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クエスト性のあるコミュニティとお金と戦わないトークン発行に挑戦してみる

こんにちは!tenpapaです!

今回は、先日HENKAKUコミュニティ内でのトークンエコノミーのミーティングの内容をお届けしたいと思います!

この記事は自分自身のための頭の整理にも使っていますので、少し変な日本語が入っていたら、すみません。。。笑


前回までの課題感

前回の記事で、課題感として「トークンの使い道を作ったけれど、それを利用してくれる人を増やすのは大変」という事を紹介しました。

この課題は、引き続き課題感として持っていまして、自分の中で抜本的な解決策を思いつかずにミーティングを迎えました。

15人も!集まったトークンエコノミクスのMTG

「トークンエコノミクス」って聞いただけで難しそうですし、とっつきにくそうなので、毎回固定メンバーでのミーティングが多かったのですが、先日のミーティングでは新しい方も含め15名のメンバーが参加してくれるミーティングになりました。

おかげさまで、僕が一人で頭を抱えていても全く思いつかないようなアイデアが出てきて、非常に良いミーティングだったと思います。

クエスト性のあるコミュニティ

今まで、トークンエコノミクスという事で「トークンの使い方」を考えるあまり、「コミュニティ内での過ごし方の充実」という観点を忘れていたような気がします。

クエスト性のあるコミュニティとは、例えばHENKAKUコミュニティにて…

  • 10回以上のイベントに参加したら、イベント参加勲章

  • 自分でweb3のプロジェクトを動かしたら、web3プロジェクト勲章

  • Solidityを学んで、HENKAKUコミュニティに貢献したらsolidity勲章

みたいに、HENKAKUコミュニティ内での活動の結果を勲章としてもらえるようにするというイメージです。

今までもHENKAKUコミュニティ内のイベント毎にPOAPだったり、MintrallyでのNFTをGET出来ていたのですが、上記のイメージとしては大学のようにHENKAKUコミュニティ大学的な感じで学位としての勲章のように考えています。

HENKAKUコミュニティは、web3を体験できる貴重なコミュニティでもあるので、そこで活動したという実績を大学のような学位という形で発行することによってコミュニティへのコミット度合いを上げていこうという試みです。

コミュニティでの活動が楽しい!というモチベーションは既存のまま残しつつ、プラスアルファで学位?勲章?をGETしたいぞ!というモチベーションでコミュニティに関わるという新しいカタチは面白いなと感じた瞬間でした。

お金に換算されないトークン設計

「HENKAKUトークンはお金に換金できない」という特徴については下記の記事で詳しく解説しましたが、お金に換金できないとしても「お金に換算してしまう」のは人間の性とも言えます

例えば、約1時間の活動に対して100HENKAKUもらえるとすれば、時給1000円くらいかな〜と考えられてしまいます。

もちろん、公式的にコミュニティが発表していないとしても、現実のお金が存在する以上、そのお金の価値との比較をしてしまいます。

そこで、

  • 貰えるトークンを乱数にする

  • トークンが貰えるのは何かの結果を残した後に、結果の客観的な評価によって決める

といった事が考えられます。

貰えるトークンを乱数にする

イメージとしてはカヤックさんのサイコロで給与が決まる的なやつです。

貰えるトークンを先に決めているから、現実のお金の価値と結びつけてしまうので、それをランダムにすることで、その考え方から脱却する事が可能になります。

結果を残したあとに評価してトークン配布

イメージとしては、PICSY(ピクシー)のようなカタチです。

PICSY(ピクシー)という言葉を聞いたこと無い方も多いと思うので、下記の公式サイトからの解説を記載します。

医者は患者を薬漬けにすると儲かるという問題があります。薬をあまり与えずに、患者を元気にすることができれば、その方が良いのですが、患者を健康にすると否とに関わらず、とにかく薬を与えた方が儲かります。これは、医者には医学的な専門知識があるけど、患者にはないという情報の非対称性の問題です。患者の無知につけこんで不当に儲けているわけです。

患者が医者の処方を正しく評価するのは難しいです。あるいは、評価できるようになった時、つまり治った時には、支払い(決済)が済んでしまっており、既に医者と患者の関係が切れてしまっています。

そこで、PICSYでは、関係が切れないようにします。その患者が元気になって、社会復帰し、バリバリ働けるようになれば、その収入に応じて医者の収入も変動する(伝播する)ようにします。

その患者の職業が、ラーメン屋だとします。患者が健康になり、ラーメンを売るようになると、その収入の一部は、ラーメン屋=患者を通じて、医者まで流れていきます。健康にならなければ、流れていきません。

そのような仕組みを導入すれば、医者は患者に対し、より早く健康になるような処方を施すことでしょう。逆に無用な薬を与えて患者を一向に健康にしないような医者は、伝播してくる部分の儲けが少ないので、PICSYの世界では、あまり儲からなくなります。

PICSY(ピクシー)とは?

この方法を取ることで、上記の例で言えば、医者は患者を健康にさせるという本来の目的に専念することが出来るという事です。

トークンエコノミクスだけど、トークンを忘れる

トークンエコノミクスと聞くと、どうしてもトークンを使ってどうしようか?と考えるのが普通なのですが、上記の2つのように(特に後者は)トークンを回すというよりも、トークンへの意識を極力無くして、結果に集中してもらうという点は大事なポイントです。

今の執筆時点で、「じゃあ、これをHENKAKUコミュニティ」で試してみようぜ!と大きな一歩を踏み出すのに十分な自分の考えはまとまってないのですが、少なくとも自分の中での手詰まり感のようなものは解消されたのは間違いありません。

次回(もしくはさらに次回www)には、「これやろうと思います!」の報告をnoteで出来るように、また活動していきたいと思います!

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