見出し画像

セルフライナーノーツ(24~28曲目+α)

はじめに

前回ぶりです。テンタクル忍者です。
いつものライナーノーツです。相変わらずボカコレ曲で終わっています。今回は6曲でまとまりました。
毎回言っておりますが、これらは作者の勝手な言いぐさで、解釈を固定するものではないので気軽に読んでください。

㉔糖分くらくら症候群

ある意味思想の強い歌です。
作者は甘いもの大好きでして、昼は仕事をしながらジュースとお菓子を食べ、夜は作業しながらジュースとお菓子を食べ……みたいな、とても不健康な生活をしてます。
そうでもせんとやってられんのですよ。毎日悩み、不安、ストレスに苛まれて、体にぽっかり穴が空いてしまって。その穴を埋められるのは、愛でも、友でも、力でもありません。我々に足りないのは糖分だ!!!というわけで、糖分を貪り食らってます。あと塩分と脂肪分も好きです。健康診断で異常値が出るまでは許してほしい。

当初の歌詞では「愛でも金でも力でもない」だったのですが、よく考えたら金は糖分を入手するためには必須だったので、友を売りました。酷いやつだ。
ちなみにオレンジジュースを頻繁に飲んでいる理由が「ビタミン入ってるからトントンだろ」という理由。歌詞の通りです。

今回は久々に、絵についても小話。
どんなキャラデザにしようか考えてるとき、ちょうど友人と話してて、「"糖分"って単語が医療っぽい」という発言を元にナースっぽい服になりました。症候群だし。髪の毛は生クリームを意識したデザインです。
リズムに合わせてぴこぴこ動くのは一度やりたかったので、今回うまく出来て満足しました。

あとサビ等に出てくるドット絵もどきですが、これは実際にドットを打ってる訳ではなく、フリーハンドでそれっぽく描いただけなので、注視するとガタガタです。それはそれで味があっていいかな、と思ってこの形式になりました。
ところで歌詞を先に考えた上に思いつきで描き始めたため、二番でラングドシャが出てきたとき「ラングドシャってドット絵で描けるのかよ」となりました。一応それっぽく描けました。作者はブルボンプチのラングドシャが好きです。

㉕ミルクティメランコリィ

実は曲自体㉔よりも先に完成していました。何なら24を作り始める前には動画の冒頭くらいまで出来てた。
こちらはプロセカNEXT応募楽曲です。
ちなみに仮題は「アンニュイミルクティ」でした。

テーマが「カフェで聞きたい曲」ということで、歌詞も曲もかなり意識してます。
意図した訳じゃないんですが、お菓子や甘いものを連呼する曲が連続してしまいました。多分マジで糖分に飢えてたんだろうな。

カフェと言えばピアノ!アコギ!三連符!跳ねリズム!とかいう、安直な印象の詰め合わせです。実際ジャズっぽいピアノのこと何にも分からないので、めちゃくちゃ勘で打ち込んでました。間奏の打ち込み、とても楽しかったです。
あと個人的にカフェに行くのはこう、ウキウキのときよりかは、落ち着きたいときや、考え事をしたいときに利用することが多いので、歌詞やテンポはどちらかというと落ち着いた印象になりました。
就活してたときよく出先でスタバ行ってたな……なんて。嫌な思い出だ。それもミルクティーに溶かしましょうね。

テンタクル忍者コラボカフェが開催された場合、この曲関連のメニューが8割を占めるだろうなと思いながら制作しました。是非カフェで聞いてください。

㉖パラドクスパラソムニア

みじかーい!忍者の最短楽曲になりました。ブッチギリ。
実は短いのにもちゃんと訳があります。
今回どちらかというと映像に力を入れたくて、元々あまり長い曲を作るつもりはなかったんですね。それで、いつものように歌詞を書いて、フレーズ作って、あれこれ付け足して、組み立てて……ってやって、この長さに落ち着いたというわけです。これは自家発電ならではの制作方法ですね。
勿論その分、映像に力入れましたよ。久々に素材沢山描きました。当分一枚絵でいい。
あと短期集中で作ったので、制作期間も最短です。

歌詞についてですが、また夢の話ですか。
茶会目しかり、怎馬灯しかり、お前は何回夢に関する曲を作るんだという至極真っ当な意見はさておき、夢をよく見る体質なのでよく題材にしてしまうのは仕方がない。
ちなみに海に溺れる夢も、線路で脚が轢かれて千切れる夢も、実際に見たことがあります。これに関してはいつもの嘘っぱちではない。
最近夢と現実の境目が結構曖昧になってきていて、こたつで食べようとしてたうどんが突然無くなってびっくりしたり(夢から覚めただけ)、新幹線で食べようと思って買ったハンバーガーが突然無くなってがっかりしたり(夢から覚めただけ)、そんなことが多くなってきました。
まあ、この辺はちょっとパラソムニアとは別なんですけどね。
そのうち夢が現実とごっちゃになって、起きられなくなったりとか、夢の中の痛みを現実にまで引きずる可能性がありますね。嫌だー。

ちなみにタイトルの「パラドクス」は語呂です。何なら仮タイトルは「パラダイスパラソムニア」か「パラダイムパラソムニア」でした。これ略したらパラパラになるのかな。チャーハンみたい。

+α 再会とぼくらの賛歌

2周年記念として、去年のマジミラ公募に出したものを公開しました。
詳しいライナーノーツはまた別途投稿してありますので、そちらをば是非。


㉗スキャッタースクラッパー

パラパラでぶっちぎりに短い曲を作っていたのに、次いでまた短い楽曲を作ってしまった。
これが短い曲になったのも理由がありまして、ぶっちゃけ「こんな曲と呼べるか分からんものを1分以上聴かされる視聴者が可哀想」という理由です。どんな理由だよ。しかし同じ理由で短くなった創作言語の楽曲が過去にもあったりして。

スキャッターは「まき散らす」、スクラップは「切り抜く」。切っては散らし切っては散らし、重ねて崩してやっとできたと思ったらできてなくて、それをもっかい切っては散らし、切っては散らし……。
つまりは、工作・創作をしている心境のことを書きました。
書いては消し、できたと思って寝て起きたら何か違う、また消しては書き、消しては書き。そういう積み重ねをしたあと、結局は全部削りまくってできあがり。ありがちな話です。
MVではよく見えませんが、最後は重ねた全ての物を燃やしてゼロにすることで「デキアガリ」としてます。
ちなみにニコニコでは「この動画は投稿者によって修正されました」の文言がついています。実際にMVを少し修正したのは事実なのですが、投稿前にも関わらず投稿し直しではなく上書き修正にしたのは、この楽曲だから、というのもありますね。

あと、曲の後ろではボーカルチョップもどきをしています。切っては散らし。
さっきも挙げた通り、以前全く意味のない創作言語の曲を書いたことがあるのですが、それと同様に「音」として声を使いたい、と思ったのがこの楽曲を作り始めたきっかけでした。
ですので、ここの部分の歌詞はさほど聞き取れないというのが正解です。

㉘為り損ないの愛葬歌

自分がこうだったら、ああだったら。もしあのときこうしていたら、ああ言っていたら――という考えは、誰しもが持っているのではないでしょうか。そしてそれは恐らく、憧れや後悔を含んでいると思います。
貴方のことを好きだと言っていれば、ラブレターを渡していれば、恋心を飲み込まなければ。貴方は私を愛してくれていたのかな。そういう失恋の歌です。
物事のショックというのは、その物事自体を忘れていても引きずるもので、好きだった貴方の顔はもう思い出せないし、思い出したくない。そのせいで手首にも首にも傷がついて、心もズキズキするけど、貴方のことを思うと、死ねないまま。
……ちなみに、作者の想定では「貴方」は死んでないです。珍しく。この歌は死別ではなく、好きだった人が別の人と結ばれてしまった、くらいのお話。

というか、見返してみたらこんな曲ばっかじゃないですか?前にもこんなライナーノーツ書いた気がするんですけど。
逆にこれだけ同じ題材で違う曲が作れるの面白くなってきたな。

また今回の楽曲は1つ制約を設けて作りました。それは「歌のリズムが速すぎないこと」です。
98%のメロディが8分音符以上の長さでできています。ちなみに残りの2%は各サビの「〜に隠した」の「し」が子音のsで後ろにくっついてる部分だけ。誰が分かるんだこの説明。
最近知人と「最近の歌は速い&リズム難で歌いづらい」という話をしまして、それがきっかけという訳ではないんですが、何となく頭の片隅に置きながら作りました。音程もそこまで広くないので、もしかしたら1番歌いやすい歌かもしれません。本当か?

区切ろう


今回はここで一旦終わりです。
ここ数日ボカコレ関連でちょっと頑張りすぎて、もうしばらく曲作りはええわ……と言いながらDTMソフトを開いていました。なんでやねん。
今まで色んな機会でボツ曲を大量に生み出しているのですが、昨日久々に色々漁っていたらリメイク(リベンジ?)して公開したいな、と思う曲がいくつかあったので、こういうのを消化していきたいな、という次第です。

最後まで読んでくれた貴方はエクストラプレミアムゴールドテン忍マスターです。ありがとうございます。
ではまたお会いしましょう。

2023.3.19 テンタクル忍者

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?