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私学を分析する視点とその理由

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私学を外部情報から分析する際にどういうところに気をつけているのか、私なりの視点をご紹介しています。
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#教員採用試験

御三家ではないが上位校の新規採用者が中堅だったりベテランだったりした件

具体的にどこの学校かというのは伏せておきますが、表題のようなことを複数の学校で行われていることがわかったので、ちょっと記事に残しておこうと思います。 ただし、もちろん誰しもが採用されるわけではないでしょうし、その学校の考え方やポリシーに合致したからこそ内定が出ていることは念頭に置いておいてください。 年齢と採用の関係については、過去にこんな記事も書いています。 もちろん、相応の実力者だからこそだという感じになってしまいます。ただ、こんな事例もあるんだということで、知っていた

若手にぜひ知っておいて欲しい、私立学校の就職の光と影(教え子の事例3例)

【少し追記しました】 昨日、私は以下のようなツイートをしました。 ということで、リンク先に転職の「こんなはずじゃなかった」の失敗を防ぐための記事をはってあります。こちらは一般的なお話です。 教え子の話についてはボカシながらご紹介していきます。 3人の教え子は特進コースと総合コースに在籍今回、登場する教え子たちは、在学当時はそれぞれ特進コースと総合コースに在籍していました。ちなみに、その上に特進選抜コースがあることは付言しておきます。 当時の成績は3人ともズバ抜けてでき

¥500

【転職】私立学校の情報収集のしかた(基本編)【ホワイト私学】

昨日、Youtube動画の2本目を公開しました。 動画作成のあれこれについて1本目の動画はこちら。 当初は夕方に公開したんですが、ソフトをまたいで編集をしていたら意外に画質が落ちてしまった箇所があって、どうにか統合して1つのソフトだけを使うようにして再出力してアップロードかけたら日付をまたいでしまっていたんですよね。 なお、個人的に動画の出来は全然よくないです。 動画を作っている途中で内容が濃くなりすぎて、2本の動画に分けることにしました。 内容をどうにか系統立てて2

採用情報を見てどの学校にどれくらい応募するのか:求人票100本ノック①

先日、Twitter上でアンケートをとってみました。 もちろん正解などはなく、似ている学校種(都内・女子校)と応募教科が重なっていたというだけです。 どちらに応募しようか、あるいは両方とも応募しようかと悩むことは往々にしてあると思います。 今回は第1回目ということでこれらの学校を並べさせていただきました。 まず、そもそも私が設定時にミスをしていて、山脇学園中学校・高等学校は(常勤・専任)の募集になっています。 得票率が著しく低いのはこれが理由だと思います。 専任教

栄光学園中学校・高等学校の内定者を図らずも2人知ってしまった件

神奈川県の私立男子御三家の一角である栄光学園中学校・高等学校。 過去には詳細に分析する記事もブログにて公開しています。 かなりレベルが高い学校であるのは言わずもがなですが、この学校で教鞭を執るのはどんな先生なのかというのは皆さん興味があると思います。 もちろん、著名な方で経歴を明かしている方もいらっしゃいますね。 例えば数学のイモニイこと井本陽久さんなど。 ブログ記事でも紹介している栄光学園の数学オリンピックでの活躍にも貢献されていたはずです。 さて、既に華々しい

名門校や有名校でも必ずしもホワイトや安泰ではないことがある

大前提として、個々にホワイト私学の定義は異なります(いつも言っていますが)。 単純に賃金などの待遇がよければいいという方もいらっしゃいますし、生徒のレベルや保護者との付き合いやすさを重視する方もいらっしゃいます。 もちろん、全てをひっくるめてのホワイト私学だという方もいらっしゃいます。 ブログを含めて情報発信していますが、noteではもう少し踏み込んだ内容を記事にしていきたいと思っています。 求められる能力が高すぎるいわゆる御三家校などの名門校や有名校は、当然ながら生