星くんの私生活のお話

お久しぶりです。
noteの更新ができず、すみませんでした。
今後は月に一回くらいのペースで
投稿していこうと思います。


さて、今日は
"星くんの私生活" についてお話しようと思います。
長くなりますがお付き合い下さい。

今から約3年ほど前…
コロナウイルスがパンデミックを起こし始めた頃に、
星くんは ミラティブ というアプリで配信を始めました。

その頃に出会ってくれた人たちは
もう知ってくれていると思いますが、
最近出会ってくれた人たちは知らないと思うので…。

実は、星くんの現職は「獣医師」
動物のお医者さんです。

国家試験を合格し、大学を無事に卒業した星くんは、
幼い頃から憧れていた "獣医師" になりました。

初めは簡単な症例から少しずつ診察に出ていました。

就職して数ヶ月経ったある日
とある患者さんと出会いました。

18歳の老犬さんで、腎臓が悪く
毎日病院に通って点滴を受けている患者さんでした。

爆発的な感染力で猛威を振るっていたコロナウイルス。
人手が足りずてんやわんやになっていた病院。

その日はたまたま
いつもの病院の予約が取れなかったため
星くんが働いている病院を受診されたとのこと。

お家がこっちの方が近いため、これからは
星くんが働く病院の方へ通ってくれることになりました。

こうして
老犬さんと星くんの日々が始まりました。

新米獣医師の星くんにとって
毎日通ってくれる患者さんは初めてで、
当初は他の患者さんの診察が無く
その老犬さんだけの時もありました。

学生の頃に想像していたものとは違い
体力もメンタルも想像以上に必要なこの仕事。

「こんな自分にやっていけるのか？」と
不安に思うこともありました。

だけど
「今日もあの子は来てくれる」
「あの子の点滴をするために頑張って仕事に行こう！」

その老犬さんのおかげで星くんは頑張れました。

老犬さんの体調が悪くなることも多々ありましたが、
その都度治療を行い、元気になってくれました。

「19歳になったから
着物を着せて成人式の前撮りをしたんだよっ♪」

飼い主さんが嬉しそうに話してくれて
星くんも嬉しくなりました。

「なんとか20歳まで頑張って欲しいね」

そう笑いながら話した日を
今でも鮮明に覚えています。

数ヶ月経ったある日
また老犬さんの体調が悪くなってしまいました。

「今回もきっと治る」

そう思っていました。

19歳の老犬さん
人間でたとえると100歳越え

体はそろそろ限界を迎えようとしていました。

「病院に毎日通うのは負担になるから
普段はお家で点滴にして
病院に来るのは週に一回にしよう」

飼い主さんとお話ししてそうすることにしました。

週に一回
毎回会うたびに体重が減っていく
今まで自力で立てていたのに
次に会った時には
ふかふかのクッションの上で横たわっていました

だけど、それでも、
名前を呼ぶと
いつものように顔をこっちに向けてくれました。
本当に嬉しかった。

「お家で思いのままにのんびり過ごすんだよ。」
「好きなものを好きなだけ食べなっ。」

「また来週会おうね。」

朝、いつものように点滴をしてバイバイしました。

その日の夕方…
お葬式屋さんから一報がありました。

「亡くなった」と。

その時はまだ実感がありませんでした。

次の日
飼い主さんがご挨拶に来て下さいました。
その時初めて、亡くなってしまったことを実感しました。

飼い主さんと顔を合わせた瞬間
涙が溢れ出てきました。

「今までありがとう」
「先生が優しかったからこの子は文句言わずに点滴できた」
「寿命をまっとうして長生きできた」
「この子も私も、先生のこと大好きだったよ」
「これからも頑張ってね！」
「先生ご飯いっぱい食べてね！」
……………。

感謝の言葉をたくさんもらいました。
涙が止まりませんでした。

話したいことは山ほどあった。

だけど、寂しいけれど、
ずっとは話してはいられない。

他の患者さんの診察もあったため
最後に抱き合って
飼い主さんとお別れをしました。
車が見えなくなるまでお見送りしました。

仕事が終わり
家に帰ってからもしばらく泣きました

君のことは一生忘れないよ


"命は永遠じゃない"

1分1秒をもっともっと大切に生きないと
気持ちはちゃんと言葉にして伝えないと

星くんは
出会ってくれたみんなのことを大切にしたい
お仕事も、配信活動も
全力で楽しもうと思います！
全力でみんなと向き合おうと思います！

こんな星くんで良ければ
これからも付いて来てください
一緒に人生を全力で楽しもう

これからもよろしくね( *´꒳`*)


ー 天狼 星 ー