さあ、これからどんな風に世界が見えるのだろう!
大転換期にプラハに来た、息子の変容を毎日見せてもらっている。気づきの連続で、朝の息子と夜の息子は性格が変わったかのように、毎瞬、毎瞬、どんどん変化していく。
実は、これは、誰しもがそうだと思う。毎日、毎瞬、気づきの連続で、新しい自分に生まれ変わっているのだ。
ただ、自分の変化は、自分でしか分からない。
相手がどのように変化を遂げているのかを知るには、自分が知っているこれまでの相手の情報をすべて捨てて、新しい目で見なくては、毎瞬生まれ変わっている新しい相手を知ることは出来ないのだ。
例えば、わたしが実家に帰省したとしよう。子供の頃の傷ついた残像を抱えたまま、父に会うとする。もうその時点で、わたしは父を新しい目で見ることは出来ない。傷つけられた父という、古いレンズをつけたままで相手を見ているからである。エネルギーの法則が働き、わたしのエネルギーによって、わたしが思っている、怒りに満ちた父の姿しか、わたしは見ることができないのだ。
一方、古い情報を一切知らない人が、現在の父に出会ったとするとどうだろう。古い情報は何もなく、新しい目で見ることができるので、わたしが見たことのない、現在の父の姿を見ることができると思う。もしかしたら、ユーモアあふれる姿かもしれないし、少女のような可愛い姿かもしれない。
わたしがわたしの中にある、フィルターで相手を見続ける限り、相手はその姿しか見せてくれないのだ。
そこで、(夢の中で)提案されたのが、これまでの古い情報をすべて捨てて、相手を眺めてみるという作業だ。まずは身近にいる、自分の家族から。昨日までの主人や息子やわたしではなく、はじめましてという気持ちで相手を眺めてみるのだ。上からでも下からでもなく、ニュートラルでフラットな新しい目線で、目の前の人を見る練習。
わたしは、いま、朝方の3時前に目が覚めて、このメッセージを受け取って、忘れないうちに急いで書いています。朝、皆が目覚めたら、主人にも息子にもこの記事を読んでもらって、お互いを新しい目で見る練習をしてもらう実験をしようと思います。
毎瞬、生まれ変わっている新しいわたし達。さあ、これからどんな風に世界が見えるのだろう!
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