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どんな人生を歩むかは自分次第

ある双子は過酷な環境で育った。
 
 
 
 
父親は麻薬の常習者でアルコール依存症。
 
酒に酔っては母親と双子に暴力を振るった。
 
 
 
 
そんな環境で育った双子が30代になった時、
 
ある心理学者が二人を訪問した。
 
 
 
 
双子のうちの一人は薬物依存症になり、
 
妻と子どもに暴力を振るって二人に出ていかれた。
 
 
 
 
心理学者は彼に質問をした。
 
「あなたはなぜ、こんなことをしたんですか?」
 
 
 
 
すると彼は、
 
「あんな家庭で育った私に、
 
これ以外の何ができるんだ!」
 
と、答えた。
 
 
 
 
双子のうちのもう一人は、
 
大企業へ就職し、妻と子どもへの愛情を欠かさず
 
円満な家庭を築いていた。
 
 
 
 
心理学者は彼に質問をした。
 
「あなたはなぜ、こんな幸せを手に入れたのですか?」
 
 
 
 
すると彼は、
 
「あんな家庭で育った私に、
 
これ以外の何ができるんだ。」
 
と、答えた。
 
 
 
 
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双子はまったく同じ遺伝子で、
 
まったく同じ環境に生まれ育ったにもかかわらず、
 
数十年後には180度違った人生を歩んでいます。
 
 
 
 
今後どのような人生を送るか。において、
 
親の教育や生まれ育った環境、出会う人や
 
起こる出来事などなどは、
 
重要な要素になると思います。
 
 
 
 
ですが、結局一番大切なのは、
 
それについて、自分がどう捉え、どう考え、
 
どう行動していくのかなのかもしれません。
 
 
 
 
少し前に「親ガチャ」という言葉が流行りました。
 
 
 
 
子どもは親を選べず、どんな親の元へ生まれてくるか。
 
という運で自分の人生が左右されるという意味ですが、
 
 
 
 
世間から見れば「最悪な親」と位置付けられる
 
ような人に育てられた子どもが
 
ビジネスで大成功を収めたり、
 
テレビで大活躍する例は多数ありますし、
 
 
 
 
逆に、裕福な家に生まれ、大切にされて
 
甘やかされたがゆえに
 
どんどん堕落していくという例も無数にあります。
 
 
 
 
最終的にどんな人生を歩むかは、
 
本人が大人になってから
 
どのように考えてどういう行動をしていくか
 
でしかないんですね。
 
 
 
 
「自分が不幸なのは、親の教育や環境が悪い。」
 
 
 
 
という思考で "憎ん" だり "恨ん" だりするのは、
 
まさに『ほこりの心遣い』ですね。
 
 
 
 
これまでの不満を不足に思うのではなく、
 
「じゃあこれから自分はどうしていくのか。」
 
 
 
 
と、考えることが人生を好転させていく
 
一歩になるのかもしれませんね。

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