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35年のサラリーマン生活を卒業し、独立したきっかけ ~その2~

新型コロナ禍で、勤めていた会社が一時的に在宅ワークを実施することになりました。
インターネットを中心とした広報・広告・宣伝の仕事を担当していたので、仕事自体はオフィスでやっても自宅でやっても同じようなものです。
しかし、在宅ワークは慣れていないと自分のコントロールがむずかしいものです。
ぼくを含めて、生真面目な人間は、自分自身で自分を監視しすぎてしまい、自分を追い込んでしまうことがあります。
そんな状況の中で、「定年後も働き続けられる仕事はなんだろう?」ということを考えてしまうと、自分の心が迷走を始めます。
それが長く、深くなりすぎると心を病んでしまうことにもなりかねません。
しかし、幸いにして、在宅ワークがスタートした直後に、会社業務でつながりのあったソフトウェアユーザー様から、同じソフトのユーザーを対象にしたセミナーの企画について相談をいただき、それが僕の中でビジネスの回路として回りはじめたのです。
①ぼくは実力のあるユーザーのスキルを広めたい
②自分のスキルを講座にしたいユーザーがいる
③スキルアップしたいユーザーがいる
この三つがうまく回れば、人の役に立つビジネスが生まれる!
さらに、セミナーは開催地域によって参加のしやすさに差が出るのが難点だと思っていたことが、新型コロナ禍でオンライン会議のスタイルが一気に普及したことによって、全国どこからでも参加できるようになったのです。

「これからいったいどうしていけばよいのだろう?」
と悩んでいたところに、突然、すべての食材が届けられて、
さあ、料理してください!
と言われたような気がしました。
1カ月前には想像さえしていなかった状況が、急速に転がりだしたのです。
2020年4月初旬のことでした。

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