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いよいよ治せる鍼灸師の道へ 手のひら先生の高麗手指鍼療法 21


妹のパーキンソン病まで治せるとなるには開業してから20年以上の経験と思考の時間が必要でした。再開業してから何でも治せるまで20年かかりました

再開業して進む道は「治せる」それしかありませんでした

開業時の熱気はどこえやら、意気消沈して再開業です。

決めました!

立地 駅から遠い住宅街にある営業的には不利な場所にある。 経験なし のれん分けも誇れる経験年数も無し。唯一の特長は「手のひらで治療を行える韓国の鍼 高麗手指鍼治療」でした。

一つ欠点がありました。それは知られていないことと刺すとき痛いという事でした。

関西人に比べ関東人が痛みに弱いことは知っていました。そこで痛くても病気を治せるなら患者さんも耐えられるだろうと考えました。そうだ!!治せる鍼灸師しかない。

患者さんが「痛い」と目の前で言わなくなってきたのは、それから2年以上経ってからでした。

ある日眠る前に「あれ?最近患者さんが痛いと言わないな?もしかしてうまくなったのかな」

そこで常連さんに聞いたのです。「痛くないですか?」「痛いですよ!」結局痛みに耐えるより病気が治ることを重視していることが分かりました。

うぬぼれだったのでした。

改めて治療技術も理論もさらに上げないとと肝に銘じた次第です。

免疫を上げたり抑制したりできる方法は、前回述べた通りこの時期に発見しました。その正しさは患者さんからのフィードバックで確信をしていきました。


最初は軽症から 次の段階になる前に対策法を

最初は当たり前ですが難しい病気の患者さんは来ません。腰痛肩こりから始まります。

腰痛肩こりは実は患者数が多いのと、治療が簡単なので儲かるんです。後から分かりましたが。

それに満足していると突然激しい痛みを起こした坐骨神経痛の患者さんが来ます。知り合いの紹介で来た場合は重大です。必ず治さなければなりません、あと後何かと響くからです。

しかしそこは抜かりなく研究しておりました。

鍼だけを使っていかにして強度を高める毎日腐心していましたが、ある時突然アイデアが浮かびました。

それを処方すると例えばヘルニヤからくる坐骨神経痛なら、3回目には痛みが半分に、6回目には8割は痛みが消え、大体10回で完治する。

このように治療の経過を患者さんに描いて見せることが出来るようになりました。

1,2年前ラジオのMCが坐骨神経痛になり大騒ぎになりました。とうとう床に布団を敷いて放送を始めました。(実はラジオを聞きながら笑っていました)

いろいろな人があそこがいいよと教えて通ったが一向に良くならず、等々最後には手術をしたのでした。

共演者が紹介したところは効果がなっかった上に、変わった方法だったのか応対が変わっていたのか、まだ思い出した時に話題にしてますね。

なぜこのように治療経過を同じように描けるのでしょうか?人間なのに!

最初から20年近くなって分かったのですが、あの技術には脳まで刺激し脳脊髄液を改善していること、そのことで痛みを感じる側坐核の治療ができること、腰の血流改善できること、腰の痛みを根本から治せることが分かりました。

さらに今は言えることですが、人間の身体は思っている以上に規則正しく出来上がっていることです。このことはまたどこかで述べようと思いますが。

坐骨神経痛治療は血流障害が原因です

ヘルニヤから起こる坐骨神経痛は手術で椎間板切除が一般的でした。ところが術後も痛みが引かないと患者が医師を射殺したことがありました。それからでしょうかむやみに手術は行われなくなったと聞きました。

痛みの原因はヘルニヤで坐骨神経が圧迫されて激しい痛みが起こるからではありません。坐骨神経は触ったことがありますがとても固く強靭なもので、圧されたぐらいではびくともしません。

痛みの原因はヘルニヤによって血流が悪くなるからです。

この理論は西洋医学の中でもごく少数派に属するものだそうです。

手のひらに鍼を刺してなぜ腰の痛みが治るのか?

それは以上のようなメカニズムがあるからです。

既存の古い治療法や古典、古い西洋医学だけを学んでいただけでは追いつきません。

免疫に関する病気

早くから免疫調整が出来るツボを見つけ、調整方法を考えました。

免疫に関する病気は様々にあり、今まさに首相が患っている潰瘍性大腸炎もその中の一つです。

20年近く前にこの病気気から派生した腸の癒着を治したことがありました。勿論癒着が完治した後は潰瘍性大腸炎の治療も行いました。

関節リウマチの治療は西洋医学でも治すことが出来ません。東洋医学ではなおさらです。

従来の鍼治療でも漢方薬でも免疫の治療は出来ません。唯一お灸が効果を少し上げてるのでしょうか。

膠原病に属する病名は様々ありますが、免疫疾患としてくくれるものです。

さらに認知症なども脳の免疫の衰えから始まることを考えると、いかに免疫のシステムを正常に保つことが重要であるかが理解できます。

「脳神経免疫学革命」

免疫治療を一段上げる方法

免疫を上げるには従来の東洋医学のように、自然治癒力を高めるなんて言っていてはだめです。

都合の良い「自然免疫」と言うブラックボックスの言葉に代えて、無責任に丸投げすることは現代では許されません。

さて免疫度を一段上げるには?どうしたら良いでしょうか?

食事? 運動? メンタルヘルス? 

予防には大切な要素ですが、病気を前にしては役立ちません。

ではどうするか。

ひたすら鍼灸の技術理論を探求するしかありません。

突き詰めて研究していけば関節リュウマチ治療でも、もうそこまで完成したようです。

東洋医学は奥深いというのは、このようなことがああるからではないでしょうか。

脳の研究はまだ始まったばかりです。

まとめ

1 自分の特長と強みを知る

2 腰痛肩こり治療を主にするか、難病や難しい病気治療を目指すか決める

3 東洋医学は研究すればするほど奥が深い

4 これからは免疫の研究と脳の研究が大切になる


私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。