいことも増えたし、できることも少しずつ(日にもよるけど)上昇中だ。
自分のペースでやりたいことができたらいいな、と思う。

ここしばらくの目標
・とりあえず本を読んで、TRPGシナリオの妄想をする
・レジンの完成度を高めてみる
・日々投げ出さずにタスクを消化していく

最後が一番難しい。職場はいま修羅場真っ最中だし、最近整頓したばかりのタスクは急激な変更も覚悟しなければならないかもしれないからだ。
でも、やっていこう。念仏を唱えながら歩き続けよう。まだ足を踏み出せるから。

もし、葛根湯ODとかの兆候が見え始めたら、ぶん殴って止めてください。
それだけが唯一の願いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?