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わたしの死生観。〜自死〜

これまでに何度か私の死生観について書いてきていますが、今回は自死について記しておきたいと思います。

私の中で、ご自身の〈選んだ結果〉がどうであれ責めるという気持ちはありません。生きることが地獄なひとに、生を強要することはまた酷なこと。そう感じてしまうのですね。

尊厳死という言葉があるように、自分らしく生きることと同じくらい自分らしく死ぬことも大切なのではないでしょうか。

ただ、今回のような健康体の方の自死に関しては思うところがあるのです。


死を選択する前にお伝えしたいこと。

「どうせ死ぬくらいなら言いたいこと言ってから、やりたい事をやってから。それからでも死ぬことは遅くないのでは?」と思う反面、それが届かぬくらい深い深い絶望の中に【自死を選択される方】がいることが分かるので、そんな薄っぺらな事は言いません。

「言いたいことを言ったところで世界は変わらない。やりたいことをやったところで、その場限りの快楽。また暗闇だ。」と。

希望のある言葉なんて、絶望の中では紙くずのように無意味なもの。そうでしょう?


なぜそう感じるのか?

私自身が、深い絶望の苦しみを知っているからです。だからこそ表面的な言葉は吐きたくないのです。
 

幼いころから人より感受性が強かった私はニュースや意地悪な言動を見聞きするたび、「なぜおなじ人間がそんな酷い行いをするのか?口にするのか?」を考え子供ながらにこの世に絶望することが度々ありました。

(SNSなどが普及し始める頃よりずっと前。小学生の頃にはハッキリと感じていたのです。)
 

どうしても居た堪れない…そんな時は自分の心を殺すように『深く考えないように』と、弱者にも強者にも共感しすぎないよう自分を保っていたように思います。


成長すれば自分の身にも様々なことが起こるもので。結婚、出産、離婚などを経験し、心ない言葉や態度を浴びせられたこともありました。
もれなく身内である家族からも、です。

スピリチュアルカウンセラーとしての仕事も然り。クライアント様ではなく、その周りにいる方々が「騙されているのではないか!」と騒ぎたてます。
(言われのない悪口などは全て無視ですが。なんなら法に基づいて対処しております。)


他人から自分のことをとやかく言われる分には何のダメージも受けない私でしたが…自分自身が責めるとき。それは絶望として訪れました。

殊に子供を手放してからは、愛息子の側にいられないことへの寂しさや罪悪感。失望感に襲われ、泣きながら目覚めることもあった程です。


それらの自身の経験も踏まえて【深い絶望とは思考の先にあるもの】だというところに辿り着きました。

「あの時こうしていれば…」「この先もなにをやっても変わらない。」などイマ(今)ではなく過去や未来に意識が向いているとき。

現実ではなく思想によって絶望に襲われるものだと。頭だけ、つまり思考がフル回転しているときに訪れるのが絶望なのではないか、と思うのです。
 

そして、絶望というものが自分で創り出した幻想なのだとしたら、そこから抜け出す方法は確実にあることを今の私は知っています。



絶望感から抜け出す方法

それは、一旦【イマこの瞬間】に集中することなんですよね。息も出来ていて、心臓も動いているイマを感じること。呼吸だけに集中すること。

つまりは、禅です。


そして、静かに心をみつめる。
「本当はなにを感じたい?」と。

これでは、なんの解決にならないと思う方もいるかと思いますが。大抵の場合、これでなんとかなります!!


なぜなら、人は愛を感じるために生まれてきているからです。絶望だけを感じるためには出来ていないからです。

いつも温かい何かを探しているはずなのです。


そして、愛を感じることはとても簡単なこと。愛されることは、とても簡単なこと。

それらを知ることで絶望から抜け出せます。


なぜ簡単なのか?

それは、自分で自分を愛せば良いからです。
他でもない自分が、です。

「もう仕事に行きたくない、死にたい。」『じゃあ、仕事をやめましょう〜。本当はなにをしたい?』そう寄り添ってあげれば良いだけ。

「すごく悲しい。訳もなく寂しい。」『わたしがずっと一緒だよ。』自分が自分に言ってあげるの。


一人芝居みたいでより孤独を感じそうと思われるかもしれませんが。他人から愛されるより、自分から愛されることは強いパワーになります。本当ですよ!

それは、もはや自分というより神から祝福されているかのような安心感があるのです。

(ちなみに天女は無宗教ですけどね。)


そして、わたしの場合〈どうにもならない事は、どうにかしない事。〉と決めています。

どうにもならないことは生きていれば何度か訪れるものだけれど、それって絶対に自分を生きていく上で必然なことだと思うのです。人間のチカラなんかでは回避なんて出来ない巨大なエネルギーが働いているのだと。

もうそれはお手上げ状態で諦めて、
流れに委ねることにしています。

不幸が永遠に続くなんてことはないですからね!その事の〈おかげ〉で得れる何かもあるはずなので。


それは他人任せな人生なんかじゃなく、
自分への絶対的な信頼なのです。


思考だらけで動いている方は、一度足を止めて感じることをはじめてみませんか?

「あなたがこの人生で感じたいことはなに?」

それを感じるためにこの世界にいるんだよ。



全ての人に愛を。
天女。


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