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妹のパーキンソン病治しましたが、それが何か?  手のひら先生の高麗手指鍼療法 21


タイトルが刺激的ですか?

妹のパーキンソン病まで治せるとなるには開業してから20年以上の経験と思考の時間が必要でした。

再開業してから何でも治せるまで20年かかりました

何とか親に許されて自宅で治療院を開きました。

最初の何か月かは前のところから引き続き来てくれた、寒冷蕁麻疹の患者さんたったお1人でした。大学院生でしたが全快した時は顔つきが大きく変わっていました。

蕁麻疹でで来られていたのですが、根底にある原因はストレスからくる自律神経失調症です。

最初ボーっとした顔の輪郭がきりりと引き締まり、「やはり大学院生の顔つきだなあ」と感心したのを記憶しています。いまなら自律神経の調節ははるかにレベルの高いところで治療できますが、当時でさえ高麗手指鍼では治療できていました。

免疫を上げる方法は再開後3年以内に発見しました

来る日も来る日も患者はゼロでした。半年過ぎたころから母親や妹の知り合いが、1人2人と来ていただき平均1日1人の患者数になりました。

毎日が日曜日のようでしたので持っていた本を片端から読み込むことにいたしました。

その一冊は立川志らく師匠のおじいさんの名著「お灸で病気を治した話」でした。ガリ版刷り(今の人は見たことがないでしょうね)十三巻はアイデアの宝庫で、様々な先生方がお知恵拝借としていることが良く分かりました。

そんな中がん治療で有名な私の先生金成万さんのように気で治すことは出来なくても、免疫をあげられるようなツボを探しシステムとして治療できたらと考えていました。

ある本を読みこんでいたらここのツボを刺激したらどうだろうかと突然アイデアが湧きました。その後患者さんすべてに処方していましたら、癌患者さんのお一人が、医師が開設しているがんの病院に行ったところ「なんでこんなに免疫力が高いんだ」と驚いたそうです。

その後「手術後に腸が癒着したため痛みに耐えられない」患者さんが来られ、10回以下の治療回数で完治しました。その後同じ症状の患者さんはほぼ全員を完治することが出来ました。初めは高麗手指鍼の持つ力で治せていたのかと考えていましたが、同じ鍼の治療院から流れてきた患者さんがいました。

そこで今までの腸の癒着を起こした患者さんの処方を検証したところ、免疫度を上げる処方をしておりこれが大きな役目をしていることが分かりました。

いまは腸の癒着は免疫度が低下したことが原因で起こると究明し、たった数回10回以下の治療で何年も苦しんでいた症状を完治させています。


進行の遅いがんでしたらステージ4でも効果ありましたが、進行性の末期がんについてはパワー不足に感じていました。

そのためいかにしたら免疫力をさらに上げられるか研究を行い、最近になってどうにか一つ解決策が出ました。

これで免疫調整の方法は完成したと確信しました。


東洋医学はアイデア次第で無限の発見が

東洋医学の古典や研究者の本には、無限と言ってよいほどアイデアが詰まっています。

アイデアを整理する方法に、川喜多二郎教授のKJ法や 中山正和さんのNM法それに最近ではマインドマップなどがあり、思考整理には便利な道具が揃っています。

トニー・ブザンと言う名前は記憶法の研究者として覚えていましたが、10年後にマインドマップの開発者として有名になっていたのには驚かされました。

「想像力とは新しいものを生み出す力ではなく、既存の知識を少し歪める能力である」ガストン・バシュラール フランスのと哲学者の言葉でいまは想像力の定義になっているそうです。

「五行の色体表」代田文誌編 という診断に使う一覧表がありますが、この中にもアイデアが湧いてくるものが様々載っています。まさに想像力が発揮される元がここにあります。

見方集め方を変えることにより、東洋医学鍼灸治療も変わってくるはずです。


研究と経営同時はきつい SEOの問題


とは言え治療院を経営していかなければなりません。

最大の問題が宣伝です。

戦後昭和の時代から平成でも、大きな役目を担っていたのは口コミと言う人から人への宣伝でした。

それが私のところのように駅から離れて住宅街の中という立地条件、自費診療、ほかでは治せない病気治療、という条件になるとなかなか条件に合う方が近くから来ていただけません。

それが開業3年目からヤフーの定額ネット接続が始まり、全国から求めて患者さんが来てくれるようになりました。

検索エンジンがヤフーからグーグルに代わると順位が激変するようになり、見よう見まねで素人が太刀打ちできることが出来なくなりました。

SEO業者の分析も精緻になって来て、上位に表示されるにはほぼ同じような内容になってきたと聞きましたが、将来的にはどうなっていくのでしょうか。

本当に困っている病人に探してほしい

私が激しい蕁麻疹で苦しんでいたのは40年前でした。病院では治らないと言われて、すがるのは民間療法だけでした。

その資料を得られるのは、東京駅のそばにある「丸の内ブックセンター」でした。ここには出版された様々な治療法を唯一探せたのです。まさに宝庫でした。

いまはネット検索と言う便利で簡単なものがありますが、あの時の私のように宝庫として探せているのでしょうか。

まとめ

1 鍼で病気を治したいなら20代から参入すべき

2 鍼治療を研究したいなら、KJ法 マインドマップ などのツールを学ぶべき

3 今に合わせた宣伝方法をまなぶべき

4 まず先に東洋医学的思考を学ばなければならない

5 治せる鍼灸師への道は険しい

私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。