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質問036:強くなる方法は?
強くなる方法ってあります?
あったらぜひ教えてください!
回答
こちらの「テニス上達メモ」にも書きましたが、これをやめればテニスが強くなるという教訓がひとつあります。
それは、言い訳。
どんなひどい負け方をしても、言い訳しなければ、今回はたとえ負けたとしても、ゆくゆくは強くなります。
精神論や道徳論ではなくて、私たちの脳に備わる学習能力がそのようになっているからという理由による。
ご説明します。
どうして言い訳をやめるだけで、強くなれるのか?
これは逆を考えてみると分かりやすいのです。
言い訳する人は、こんな感じです。
「寝不足だったから」
「腰が痛かったから」
「コートがイレギュラーしたから」
「フォアの調子が悪かったから」
「ガットのテンションがゆるゆるだったから」
いやはや……。
そんな言い訳、全部ひっくるめて「自分が下手だったから」と言えればまだマシです。
「イレギュラーしたから」と言い訳する人は、敗戦の原因をコートサーフェスのせいにして、イレギュラーバウンドに対応できない自分のせいではないと考えます。
だから、イレギュラー時の対応力を高めようともせず、高めるための工夫も思いつかず、敗戦を糧にできません。
言い訳をやめたら、負けた原因はすべて自分のせいになります。
そうなった時に初めて、今後上手くプレーするにはどうすればいいのかのアイデアが、ひらめくようにできているのです。
テンションがゆるゆるだったとしたら、言い訳しなければ、今後はテンションメンテナンスに気を配れる自分に成長します。
言い訳しているうちは、脳が言い訳を考える思考に占拠されていますから、新しいアイデアがひらめきません。
そういうふうになっています。
ただ、言い訳しないというのは、簡単そうに思えて、実際に試みると当初はかなり大変です。
どうしても、プライド、自尊心を守るための弁解をしたくなります。
だから言い訳するくらいなら、沈黙しているほうがよっぽどマシ。
沈黙が直感を働かせ、ひらめきを得るきっかけになるからです。
何事もそうです。
掃除ができないのは「時間がないから」「仕事が忙しいから」「掃除道具がなかったから」などと言い訳していては、掃除スキルが上がるはずはありません。
本人が意図するしないに関わらず、言い訳なんて実は、いくらでもでっち上げられますからね。
「疲れていたから」
「暑かったから」
「やる気が出なかったから」
「後輩が業務を怠ったから」
「メールの返信をしなければならなかったから」
いやはや…。
強いから、言い訳しないのではありません。
言い訳しないから、強くなるのです。
「仕事が忙しいから」と言い訳しそうになったら、グッとこらえて、沈黙を貫きます。
そんなところから始めてみる手習いを、おすすめいたします。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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