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「ラケットやガットに好みの差が生まれるのはなぜか」

どうも。スーパーショットのえぐちです。

「○○のラケットしか使えない」

今までと違うメーカーのラケットを1本買ったけど、結局すぐにお蔵入り…こんな経験ありませんか?

(先に言っておきますが、YONEXとWilsonは素晴らしいラケットをたくさん出しています。以下の記事ではこれらがなぜ自分に合わなかったのか書いてありますが、要は「えぐちはバボラしか使えないくらい不器用」ということです。YONEXとWilsonに罪はありません…)

ラケットは高い買い物です。せっかく買ったのに使わないなんてもったいない。今回の記事は、みなさんがラケットとのミスマッチを減らす一助になれば、と思い執筆しています。

自分なりに主要メーカーつの特徴をまとめ、好みに差が生じる仮説も立ててみました。一緒に考えていきましょう。


■各メーカーのラケットの特徴

YONEX

ラケットの面:縦長。スイートスポットが他と比べてラケットの上部にあるグリップ:正八角形に近い形。丸っこい。

Babolat

ラケットの面:円に近い。スイートスポットが広い。
グリップ:HEADよりは潰れておらず、グリップの先端はウイルソン程太くない。オーソドックス。
その他:パワーが出やすいラケットが多い。

HEAD

ラケットの面:楕円形。スリムな形が多い。
グリップ:横長で潰れている。

Wilson

ラケットの面:フレーム部分にPWS(ペリメーター・ウェイティング・システム)を搭載しているため、出っ張りがある(ものが多い)
グリップ:先端がやたらと太い
その他:契約選手にカスタマイズしたラケットを開発し売りに出すので、とにかく種類が多い。

Prince

O3以外は標準的なラケットが多い。他のメーカーへ乗り換えやすい印象。

■仮説①昔から使っているラケットとガットに合わせた感覚になっている

自分がバボラからYONEXのVコアproに変えてみた時のこと。違和感を減らすため、以前と同じガットを同じテンションで張り使っていました。でも打点にしっかり入れているはずなのに、詰まっているように感じる。この違和感がなかなか解消せず、数か月後には使うのをやめました。

この原因に対して仮説を立ててみます。

昔から使っているラケットとガットに「合わせた」プレーになっている

上記の各メーカーごとの特徴を見てみましょう。YONEXのラケットはスイートスポットがラケットの上部に位置する一方で、バボラスイートスポットが広いのが特徴でした。また面の形は、YONEXが縦長なのに対してバボラは円に近い形をしています。

昔からバボラを使っていた自分は、スクールのコーチから「とにかくラケットの真ん中でボールを当てようね!」と教わり、忠実に練習してきました。面の真ん中でボールを捉えるように体が順応していたんだと思います。

そしてもう一つ。バボラの特徴はパワーが出やすいこと。

フラットでぶち抜くことが大好きだった自分は、プロハリを50で張りコントロール性を上げました。

YONEXはスイートスポットがやや上にあります。バボラだと気持ち良く飛んでいたボールも、YONEXだと飛ばなくなる仕組みだったわけです。さらに、パワーをアシストしてくれるからこそ気に入っていた「硬いガット」も、その性能があまりないYONEXのラケットだと違和感は増す一方。

なぜラケットとガットに好みの差があるか。

「昔から使っているラケットとガットに合わせたプレーになっている」

ことが、他のラケットを使った時にズレを感じる原因だったと言える気がします。

■仮説②グリップの形が影響しているのでは?

YONEXに変えた時、もう1つ違和感を感じました。それはグリップです。

YONEXのグリップは正八角形に近い形をしていて丸っこいです。これは他の硬式ラケットでは見られません。

特にバックスライスを打つとき、違和感を強く感じました。相手に球威がある場合、面をしっかり作らないとスライスは当たり負けします。グリップが潰れていると、手のひらでストッパーのような役割を果たし抑えが効くので、この感覚を自分はとても大事にしていました。

YONEXだと、手のひらに接するグリップの面が狭く、ストッパーの役割があまり発揮されません。そしてグリップが丸く、面がどこを向いているか分かりにくいことも。バボラの形に慣れているから違和感を感じたのでしょう。

またグリップの形が違うと、力の入るタイミングも異なります。

Wilsonのsteamを使った時のこと。自分が思ったよりも早いタイミング力が伝わりるなあと感じました。タイミングに慣れず、こちらも数か月で使わなくなりました。

原因はグリップの先端にありました。小さいから、小指が余るくらい長く持つようにもしていたんです。バボラはグリップの先端はそこまで太くないのであまり違和感を感じませんでしたが、Wilsonはかなり太めに作られているものが多く違いを感じたのでしょう。

考えてみると、例えば錦織選手はグリップの先端が見えるくらい短くラケットを握っていますよね。Wilsonを使う人って、ラケットを長く持つ人があまりいない気がしますが、グリップの形が影響しているのかもしれません。
グリップは太い方が、握った力が早くラケットに伝わります。タイミングに違和感を感じるのは当然のことでしょう。

以上のことから、「グリップの形」も好みに影響すると考えられるわけです。

■仮説③使うラケットが決まるから、ガットも決まる

使っているラケットの性能に+αをつけるのがガット。これは、仮説①に通じるものも多いですが、好みのラケットがあるから好みのガットも決まるという仮説です。

ピュアドライブを使っていた時、パワーが出る分アウトも多いのでプロハリのような硬いガットを好むようになりました。自分が硬いガットが好きな理由はここに隠されていると思います。

また、ガットに限らずラケットも他のメーカーに変えるのが怖いと思う人もたくさんいるでしょう。「ピュアドライブにプロハリ50でずっとやってきた」事実が、変えることを躊躇するわけです。


もしかしたら、ラケットやガットに好みの差が生まれる本当の訳は
変化への恐れ
かもしれませんね。


■好みに差がない人は?

さて、好みがない人も一定数いますよね。多分そういう人は、自分のプレースタイルを模索中だったり初心者だったり…プレースタイルが固まってないのが原因だと自分は思います。

フラット系のストロークで押し切りたいのか、ボレーで決めたいのか。プレーで何がしたいか決まれば、道具に求めることも決まってくるでしょう。

道具は手段です。ボールとの距離感やフィーリングはメーカーやラケット・ガットの種類による違いがはっきり出ますが、最終的なプレースタイルはその人が目指す「像」次第。

好みに差がないことを焦る必要はありません。しかし自分がどういうプレーをしたいのか明確にすれば、自ずと好みが出てくると思いますよ。

■次回:「プレースタイルに合うラケット②~シコラー編」

次回はシコラーに合うラケットを紹介します!以前はガットについて話しましたが、今回はラケット!そろそろ新しいラケットが欲しいと考えているみなさん。ネット通販サイトに行く前に、まずこの記事を読んでください!

選ぶコツが分かって最高のラケットが手に入るかもしれませんよ。

*あくまで個人的見解です。

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