見出し画像

手のひら先生の高麗手指鍼療法 37   関節リウマチ治療法 鍼灸では早くから原因が分かっていた?


鍼灸医学は東洋医学ともよばれますが、二千年三千年とも言われています。

中国がもっと考古学を真面目にしていれば、個人的には東洋医学は紀元前一万年は遡れるのではないでしょうか?

源典とされる「黄帝内経素問霊枢十八巻」が書かれたのは、紀元前256年と推定されています。

断片的に布などに書かれていた痕跡が発見されたのは、紀元前の夏国の時代と言われていて、およそ1900年頃と言われています。

文字で書かれていたことから類推すれば、鍼の起源は1万年昔からと考えられると私は思っています。

ロマンあるでしょう?

東洋医学二千年の歴史の中ではお灸の先生が原因(免疫疾患と)を知っていた

大正時代に活躍された澤田健と言うお灸の先生がいました。

先生の見学記をまとめた「鍼灸真髄」には、関節リウマチの治療法が書かれています。

書いたのは代田文誌先生でした。『先生はリウマチは腸に熱を持ったから起こると言って、次々と患者を治していた』

いまとなっては分からないのですが、なぜ師はこの結論を導き出せたのでしょうか。

治療法はお灸と柔道家でしたので整体を同時に行っていたそうです。

お灸のツボが書いてありますが、これで関節リウマチを治したという鍼灸師には、残念ながらお目にかかったことはありません。

澤田健師がリウマチ患者を治して名声を得ていたことは分かっても、その治療法が正確に伝えられたかと言うと疑問です。

鍼灸師の業はそばで見ていても真のところは分かりません。

初心者の代田文誌師では見落としたところがあったか、敢えて肝心なところは書かなかったのかもしれません。

治らない方法が書かれていても、お灸の効果は多少なりとも効果は出ていたはずです。

腸の熱が原因と言うのは現代医学でも証明されている

小腸には無数のリンパ節が備わっていて、人間の免疫システムの中心になっています。

NHK番組「人体」ではこのメカニズムと、腸内細菌の働きと役目が解説されていました。

脳の熱と言うのは炎症のことを意味し、東洋医学で言う「虚熱」のことを指します。

澤田健師がなぜこのことを思いついたのか疑問でしたが、私が高麗手指鍼を学ぶようになってから分かったのが、韓国に渡っていたことが根底にあるのだと思いました。

澤田氏は数年韓国国内を放浪して何かをつかんだのち、帰国して開業に至った経緯がありました。

我が母校の東洋鍼灸専門学校創立者柳谷素霊師も、同じく韓国から帰国した後「古典に還れ!」とか「経絡治療の研究」を始めたことは、なぜかガッテンが行くのです。

腸の熱を取るのは高麗手指鍼では簡単

韓国には瑞岩と言うお坊さんがいて、五行理論として気の乱れを調整する方法を考えました。

これは中国でも日本でも完成できなかったもので、画期的なものです。

気が弱っていれば補の鍼、強ければ寫のはり、寒さが入っていれば寒の鍼、熱があれば熱を取る鍼をします。

7つの異常すなわち邪を調整する方法を考えました。

日本では経絡治療として研究したそうですが、完成しなかったそうです。

この理論があったことで高麗手指鍼が成果を出せているのでしょう。                                                                                                                      腸の熱を取っても関節リウマチは治せない

免疫が異常になっているので炎症が腸に起きているのです。

炎症が起きている時は熱方を処方しますが、このことによって血液循環が良くなり免疫も上がります。

腸の炎症を取っても治るわけではないので、全身の免疫システムも同時に治療しなければなりません。

関節リウマチは全身の病気なので、関節だけ腸だけの治療を行えばよいわけではありません。

免疫システムを元に戻すには「手のひら先生の高麗手指鍼療法」

手のひら先生の高麗手指鍼療法では関節リウマチの根本治療を行うことが出来ます。

(1)免疫システムを正常にすることが出来ます。その免疫は原始免疫・獲得免疫両方を正常にします。
(2)ニードルキーパーを使用し経絡調整をすることで、血液循環を良くし回復力を強めます。
(3)経絡調整によって根本治癒を図ります。


まとめ

1、日本のトップ鍼灸師は戦前なぜか韓国に渡っている
2、そこで何か学んだらしい
3、私には想像が付きますが
4、どこの国にも天才の治療家はいた
5、東洋医学は治療法の宝庫です


私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。

他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

最後まで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。感謝です!!

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。