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黒を買わない

最近の服の買い方マイルールに「黒を買わない」というものがある。

試験的に自分で試している買い方なので、黒が悪いとか嫌いとかそういう話ではない。

黒という色は、服を着る上で非常に取り入れやすいと思われがちで、実際に取り入れやすい色だというのは間違いではないと思う。
そんな「黒」という色を買わないようにしようと思ったのには2つ理由がある。

「1つ目の理由は黒い服を着ると気分が落ち込むから」
とかつまらないことは書いていないので安心してほしい。

1つ目は、困ったときに「黒」い服に逃げてしまいがちで、自分の着こなしがつまらなくなってきたこと。
要は、ちょっと自分の服の着方に変化を与えたくて、その方法として「黒を買わない」という方法をとってみようということである。

黒い服を持っていない人はあまりいないはずだし、全人口に持っている服の色の統計をとったら、十中八九「黒」が1番になるんじゃないかと思う。
それでいて(少なくとも世間一般的な解釈では)無難な色であるから、困ったときの色としてチョイスしてしまいがちなのである。

ご多分に漏れずぼくもその一人で、そんな自分の服の選び方に少し飽きてきたのが一つの理由である。

ラーメンを食べに行くために黒い服を選ぶのではなく、色を纏って川沿いを散歩するような、そんな服の選び方をしたい。


2つ目の理由は、黒い服を着るのが難しいと感じ始めたこと。

単純に服を値段で比べるのはナンセンスではあるが、黒い服は値段と見え方がわかりやすく比例するものだと思う。

いいものはいいし、悪いものは悪い、それ自体は変わらないんだけど、他の色に比べてその違いが特に顕著に出る。
黒をうまく着こなすよりも、色を使った着方を考えたほうがよっぽど簡単なんですよ。
勿論、楽するわけではないけど。

黒を突き詰めるのも楽しいんだろうけど、自分にはまだ早いし、あまり向いていない気がする。

いつでもぼくは、自分のベストだと思う服の買い方をしている。
今は、「黒を買わない」ことがベストな買い方だ。


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