【爆速で作曲できる!?】設定しておきたいCubaseキーボードショートカット【設定ファイル配布!】
こんんちは。
作曲家の天休です。
本日は「Cubaseのキーボードショートカット術」についてです。
Cubaseのキーボードショートカット、ちゃんとカスタマイズしていますか?
作曲は、クリエイティブな作業に見えて、そのほとんどは単純作業です。
例えば、音源を立ち上げたり、クオンタイズを掛けたり、音素材をさがしたり、などなど。
そういった単純作業をいかに高速化できるかが、作曲スピードを上げるためにかなり重要になってきます。
そして、そんな単純作業を高速化するテクニックのひとつがキーボードショートカットなのです。
Cubaseの初期設定のキーボードショートカットでもいいんですが、なるべく自分に合った設定にカスタマイズすることをオススメします。
その方が単純作業のストレスがなくなり、快適に作業できるからです。
今回は、僕が設定しているCubaseショートカットをご紹介させていただければと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!
それではいってみましょう!
1.「Caps Lock」を「↑」
さっそくCubaseのショートカットではないですが、これ多分一番重要です!
めちゃくちゃ押しやすい位置にあるのにジャマなCaps Lock。
いっそ使いやすいキーに設定しなおしてしまいましょう。
オススメは方向キーの「↑」キーです。
そうすることで、ファイル移動が高速になります。
「Alt」+「Tab」で開いているウィンドウを切り替え、「Alt」 + 「↑」でフォルダの上の階層に行くことができます。
これめちゃくちゃ便利なのでオススメです!
僕は他にも「無変換」を方向キーの「↓」キーに設定したりしています。
そうすることで、わざわざマウスから手を離さなくても、上下移動することができます。
左手の守備範囲には、結構使わないキーがあるので、思い切って設定しなおしてしまうのがオススメです。
ちなみに、キー入力を変更するのに、僕は「Keyswap」というものを使っています。
forXPとなっていますが、Windows 10でも問題なく使用できています。
変更したいキーを選択し、置き換えたいキーを選んで、パソコンを再起動するだけ。
めちゃくちゃ使いやすいのでオススメです。
2.「終了位置を右へ(左へ)」を「Alt + Shift + W (Q)」
さてここからが本題のCubaseショートカットです。
まずは「終了位置を右へ」を「Alt + Shift + W」に、「終了位置を左へ」を「Alt + Shift + Q」に設定しています。
これはもともと「Alt + Shift + ←」「Alt + Shift + →」に設定されていますが、それだとキーがめちゃくちゃ抑えづらいです。
左手で完結させるために、方向キーをWとQに置き換えてしまいました。
これはどういうときに使うショートカットかというと、クオンタイズを微調整したいときです。
例えば、ストリングスなどを鍵盤で打ち込んだ際、QとAでクオンタイズをかけると思いますが、それだとぴったりにならない時があります。
そんなとき、このキーボードショートカットを使うと、わざわざマウスで調整する必要がなくなります。
次にご紹介するキーボードショートカットと組み合わせると、クオンタイズはマウスなしで行うことができます。
3.「Right(Left)」を「Alt + Q(W)」
これもCubaseの「微調整」というフォルダーに入っているキーボードショートカットです。
もともとは「Right(Left)」が「Ctrl + →(←)」になっています。
これも初期設定だと使いづらいです。
なのでQとWに置き換えて使っています。
ちなみに、なぜ「Ctrl + Q」じゃなくて「Alt + Q」なのかというと、その方が抑えやすいからです。(実際に抑えてみてください!)
このキーボードショートカットもクオンタイズの際にとても便利です。
ノートの開始位置を調整することができます。
先ほどの「終了位置を右へ(左へ)」と合わせることで、もはやマウス不要です。
ちなみにこれらはリージョンに対しても使うことができます。
4.クオンタイズ・グリッド系
クオンタイズ・グリッド系も左手で完結できるようにしています。
「前のクオンタイズを選択」を「Shift + 1」に、「次のクオンタイズを選択」を「Shift + 2」にしています。
これはもともと「W」と「E」に設定されていますが、クオンタイズ系列を「Shift + 数字」で揃えたかったので、こう設定しています。
これは、クオンタイズのグリッド単位を変更するためのショートカットです。
例えば、8分音符の状態から「Shift + 1」を押すと4分音符にグリッドが変わります。
逆に8分音符の状態から「Shift + 2」を押すと16分音符のグリッドになります。
これもクオンタイズしたいときや、音素材を配置したいときに便利です。
また、「3連符クオンタイズオン/オフ」を「Shift + 3」に設定しています。
こうすることで、「Shift + 数字」で8分音符系から3連符系まで、すぐにグリッドを設定することができます。
5.「カーソル位置を選択範囲の左端に設定」を「G」
これは、選択したリージョンやMIDIの開始位置にカーソルをもっていけるショートカットです。
これめちゃくちゃ使います。
特にクオンタイズされていないノートにぴったりと素材を合わせるとき。
クオンタイズされていないノートを選択して「G」を押し、コピペするだけで素材を配置することができます。
6.「インストゥルメントトラックを追加」を「Shift + Z」
これは使っている方も多いかも知れません。
ソフト音源のトラックを追加するためのショートカットですね。
初期設定だと「Shift + I」になっています。
しかし、これ微妙に抑えづらくないですか……?
「インストゥルメントトラックを追加」は作曲する際に頻繁に登場するので、もっと抑えやすいキーに変更してしまっています。
自分は「Shift + Z」にしています。
この方が抑えやすく、指への負担も減るような気がしています。
7.「トラック有効化/無効化」を「Alt + T」
以前の「Cubaseテンプレート大公開」の動画でもお話させていただきましたが、僕はテンプレートでほとんどのトラックを無効化にしています。
その方がテンプレートが素早く立ち上がるからです。
そして使いたいトラックだけを有効化しています。
なので「トラック有効化/無効化」も使いやすい「Alt + T」に設定しています。
このキーボードショートカットを設定しておくことで、作曲が終わったともトラックの整理が楽になります。
使っていないトラックを「Alt + T」で無効化するだけです。
トラックを削除してしまうと修正が大変ですが、無効化しておけばリテイクにも対応しやすいです。
キーボードショートカット配布!
というわけで、僕が使いやすいように設定したキーボードショートカットを配布します!
下記URLよりダウンロードしてみてください!
https://drive.google.com/file/d/0B_f71vuq3svKN29MOVpqcVItaXM/view?usp=sharing
「Tenkyu.xml」というファイルがダウンロードされたはずです。
使い方は簡単。
Windowsの「スタートメニュー」から「Steinberg Cubase」>「アプリケーション データ フォルダー」を開きます。
その中の「Presets」>「KeyCommands」に先ほどダウンロードした「Tenkyu.xml」を入れてください。
そしたらCubaseを立ち上げて、「ファイル」>「キーボードショートカット」。
右側に「プリセット」と書かれたプルダウンメニューがあるので、そこから「Tenkyu」を選択するだけです。
これをこのまま使っても良いですし、自分用にもっと改造して使っても良いと思います!
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回は「Cubaseのキーボードショートカット術」についてお話させていただきました。
ショートカットを設定するときに一番重要なのは左手だけで完結することです。
そうすれば、右手でマウスを持ちながら作業をすることができます。
今回ご紹介させていただいた例を参考にして、ぜひ自分なりのキーボードショートカットを設定してみてください!
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