見出し画像

保護者へ入園説明(持ち物)動画を配信することで時短に | 認定こども園善隣園

 2021年1月、認定こども園善隣園は動画配信アプリ「てのりの」を使って入園説明動画の準備を始めました。

 例年、新入園児の保護者を集めて「持ち物説明」「お部屋の使い方」「重要事項説明」を行っていましたが、コロナ禍ということもあり、密を避けるため個別面接のみの実施を決めました。

 そこで個別面接の前に、入園説明動画を視聴する時間を設けたそうです。

ちなみに「てのりの」動画視聴の際、ログインに必要となる「施設コード」は、「入園のしおり」とともに入園決定者の方に送付。
また登録方法も同時に送付し、「もし操作方法などわからなければお電話で受け付けします」とご案内したそうですが、保護者からの問い合わせはゼロ件だったそうです。

入園説明動画は6パターン

 同園が準備した動画は6パターンです。

入園説明動画
①重要事項説明
②入園説明
③持ち物説明動画(乳児)
④物のしまい場所(乳児)
⑤持ち物説明動画(幼児)
⑥物のしまい場所(幼児)

  以下、スマートフォンから見た「てのりの」画面です。

画像5

 乳児・幼児では持ち物が異なるため、それぞれの保護者が見てわかりやすいよう別々の動画をアップしたそうです。

持ち物説明動画

 持ち物動画は、保護者に「園のしおり」を確認してもらいながら、補足説明をするスタイルで撮影されました。

 布団カバーの実物を手に、布団に被せる部分(上下が袋状になっているところ)がわかりやすいよう映り方を工夫。

画像1

 また上履き袋については、実際に上履きを出し入れするところを撮影されていました。

画像4

入園説明の動画撮影2つのコツ

画像2

 園長の田代先生による、重要事項説明のひとコマです。

 入園説明の動画撮影のコツとして、以下2つのポイントを教えてくださいました。

入園説明の動画撮影2つのコツ
・差し替えができるよう、細かく動画を区切っていくことで撮り直しを防止
・話し手の前にカメラマンを配置し「頷いたらいったん動画を一時停止にする」など連携を行う

保護者から見た入園説明動画の3つのメリット

①「入園のしおり」のイラストだけでなく、布団カバーなどの持ち物を様々な角度から立体的に理解することができる
②登園してからの流れ(持参した物のしまう場所・しまい方)を父・母・祖父母などの保護者間で共有できる
③たとえ忘れてしまっても、動画を視聴して何度も確認できる

 とくに②の場合、送迎に慣れない保護者は「登園してからの流れがわからず困ってしまう」ことが多くあります。

 園からこのような動画が配信されることは、スムーズな登園とともに保護者の安心にも繋がります。

動画を見た保護者の声

 入園説明動画を見てからの入園面接だったため、保護者からの質問にピンポイントで答えられたそうです。

「布団カバーの縫い方について質問をいただいた場合でも、『実際はこうなんですよ』とその部分だけお見せすればよかったので、説明の時短になりました」と田代先生。

 園だけでなく保護者にもメリットのある入園説明動画。
 2022年度の入園説明時に、動画配信アプリ「てのりの」の使用についても同意が取れれば、その後の導入もスムーズです。

  ---------------------------------------------------------------------------

 てのりのでは、園で今すぐ使える保護者向けのご案内文書・同意書をご用意しています。

 詳細リンク:保護者へのご案内方法について(ご案内文書テンプレート)

画像3

●認定こども園善隣園
 神奈川県横須賀市にある認定こども園。平成29年度より幼保連携型認定こども園へ変更し事業を展開。保育理念「神様から託された子どもたちを、人格ある存在として大切にする」のもと、キリスト教の考え方を基盤として、家庭的な保育を行っている。同市内に分園こばと園がある。http://www.yokosuka-ccc.jp/zenrinen.html