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障害年金請求事例・脳脊髄液減少症

請求日:2020年3月
病名:脳脊髄液減少症
結果:障害基礎年金2級
請求方式:事後重症請求
年金額:年間78万円

就労状況:していない
一人暮らし:していない
障害者手帳:なし
家族構成:配偶者、高校生と中学生の子供3人
生活する上で困難なこと:数年前の交通事故をきっかけに発症。起き上がると頭痛がし、ほとんどの時間を横になって過ごす。家事は家族が行っている。

この事例では、交通事故をきっかけに脳脊髄液減少症を発症し、日常生活において重大な制約を受けています。もともとムチウチと診断され、後遺障害も14級と認定されたが、症状の進行により起き上がるだけで強い頭痛を感じるため、1日の大半を横になって過ごさざるを得ない状況です。

就労が不可能な状態で、家事も行えないため、家族がその負担を担っています。特に、高校生と中学生の3人の子供を持つ家庭においては、生活の維持が一層の困難を伴います。このような状況の中で、障害基礎年金2級の受給は、家族の経済的な支援となっており、年間78万円の年金は家計の一助となっています。

しかし、障害者手帳がないため、その他の福祉サービスや支援の利用に限界があり、日々の生活や医療に関して家族に大きな負担がかかっています。この事例は、重度の健康障害を抱える家庭が直面する日常生活の困難さと、障害年金が果たす重要な役割を浮き彫りにしています。

特に、交通事故のような突発的な事故により生じた健康障害は、家庭生活に予期せぬ影響を及ぼし、経済的、心理的なサポートが不可欠です。障害基礎年金のような社会的支援制度は、こうした家庭にとって生活を支え、将来への不安を和らげるために重要な役割を担っています。

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