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手のひら先生の高麗手指鍼療法 50   関節リウマチは治せる その1


紀元前4500年のアメリカインディアンのミイラにも、リウマチに苦しんでいた痕跡が見つかっています。

今世紀になっても人類は関節リウマチを克服できていません。

でもそろそろこの戦いも終わりそうです。

鍼では関節リウマチは治せなかった

東洋医学でも関節リウマチは認識されていました。

しかし二千年以上の歴史ある東洋医学でも、関節リウマチは難病であり治せることが出来ませんでした。

西洋医学でもいまでは免疫の異常が原因であると解明しても、根本から治せる薬も方法もありません。

抗リウマチ薬や生物的製剤が出てきましたが、症状を抑える薬であってこの病気を完治させるものではありません。

漢方薬も様々な工夫が行われましたが、完治させる薬はありません。

鍼治療ではどうかと言うと過去に、関節リウマチを鍼だけで治したという症例は見たことがありません。


大正時代お灸と整体でりウマチを治していたらしい

大正時代に活躍された澤田健と言うお灸の先生がいました。

代田文誌師が書いた見学記「鍼灸真髄」の中に、リウマチの治療方法が載っています。

このことで澤田健師は全国に名を馳せたようですが、残念ながらそのお灸の仕方で関節リウマチを治したとか、効果があったという方は未だお目にかかったことがありません。

澤田健師は整体を組み合わせて治療をされていたようなので、その合わせ技が効いたのかと考えているのですが分かりません。

ここに強調されているのが小腸ゆのお灸です。しかし何壮もすえたが良くならなかったと聞いたことがありました。

本を読んだ聞きかじりの方法では治らないのでしょうね。

ここに澤田健師が「リウマチは小腸に熱を持ったからだ」と書いてあるのでお灸をしたのだと思います。

ここの小腸の熱すなわち炎症を指すのですが、東洋医学で言う熱は血行障害を伴う虚熱としての炎症です。

発熱とかとは別物です。

ただ澤田健師が良く小腸の熱免疫の中心の腸の炎症と見破ったのは、現代の医学からみても正しい見方だったのには敬服いたします。

昭和の時代ではお灸ではリウマチを治していた

昭和の時代には様々な先生方が関節リウマチの症例を載せています。

その方たちが関節リウマチの症状を改善した処方を見れば、鍼治療のほかに必ずお灸を併用されています。

またはお灸だけで改善したものです。

なぜ鍼だけでは関節リウマチを治せないか?

それは関節リウマチの原因が免疫システムの異常で起こるののですが、その免疫を正常にするツボと方法がないからでした。

二千年前の治療家たちに免疫システムを調整するツボや経絡を考えることは無理なことでした。

そのツボをひたすら刺激するだけでは、現在も治せないのは当然なことです。

手のひら先生は鍼で関節リウマチを治すことが出来ます

高麗手指鍼は韓国で生まれてから50年ほどです。

これを研究しているうちに他の治療方法とは異なることを見つけました。

その1つが免疫をシステムとして治療できることでした。

免疫を強めることも異常になった時は抑制することも、簡単に調整できるのです。

その方法は古代の治療家たちが考え出した、補瀉と言う優れた技術でした。

勿論気の流れ経絡調整を行うことで、全身を調整し根本から治すこともします。

さらに鍼治療が薬に比べ不利なことは、毎日治療できないことです。

これは次回以降話しますが、サウンド・アキュパンキュチャを聞くことで解決しました。

免疫システムは治るようにできている

免疫システムは4億年以上前の魚の時代から、鳥人間となって進化してきました。

様々なウイルスにに感染してまた新たなる抗体に備えたり、癌の発生を予防してきたりしました。

その歴史の中で数パーセントと低い割合だそうですが、関節リウマチが自然に治っているようです。

免疫だけでなく「自然治癒力」と広く言われていますが、我々には治す力が備わっています。

つまり自らが治せる力があるので、その力を引きだすスイッチを入れてあげれば、関節リウマチは完治するのです。


数年から十数年も免疫疾患、関節リウマチと言われて苦しんできた患者さんの、関節の痛みが消え腫れが見る見る引いてきました。
あとは血液検査数値がどのくらい変わってきたのかを確かめ、治療法の検証をすれば正しい方法か否かを判定できるでしょう。

1から2か月ほどで検査結果が集まるので楽しみです。


まとめ

1、関節リウマチが完全に治ったか否か判定できるのは近年になってから
2、鍼治療では免疫調整のツボがなかった
3、お灸は熱いが効果が望める
4、手のひら先生の高麗手指鍼は次世代の鍼治療です
5、免疫システムを調整で切るのは鍼治療だけです


私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです

他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

最後まで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。感謝いたします!!

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。