手のひら先生の高麗手指鍼療法 68 手のひら先生の高麗手指鍼療法とはどのような治療法? 解説の4
「はりイタイ?」て言った外人さんがいましたね。20回ぐらい治療した後はリウマチの痛みがなくなってきたので、痛いとは言わなくなりましたが。
高麗手指鍼は掌と指に鍼を刺すので確かに痛いです。
当院に来られる患者さんで腰痛肩こり、慰安のための鍼治療の方はいません。
病院では治らない病気に困って最後の頼みの綱とおもいで来ていただいた方たちです。
しかしもっとよくしよう、もっと高性能にしようとするとさらに鍼の本数が増えて、さらに痛くなってしまうのは皮肉なことです。
治療が進み病気が良くなってくると鍼の本数も減ります。
そのことだけで体が良くなってきたと治療家は知ることが出来ます。
身体の反応は正直です。
1、痛い!
開業当時の患者さんは紹介で来られた患者さんだったので、ほとんどがイタイイタイの合唱でした。
それが3年もすると全く聞かなくなりました。
「おかしいな?もしかすると腕が上がったのかな」とうぬぼれて、常連さんに聞きました。「鍼痛くないですか?」「痛いに決まってるじゃないですか!」と怒られてしまいました。
痛いのを我慢するか、病気が治るのがいいか。
勿論後者ですよね。
2、痛みは脳で感じているんだ!腰ではない
「腰が痛いんです!手のひらではないんです」金成万先生がベトナム従軍で激しく腰を打ち、退役しても大学に戻って学べないほど苦しんだそうです。
全国を回って治療家を探し回りとうとう釜山の高麗手指鍼治療家を訪れた時の言葉でした。
しかし期待に反して治ってしまったので、そこから先生の研究が始まりました。
痛みはきずのある場所で感じているわけではなく、側頭部の側坐核で痛みを感じるそうです。
したがって痛みを感じないようにする鍼を刺すことが、痛みを消し去ることになります。
因みになぜ痛みが起きるのかと言えば、血流が途絶えるかと言えます。
これは一部の医師の意見ですが、脊柱管狭窄症で脊髄神経がひどく圧迫され、それが解消しなくても痛みが消えることがあります。
この説明は、「痛みは脳への警告です。血流が途絶えるとそれが痛みとして警告になるのです。血流が改善して脳が危機が去ったと認識すると痛みとして感じなくなるのだ。」になります。
例えば手術で患部の状況を元に戻しても痛みが消えないのは、このようなことが根本原因となるのです。
3、2者択一 我慢するか病気が治るのがいいか
痛みがあることは健康なことです。
薬は飲むだけで簡単に治せますが、常に副作用の危険性もあります。
漢方薬でさえ副作用を近年は警告されるようになりました。
病気になるのがいやなら、日ごろから健康に気を付けることです。
しかしこれも難しいので、健康に関する情報発信されている方から知識と実践を行うべきです。
あとはストレスを強力に排除することでしょう。
4、患者は完治を期待する、寛解ではない
手のひら先生の高麗手指鍼療法は、できうる限り完治を目指します。
寛解を目指してはいません。
なぜかと言えば患者さんはみな治ろう、元の健康な体に戻りたいと思っているからです。
あなた自身も病気になったらそう願うのではありませんか。
そこで今日まで行きついたのが、身体に刻み込まれている進化の記憶はツボを発見することでした。
それらをどのように効率よく運用していくかは、まだ研究が始まったばかりです。
しかし免疫の調整方法についてはすでに完成し、20年前から治療に使っています。
そこで手術後に起きる腸の癒着は簡単に治すことが出来るのです。
これ!世界で行うことが出来るのは私一人なのです。秘密ですが。
5、鍼治療は常に進化しなくてはならない
鍼灸治療はこの二千年以上東洋医学側から進化と言えるものは全く無かったと言えます。
ひたすら紀元前256年に書かれたと言われている、「黄帝内経素問霊枢十八巻」ここに書かれている内容を解釈することでした。
書かれた当時の言葉で何を意味していたのか、その解釈に腐心してきました。
手指鍼学会の幹部の方が、二千年前の解剖図や病気のことを学んでも、現代に生かせるか否かは考えなければならない。
まさにその通りのことであって、脳は全く当時では謎の臓器でした。
脳の研究が西洋医学でも本格的に始まったのは、まだ百年未満なのです。
脳の研究を進めることが、鍼灸に新しい方向を与えるのではないでしょうか。
6、まとめ
体に痛みを感じさせないように刺す鍼の技術はすでに完成しています。
高麗手指鍼は痛くなく刺すことは出来ません。
アラブの王様でもなければ気持ちよい医療は受けれれませんよ、と患者さんには言っています。
病気にならないようにするにはまず予防です。
鍼は腰痛肩こりまで治すのが限界で、それ以上を望むなら並外れた気のパワーを見つけるのが一番です。
鍼治療にそれ以上のことを望まれるなら、ホームページをたまにでもチェックしてみてください。
私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」
次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。
サウンド・アキュパンキュチャは本の最後に数ページですが記述しております。
一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。
最後まで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。感謝いたします!!