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悪因縁を果たす方法とは?

昔のことわざに、
 
「人を呪わば穴二つ」
 
というものがありますが、
 
 
 
 
これは、他人を呪って殺そうとすれば、
 
自分もその報いを受けて、
 
殺されることになるので、
 
墓穴が二つ必要になる。つまり、
 
人を陥れようとすれば、
 
自分にも悪いことが起こるという意味です。
 
 
 
 
また、
 
「情けは人の為ならず」
 
という言葉があったり、仏教でも、
 
「なんじに出たるものは、なんじに還る。」
 
「因果応報」
 
という教えがあったりと、
 
 
 
 
自分のしたことは、
 
良いことも悪いことも自分に返ってくる。
 
というのがこの世のルールなんですね。
 
 
 
 
天理教でも、
 
『いんねん』
 
という教えがありますが、
 
 
 
 
このルールは、今世だけにとどまらず、
 
前世の自分がしたことが、今世の自分に
 
返ってくる場合もあると教えていただきます。
 
 
 
 
人を助けた覚えはないのに、
 
人から助けてもらえる。
 
悪いことをした覚えはないのに、
 
悪いことが降りかかる。
 
 
 
 
こうした、身に覚えのないことは、
 
前生の自分が蒔いた種なのかもしれませんね。
 
 
 
 
おさしづに、
 
 
 
 
「病んで果たす事情もある。
 
火難盗難事情で果たすのもある。」
 
 
 
 
と、ありますように、
 
 
 
 
前世や過去の自分がしてきた悪いこと、
 
悪いんねんは、病気で精算するものもあれば、
 
災難や困りごとで帳消しにされる場合もあり、
 
病気や困りごとが起きた際には、
 
「前世で悪いことをしてしまったんだ。」
 
と、懺悔することが大切なんですね。
 
 
 
 
また、同じくおさしづに、
 
 
 
 
「いかなるいんねんも
 
尽くし運ぶ理によって果たす、
 
切る、という理から
 
思案せねばならん。」
 
 
 
 
ともありますように、
 
過去の悪事を差し引きゼロにする方法は、
 
病気や困りごとといった身上事情だけではなく、
 
『尽くし運ぶ』ことで果たすことも
 
できるんですね。
 
 
 
 
人のため、神様のために心を尽くし、
 
身を運び、時間と体を自分以外のもののために
 
使うことで、悪いんねんは切られる
 
ということではないでしょうか。
 
 
 
 
前生で自分がしてきたことは全くわかりませんが、
 
今世で病気や困りごとで苦しまないためにも、
 
自ら進んで積極的に人のために行動し、
 
神様の御用に励ませていただき、
 
少しでも今世で悪いんねんを切っておきたいですね。

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