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同期と過ごすNGK、プライスレス。

こんばんは。藤井です。

今日はYCAの同期と4人でNGKの公演を観に行きました。

同期と一緒に観たNGKの公演は最高に幸せだったし、たくさん学びもあったので、それについて書きます。いや、学びに関してはまた後日書こう。

題して「同期と過ごすNGK、プライスレス」です。

これまたダッサいタイトルをつけてしまいましたが、昔はよく放送されていたMasterCardのCMのフレーズです。そういえば、なんでMasterCardのCMあんまり見なくなったんだろう?まあいいや。


今日はちょっとだけいつもと書き方変えてみます。

小説やエッセイ風に書きます。

きもいとか言わないでくださいね。

いざ、参る。





今日はいつもより早めで朝6時に起床。NGKへの集合時間は9時45分。

NGKの下のタリーズでコーヒー飲みながらパソコン作業でもしてみんなが来るのを待つ作戦に向けて順調な滑り出し。この作戦には2つの目的がある。

1つは、積りに積もってアコンカグアになってしまったYCAの課題(OPVや脚本など)を片付けること。カフェってほんまに作業捗るよね。

もう1つは、同期の女の子たちの前でカッコつけること。
朝からカフェでPC開いて作業しているなんてイキってて鼻につくだけということは理解しているつもりだが、藤井はいまだにカフェでPC開いて作業している男をカッコいいとも思っている。

冷房の設定温度が何かの手違いで1度下がっていたせいもあって、若干肌寒く感じながらも身支度を開始。

シャワーを浴びて、髭も剃り、歯を磨いて、学生証もフェイスガードもPCも読みたい本もカバンに入れて準備完了。

あまりに優雅すぎる。なんて優雅な朝なんだ。

まだ6時40分か。タリーズの開店(8時00分)まで時間があるな。

何して時間を潰そうか。とりあえず、ちょっとだけぼーっとしよう。


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zzzzzZZZZ


気づけば時計の針は8時45分を指していた。

ちなみに藤井の家にはデジタルの置き時計しかなく、針なんて指さないのだが、時計の針という表現がかっこいいので、無理矢理使っている。
心の目で見れば案外、時計の針が心の網膜上に浮かび上がってくるものだ。

急いで服を着替えて、朝から回していた洗濯物を干して、慌てて家を出た。NGKに着く時間をスマホで調べてみると9時42分着。
藤井の、同期の女の子たちの前でカッコつける作戦は儚く散ってしまった。

こうなると、人間の脳みそとは都合が良いもので、元からPCで課題をすることだけが目的だったかのように錯覚をし始める。課題をする時間は取れなかったけど、その分の睡眠時間は取れたわけだから、結果的にプラマイ0という風に考え始めた。

何もかもが間違っている。二度寝なんかしても良いことなんて何もない。課題を進めた方が良いに決まっている。

(ちなみに、こういった自分に都合の良い情報だけを切り取って、自分を正当化するような都合の良い判断を下してしまう認知機能の歪みのことを自己正当化バイアスと言う。良かったら覚えてね。)

とはいえ、失ってしまった時間はもう戻せないので、シンプルに今日の公演と、同期と共に過ごす時間を楽しむことだけに脳みそを切り替えた。

集合時間ちょうどぐらいにNGKに着くと、ほぼみんな先に到着していた。

先に着いてタリーズでゆったり過ごして、余裕のある大人な男を演出するはずだったが仕方がない。

藤井の頭はもう公演を楽しむモードに切り替わっていた。




「おはよう。じゃあ、発券してきますね。」

そうだった。藤井はいまだに同期に対して敬語を使っていたんだった。それも年下の子たちに対して。

おはようまではタメ語で行けたけど、その後口をついて出てきたのはゴリゴリの敬語やん。

これはなんなんだろう。技術派遣という今の職業病のようなところもあるのかな?

確かに学生の頃よりもタメ口を使うのが下手になった。

でも、今思えば昔から言葉遣いに悩むことが多い。当たり前だが、明らかな年上や年下に対して言葉遣いで困ったことはない。とても仲良くなる。同年代に対して言葉遣い迷子になることが時々ある。藤井ごときが馴れ馴れしく喋って嫌われたくないと考えてしまうことが原因なのかな?わからない。

また言葉遣いこじらしてるやん。と思いつつも、この間一緒に焼肉を食べにいったメンバーだし、どんどん打ち解けれるだろう。今日1日を通して以前よりも打ち解けれればそれで良い。そう自分を納得させた。


そして、発券を済まして、一人一人にチケットを配った。

そのまま2階で、コロナ対策用の代表者の指名と連絡先記入用紙に名前と電話番号を記入して、検温と消毒を済ませて劇場に入った。

席に着くやいなや藤井はトイレに行ってコンタクトを装着し、席に戻った。

席に戻ると、みんな和やかに会話しているのを見てそれだけで幸せになった。実は藤井は人が和やかに会話しているのを見るだけで幸せになれるスーパー良いやつである。

と、そんなことを思っていると早速前説の方々が登場。すみません。前説の方のコンビ名忘れました。(汗

いっつも思うけど、前説の人って本当にかっこいい。本当に憧れる。
プロ前せチストみたいな職業があれば全力で目指したい。

思いっきり会場を温めていただいて、アホみたいに拍手して周りに迷惑をかけるモンスター客の存在も炙り出していただいて、いよいよ本公演の寄席がスタート。

寄席は、もう、めっっっっちゃくちゃおもしろかった!

寄席の一人一人の感想については、また別で書きます。暇な方はそっちも読んでみてください。



寄席が終了し、新喜劇まで暫しの休憩。

「面白かった。アキナさんあんなに面白かったら、東京行ってしまいそうで寂しいやんね。銀シャリさんあれすごすぎやろ。藤井は大学の時植物バイオサイエンスを学んでたせいで、アーティチョークとかマイナーな植物の名前言いたくなってしまったけどグッと堪えたわ。霜降りのお2人ほんまにえぐいな。文珍さんマジで感動なんやけど。etc…」

タメ語が次々と口をついて出てきた。

これがお笑いの力か。笑って全身がほぐれて、みんなと自然体で語り合いたくなってタメ語が溢れてくる。

自分が感じているこの幸せを他の仲間とも共有したい。みんなが感じている幸せも共有してもらいたい。お互いの幸せをかけ合わせて、スーパー幸せMAXを作りたいんですよー(トムブラウンさん風)状態になる。

お笑いの力というのは、想像を遥かに超えているようだ。

でもそれだけでなく、この同期のみんなは自分のことをある程度受け止めてくれているという安心感も間違いなく影響していた。

もうこの時点で藤井は来て良かったと確信した。




そして、出囃子がなって新喜劇が始まる。

山奥の村のほぼ誰も使わない電車の駅の話だった。

幼い頃から新規劇を見てきたからわかる。こういうお話が一番好きだ。

一芝居打って誰かを説得しようとする。でも、そんな芝居は失敗する。結局は芝居とかじゃなく、ほんまに起こった事件とかがきっかけで、ずっと抱えていた問題も解決する、っていう新喜劇のある種お決まりパターンではないお話だった。

しかも、普通にすごく感動できる話だった。

そして、ものすごく笑った。腹が捩れた。

新喜劇の役者さんたちほんまにかっこいい。憧れる。

ちらっと横の席を見た。同期のみんなが幸せな顔をしていた。
来て良かった。誘って良かった。それを改めて噛み締めた。




その後、前説の方々の指示に従って劇場を出た。

藤井の喉の奥で無数のタメ語たちが押しあいしているのがわかる。

タメ語たちが「早く喉から出せ。早く感想をみんなと共有させろ。」と言っている。うるさい。言われなくてもそうするつもりだ。

みんなと他愛もなく語り合った。幸せな時間だった。

コンビニに昼ごはんを買いに行くだけだったが、自然体でいられた。

その後は、不測の事態により自宅に帰ることになってしまった。

もっとみんなと喋りたかったが、また今度。



そういえばYCAに入学する時点では、別に誰かと仲良くなりたいという気持ちはなかった。

今も正直、誰かと群れるよりは自分自身の将来ときちんと向き合って、この一年を終えてからが本当の勝負だと思っている。

みんなと企画を考えるとかには興味がないから、もっと専門的なことを学んだり、現場を経験したいとも思っている。

でも、カッコつけて理性の部分でそう考えてはいるけど、心がそうは言っていない。

週4回顔を合わすから?授業以外でも会議をするから?頻繁にラインでやりとりをするから?アイデアを出し合ったから?何が正解か分からないけどもがき苦しんだから?みんな同じような境遇だから?

明確な理由はわからない。

理由はわからないけど、今の自分が同期を仲間と捉えていることはわかる。(知らん人の方が多いけど。)

自分の将来に向き合うということが、最も優先順位が高いことに変わりはない。お喋りよりも自分自身の様々な課題の方が大事なこともある。

でも、おそらく人生最後になるであろうこの学生ライフを同期みんなと頑張って、みんなで素敵な人生を切り拓いていけたらなと思うようにもなった。


だから、最後に改めて。みなさん

   『今後ともよろしくお願いします。』



以上が、今日のNGK公演を同期と観に行った感想です。最後は脱線してしまったけど、自分の考えの整理にもなって良かったと思ってます。

えらく書き連ねてしまったけど、たまにはこういうのもアリかな。

おやすみなさい!


( 来週のどこかで、ただただ賀喜遥香ちゃんを語る日を作りたい )

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