【相場の極意】凶作に米買うな
不作、不作、となると先高を見越して、相場は高値追いになる
その上、地方や他人の商人なども思惑買いに走るし、無用の米まで買いあさるようになる。このように人気が輪に輪をかけて、先走り、実際の作柄、収穫高以上に相場が高くなり、十月ごろに高値を形成することになる。
ここで下がるかと思えば下がらず、不作人気が翌年の夏ごろまで続き、結局、この間、高値保ちあい相場を形成することになる。
しかし、所詮は下がるべく運命にあるのだから、警戒し、売り場を探ることが大切で、このことはとくと心得