見出し画像

毎日ナンパ 第5話 後ろで拳銃を突きつけられないと



2.17 天気 晴れ 東村山駅


さあ今日もはじめよう


10分カウントスタート


はじまった

東村山、マジで人が少ない


住むには最高の街だが、ナンパには向いていないようだ


人通りが少ないから、いかにも声かけてる感が出てしまいそうだなーと思いながら、何人か通り過ぎる


明らかに高校生に声かけるのもなあ


おばあちゃん、声かけてもなあ


あっという間に5分経過


うわ、まずい




なんとか、一人目


こんにちわ

「…」


全身の血が逆流するようだ

なんかやたらと人目が気になる

身体に力が入ってるのがわかる

信号待ち、声かけるか、、?

いや、怖いな

なんかこう、とても良くないことをしてる気分になる


良くないことをしてる気分で声かけると

その不安感が相手につたわる


結果、不審者みたいになる


どうすればいいんだ!


彷徨うように徘徊しながら10分が経過









危機感がうすい


絶対に絶対にやらなきゃ!という気持ちかというとそうではないので、絶対的に恐怖が勝ってしまい


声かけへの一歩目が出ない


成功のイメージが描けない、ある程度、初めはずっと誰かと、一緒にやって強制的に指名制でやってた方が良いか?


「これやんなかったら死ぬぞ」


と、拳銃を突きつけられながらくらいの切迫した環境じゃないとできないのか?


毎回ソロでこんな感じなら、ペナルティーのネタ分析毎回やったほうがよっぽど身になるんじゃない?


そもそも正式な講座は4月後半なんだし、やれなくても当然か?


など、無数の言い訳が無限に湧いてくる


本日の声かけ


声かけ 1

バンゲ 0


ペナルティー決定


ネタ分析、1記事分


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?