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台湾IT大臣『オードリー・タン』に学ぶ天才児の育て方

こんにちは、
メンタルコーチ 佐藤大輔です

2016年に35歳にして台湾のIT大臣となり、2020年新型コロナウイルス感染症の大流行の際にITを駆使したマスクアップアプリの開発に携わり、台湾のコロナウイルス感染拡大を抑えた事で日本でも有名になったのが『オードリー・タン(唐鳳)』さんです。

出版された本の中では、彼が天才として成長していく過程が詳しく書いてあり、子供を天才にしたい親御さんにとって、とても参考になる内容だったと思います。

今回は、この本の内容を参考に、我が子を天才児にするためのヒントをまとめていきます。

本から外の世界を学ぶ

心臓の障害を持って生まれたオードリー・タンさんは、幼児期から外の世界で遊ぶことが出来ず、両親、祖父母、叔父叔母といった大人に囲まれて育つことになります。

外で遊べない代わりに3歳を過ぎると周りにあった本に興味を持ち、大人たちに読み聞かせをせがむようになったそうです。

外の世界を見れない代わりに本を通して世界を学ぶしかなかったため、物事に対する好奇心は人一倍旺盛で、小学1年生で連立方程式を解くまでになっていたそうです。

そんな子供にとって学校での授業は退屈であり意味の無いものとなっていたようです。

タン君の好奇心は凄まじく、周りの大人が答えられないようなレベルの高い質問をするようになり、大人たちを困らせていきます。

いじめと体罰に苦しむ

そんな優秀なタン君は2年生から優等生クラスに入ることになり、勉学への好奇心は少し満たされるようになるのですが、ここで、競争や規律が原因のいじめや体罰で苦しむことになるのです。

優秀なタン君に対する周囲の友達の妬みは酷くいじめもどんどんエスカレートしていきます。

毎日、殴られるタンくんはとうとう登校拒否になってしまい、ようやく家族に「学校に行かない」といじめられている事を伝え、家族は別の小さな小学校に転校することを決めたのでした。

父子の軋轢

タン君の父親は、家庭での体罰をする人ではありませんでしたが、息子が学校で弱虫になることには耐えられなかったようです。

男として強くなって欲しいとの思いから、父性を振りかざした厳しい規律でタン君の子育てをしてしまうのです。

学校でも居場所が無く、家庭でも居場所が無くなったタン君は本当に苦しかったと思います。

この頃のタン一家は、タン君の教育方針をめぐり家族で毎日喧嘩するようになり、これではいけないと思った父親は、自ら家族を離れドイツに留学することを決めたのでした。

父親の愛情は、時として息子に対して厳しすぎるものとなり、子育ての失敗の原因となります。

この時に、タン君の父親は、自らの子育て方法を反省し他の家族に子育てを委ねた事が、実際にはタン君にとって良かったことになるのです。

家族の愛情に救われる

厳しい父親から離れたタン君は、家族の無条件の愛情を受けるようになり、次第に外の世界との関わり方も上手く出来るようになっていきます。

さらには、タン君のような天才児を理解してくれる優れた先生達との出会いにより学校以外で学べる環境を得ることが彼の才能を大きく伸ばすことになるのでした。

特に、子供向けに哲学を教える教室で学んだことが、タン君の思考に大きな影響を与えたのでした。

オードリー・タンの哲学的思考

批判的思考:なぜ自分がこう考えるのか、なぜ他人がそう考えるのかとその理由を考える。

ケア的思考:討論の際に他人がどう感じるかに配慮する。

創造的思考:もっと独創的な考えができるかどうかに踏み込み、自分らしいものを生み出す。

数学と哲学

4年生になったタン君は、飛び級で6年生のクラスで学ばせて貰えるようになります。

ここから、ようやくタン君のは自らの知的好奇心を満たせるようになり、好きな数学と哲学を通してて物事を深く理解できるようになり、2年生から始めたプログラミングでも才能を発揮するようになるのです。

充実した日々を送れるようになったタン君は、4年生で6年生の学習を終了し台湾の小学校で学ぶことが無くなり、家族とともにドイツに移住することになるのです。

子供を尊重する教育

ドイツの学校では、5年生のクラスに編入する予定でしたが、ドイツ語の読み書きの出来ないタン君は1学年下の4年生からスタートすることになります。

ドイツの学校では、生徒一人ひとりの人格を尊重した教育が行われており、このことにタン君はとても驚いたそうです。

競争も体罰も無い、それぞれの子供を尊重し一人ひとりにベストな教育を大人たちがサポートしてくれるので、タン君の才能はどんどん開花していったそうです。

ドイツで天才児としての才能を開花させたタン君は、台湾に戻り、中学校で理解ある先生の許しを得て大学で学ぶようになるのです。

ここで、インターネット上の天才達と出会い、高校へは進学せずに社会を良くするホワイトハッカーとして活躍していくのでした。

幼少期は、古い教育の常識に苦しんだオードリー・タンさんでしたが、ドイツの先進的な教育を受けたことがきっかけで才能が開花し、自分の得意なプログラミングという特技で、社会を良くしていくことになるのです。

Xジェンダー

オードリー・タンさんは、24歳の時に性転換を行い、性別を男性から女性に変更しました。

幼少期の周りに上手く順応できない理由のひとつに、この性別の問題があったのだと推測されます。

幸い、タンさんの周りの人達は、彼女に溢れる愛情を注いでくれたので、タンさん自身がこの問題で大きく傷つくことはなかったようです。

周りの人達がオードリー・タンという人間を他人と比べず、その才能を信じてくれたおかげで、彼女は世の中を救う偉業を成す人物に成長することが出来たのです。

まとめ

親にとって、子供の才能を伸ばし社会で活躍させることが最も望んでいることだと思いますが、オードリー・タンさんの成長過程から学べることは以下のポイントだと思います。

・厳しさよりも無条件の愛情が必要
・競争よりも独自性が重要
・子供に合った環境を与える
・全てを受け入れる
・子供を信じ切ること!

これらのポイントを子育てに活かすことで、我が子の才能を発揮させることが出来るのだと思います。

今の子供達が、世界を良くしてくれると私は信じています。

子育て世代の親である我々は、子供たちをサポートしていくことが大切なのだと考えています。

オードリー・タン7つの習慣

・本はほとんどiPad Proで、必ずデジタルペンを使って読む
・大部の資料は寝る前に全ページめくり、その後最低8時間寝る
・2ヶ月に1度、常に新しい習慣を身に付けるようにする
・大勢の人のために行うことは、大勢の人の助けを借りる
・したいことをする時に、性別は考えない
・ネット上から人の作品をダウンロードしたら、自分の作品もアップロードする
・体験した出来事や物事を、短い言葉に要約する

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メンタルコーチ 佐藤大輔

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