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手のひら先生の高麗手指鍼療法 59 関節リウマチ治療理論と治療方法の解説 1/2


手のひら先生の高麗手指鍼療法は、韓国で生まれた手指鍼療法そのままではありません。

基本的なツボや五行理論を踏襲したりするまでは同じものです。

しかしそれでは免疫疾患のリウマチやがんその他の免疫疾患は治せません。

現代我々が理解している免疫システムは、古代の治療家は知る由もないものでした。

世界中で行っている鍼治療のほとんどは二千年前に考えられたものをひたすら踏襲することだったので、現代知られている免疫システムを調整するこ出来ません。

この調整をする方法は手のひら先生が発明したものです。

進化してきた人間にはその痕跡が体に隠れています。

このことを感じ取ったのがフランスの耳鍼発明者、ポール・ノジェ博士でした。ただし博士がフェーズとして分けたものが、進化の痕跡を表していると認識されていたかは分かりません。

それを手のひらにもフェーズⅠからⅢに分けて発掘し、そこに現れるツボの運用をすることでいままで治療困難な病気にも対処できるようになりました。

今まで誰も鍼灸治療が進化と深い関係があったことなど、思いもかけないことであったので理解が難しのかも分かりません。

さらに鍼治療によって免疫を調整できる方法があるとは、誰も考えたことがなかったものです。

誰も踏み込んだことがなかった世界でしたので、出版してもほとんど理解されず反響もなかったのでしょう。

さらに近年になって脳は研究が進み解明されてきました。

脳を動かし刺激抑制することが出来るのは、ノジェ式の耳鍼と手のひら先生の高麗手指鍼療法だけです。

自分で考え自分で治療してきてごく自然に行ってきたことなので違和感なくきました。

それに気が付いたので本日はこの二つを出来る限り理解されるように説明いたします。

手のひらには人間が進化してきた痕跡が刻まれて隠れている

韓国手指鍼学会 柳泰佑会長が手の中に気の流れを発見したのが約五十年前でした。

この気の流れを体に流れる経絡と区別し気脈と呼びました。

それと同時手のひらが、体のどの部分と対比するのかも発見しました。

高麗手指鍼が伝統的な鍼技術や新しい針術と比べて、あらゆる病気を治せてきたかと言うと残念ながらそうでありません。

その理由は高麗手指鍼の持つ秘めた力、隠されていた力を引き出せていなかったからです。

ただ初心者が理解不足で治療したけれど結果が良かったという、奇跡みたいな結果を起こす確率が高い治療法でもあるのです。

これは手指鍼の特性であるかもしれません。

金成万先生がいみじくも「初心者が経験豊かな私と同じように治せたことがある」と嘆いていたのは、隠れている高麗手指鍼のツボや力を知らないからでした。

先生はもとヤクルト監督野村克也さんに招かれた後、末期の癌でも治すとテレビで紹介されて有名になった方でした。

そのような有名有能な先生でも、手のひらに進化の痕跡が刻まれていて、それを刺激することで思いもかけないような治療効果を、なぜ引き出せたのかは分からなかったようです。

それでも末期がんを治療できていたのは、鍼治療の優れた一面です。

先生が仰ったのは「鍼一本一本に気を込めて打つから治せるのだ」と言ったのは達人のみが言える言葉であり鍼治療の真実でもあります。

2019年に出版した「手のひら先生の高麗手指鍼療法」には、鍼治療が進化と関連していることを書きましたが、理解できる人は少ないようでした。

そのことはnoteでも前に書きました。

インスピレーションを貰ったのは、耳鍼発明者のフランス人医師 ポールノジェ博士でした。

博士が考えたフェーズを手のひらにも発見し、フェーズとは何を指し意味するのかを考えて検証したところ、それは人類が進化の段階を意味していることが分かりました。

ノジェ博士は5から6まで見つけたと言っていますが、魚 鳥 人間のほか、鳥と人間の間には「カモノハシ」のような、鳥と哺乳類の間の生物がいたことを意味しているのです。

治療についてはどのように使うかと言うと、腰痛肩こりなどの運動疾患治療ならフェーズⅠだけ使えば十分に効果が出ます。

難病と呼ばれるものを治療する場合には、フェーズⅡとⅢまでのつぼを調整しなければなりません。

さらに手のひらに脳のツボも発見しました。

これは韓国でも見つけていないものですが、これもフェーズⅠからⅢまであります。

このツボも必要なら治療するので効果が高いのでしょう。

身体から脳のツボまで進化に沿って現れるツボを調整するので、治療効果は高く出るのでしょう。

フェーズは3つに分けていますが、ノジェ博士は5から6あるというのは鳥と人間の間に(カモノハシ)のようなものがいたはず

フェーズの意味を考えていた時にその差を区別するものは、臓器の進化や増加です。

人間と魚の臓器を比べればほとんどが魚の時に備わっていたことに驚かされます。

魚から鳥になれば鰓から肺になり、2サイクルの心臓が4サイクルに変化します。

鳥から人間になると子宮と言う臓器が出来ます。

鳥は恐竜の仲間と言いますが、恐竜は羽毛を備えていたそうです。

そしてカモノハシです。

カモノハシは水かきをもち嘴を備え、さらに卵を産み乳腺を備えるのです。

哺乳類に分類されます。

動物分類学上では爬虫類に近いようです。

進化を細分化して研究しても治療にどの程度貢献するか疑問です。

ノジェ博士がⅢ分類したように、魚鳥人間でも鍼治療効果は上げられます。

免疫システムは常に今も進化しているが、魚から鳥になる時に大きく変化した

自然免疫と知られるものは魚の時代に備わっていました。

リウマチと最も関係する免疫はこの自然免疫になります。

後に鳥になってから備わる獲得免疫によって、癌を探しだす能力を備えるのです。

最近この免疫もリウマチに影響するという研究がされたようですが、抗リウマチ薬やステロイド、生物的製剤の長期服用による影響があるのかとも考えています。

関節リウマチを治療していくときに、常にこの免疫システムの回復状況を検査します。

するとフェーズⅢ 人間になって備えた獲得免疫を検査するのですが、これが真っ先に回復してきます。

次の段階はフェーズⅡ の鳥の時代です。

最後に残るのがフェーズⅠの自然免疫になるので、やはりこれが関節リウマチの根本原因であることが分かります。

免疫は自然免疫獲得免疫と分けられ、その働きの解明も進んできたがコントロールすることは出来ていない

コロナウイルスで俄然注目されている免疫システムですが、免疫を高めたり働かなくすることは薬などで出来ます。

しかし免疫の暴走を抑えることが出来ないので、肺に重篤な炎症を起こしてしまいます。

リウマチの薬は抗リウマチ薬で免疫の働きを抑制していました。

ステロイドで炎症を抑えていましたが、その効果は限定的で十分ではありませんでした。

そこで新たに出現したものが生物学的製剤で、コントロールできないなら免疫をゼロに近く働きを止めるものでした。

副作用が強く初めから使用できない患者がいました。

副作用がでなくても使い続けると後になって重篤な内臓疾患を起こすと、何人かの医師が警告を発し始めています。

人類は何千年もの間このリウマチに苦しんできました。

未だ免疫を自由にコントロールすることが出来ていません。

手のひら先生が発見したフェーズごとの免疫と関係するツボは、鍼理論を使うことで自在に調整できることになります。

免疫システムはシステムとして故障した場合は、自ら備える修理システムを動かせば治るのです。

それを働かせるためにいくつかの工夫は必要ですが、自動で治せるようになります。

免疫システムは短時間に出来上がったものではありません。

魚の時代は4億年前と言われ、人間になっても600万年です。

出来上がる途中にそれこそよく言われる「自然治癒力」が働くようなものを備えてきたと考えるのが自然なのです。

そのスイッチを見つけ出したのが「手のひら先生の高麗手指鍼療法」であり、鍼治療理論の数々です。

近年解明されてきた脳を治療できるようにツボの研究をしてきた

イスラエルの科学者が研究しているようですが、脳の免疫免疫が我々にとって重要な課題になっています。

関節リウマチとの関係が著書で述べられてるを家ではありませんが、身体の免疫が異常になっていれば脳の免疫が無関係という事にはなりません。

この本には脳の免疫を正常に保つには、脳血液関門がネックになっていて調整することは難しいと述べられています。

手のひら先生の高麗手指鍼療法の免疫調整では、このことはすでに解決済みになっていました。

もしかするとそのことが「関節リウマチ治療」がスムーズに行われ、早く検査数値の改善や関節の痛み腫れが無くなるなどの効果を出しているのでしょう。

このことから考えると、難病と呼ばれる疾患には脳神経の免疫度も改善しなければならないと考えます。


本日は長くなりましたのでここまでにいたします。

次はサウンド・アキュパンキュチャも含めた関節リウマチ治療の全貌を紹介します。


私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

サウンド・アキュパンキュチャは本の最後に数ページですが記述しております。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

最後まで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。感謝いたします!!

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。