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アパート日記5

二〇〇八年八月五日
今回は私の住むアパート、サンコーポ沼袋の照明事情について手短かに報告いたします。

私の住む105号には三本の蛍光灯を使った照明が天井に設置されています。
備え付けのこの照明はプラスチック製のカバーで覆われており、複雑な起伏のあるこのカバーは幾重にも光を反射させ私の部屋を彩ってくれています。下の写真はそのカバーを接写したものです。

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いかがですか?こうしてみるとクリスタルで出来たピラミッド、あるいは遠い未来の建造物のようで綺麗ですよね。
写真の中央に写っている何か黒いものは決してダンゴ虫ではありません。ダンゴ虫のように見える別の何かであって、きっと黒いもっとすてきなモノでしょう。
この他にもハエのように見えるモノや、蚊のようにみえるモノ、それからクモのようにみえるモノ、あと本当によくわからないが足は生えているようにみえるモノなどが二、三十匹転がっていますがこれらもきっと私の生活に光のシャワーを降り注ぎ活気を与えてくれる素敵なモノたちなのでしょう。

このクリスタルピラミッドに迷い込んだ素敵なモノたちは何故か増える一方です。ちょっとした標本です。出口がないようです。やや照明の照度が落ちたように思えるのも気のせいです。

追記 カバーのはずし方を教えてください。

※本文にあるアパート名は実際はひどくよく似た違う名称です。
(テキスト:吉田正幸)

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