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私学の魅力(緊急事態編)

今回のコロナ対応についてです。

いやー、今回は魅力と言ってしまっていいのか少し自信ありません。

私学といってもマチマチですからね。

今回のような緊急事態のときに、どういうことができるのか、お伝えしていきたいと思います。

さて、タイムラインを見ていると、公立の先生方のツートで「自治体の早い判断が求められる!」というようなものをよく見かけます。

国の対応を見ていても、対応がなかなか出せない、決められないというのは感じていると思います。

それは地方自治体とか、少し小さい単位になってもやっぱり同じです。

今回の件に関しては(先が見えないから)やむをえないところもあるとは思いますし、日本人特有の性質もあるといえばあるような気もします。

学校という観点では、この単位を最小のところまで区切ったのが、私学なんだと思います。

もちろん、私学の中には全国に系列校をもっている学校もありますし、一概には言えませんが、たいていは独立した一個の中小企業だと思います。

これ、何がいいことあるのかと。

トップと現場との距離が異様に近いんです

良くも悪くもなんですけど。

なので、国の状況が悪化したりしても、個々に動ける、判断できる。

トップが有能な場合には、的確に迅速に動くことができます。

状況によっては、かなり現場の声も聞いてくれる。

些細な文句もすぐ管理職とか校長とか理事長とかに言えちゃうことも少なくない。

今回の場合は、実際に動く現場の教員の「要望」をすぐ検討してくれるという点ではかなり助かる。

学年としては状況は悪化することを想定している、その場合の教材の配布はどうするのか、登校日はどうするのか、始業式はどうなるのか、など総合的に考えた結果、モノの移動をあまりしなくてもいいようにこの特別教室をこういうふうに使いたいのですがよろしいでしょうか?

というように具体的にもっていくと、案外希望が通ることもある。

助かることは、こちらも自分たちの予想のもとその時点ではベターだと思ったことを行動に移せるということ。

自分たちで決めたのだから、後からまた違う展開になったときも「しょうがないか」と納得できる。

第一案ができなかった場合の第二案、第三案まで考えて先を見通して動けるので、精神的な(最終的には肉体的な)負担も減らせることにもつながる。

もっとも、こういうことは別に私学だからではないような気もする。

国でも自治体でも学校でも、有能なトップは指示も的確なのかもしれない。

ただ、公立のトップで有能であるということはかなり難易度が高いような気もする。

最終的には、自分の学校だけでなく、自治体での足並みも考えなければならないという、ちょっとした(むしろ一番の)縛りがある。

自分の学校のことを優先的に考えて動ける、私学というのは、身軽に動けていいのかもしれない。

もちろん、トップが優秀であればなおさら。

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