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スタートアップ初心者からみる「お試し入社」の体験録

こんにちは!Web3スタートアップのGaudiyという会社で、代表石川の秘書をしている登内(@Kryptostudent)です。

このnoteは「Gaudiy Advent Calendar 2022」の4日目の記事です。

2022年6月1日から、およそ3ヶ月にわたるお試し入社期間を無事に終えて、9月にGaudiyに正式入社しました。

その経緯については以前お伝えしましたが、今回は「お試し入社制度」の体験談として書いてみたいと思います。

お試し入社ってなんぞや?

お試し入社とは、実際に働いてみてお互いの価値観や働き方がマッチするかどうかを確認するための期間です。自分も「Gaudiyで働きたい」と納得し、期間終了時のアンケートで全社員が「一緒に働きたい」と回答してはじめて、正式Joinになるという制度です。

※制度内容は都度アップデートされています。詳しい説明は、こちらのNotionや以下の動画をご覧ください。

お試し入社がはじまってからの焦り

私が入社した2022年6月1日は、GaudiyがシリーズBの資金調達を発表した日。社内はお祭りムードでした。

その後も大きなプレスリリースが続き、同年代のメンバーもみんな優秀で、次々とすごい人たちが入社してくる。入社初日からスタートアップの勢いにワクワクしながらも、正直にいうと、そのスピード感に圧倒されている自分もいました。

お試し入社制度については入社前にもしっかりと説明を受けていたものの、いざ実際に入社してから焦りが出てきたのも事実です。

「なにか目に見える成果を残さなくては…!」
自分を認めてもらわなければ…!」

といった感情がありました。

そのような思いから、Slackのtimesチャンネルの更新頻度を極限まで高めるなど本質的でない行動をしてしまい、空回ってしまっていました。

転機になった「中間アンケート」

そんな状況の中、代表の石川さんやサブメンターの人事のAbeさん(@abe_motivator)が忙しい中、親身になって相談に乗ってくれました。

その中でも印象的だったのが、石川さんからの「役割に本質的にコミットしてほしい」という言葉と、中間アンケートのフィードバックでした。

中間アンケートは任意で実施することができ、業務の近い人や指名した人からフィードバックをもらうことのできる機会なのですが、そのまま最終アンケートを迎えるのは不安だったのでお願いすることにしました。

実際の中間アンケート(一部抜粋)

<実際のフィードバック(一部)>
・引き続き、石川さんの認知負荷を最小化し、時間配分を最適化することに取り組んでほしいです!
・登内くんが入ることで、テキストでのコミュニケーションスピードが以前より上がっていると感じます。
・素直さは今後も持ち続けてほしいですが、登内くんの仕事で価値提供する相手は「石川さん(社内)」だけでなく、クライアントやパートナー(社会)であることをもっと意識できるとよさそうです。

Continue(よいところ)とStart(改善できるところ)の両面でフィードバックをいただけたことで、ようやく自分がやるべきことが明確になりました。

それは、「代表の石川さんを中心とする、社内外のコミュニケーションコストを最小化させる」こと。

Gaudiyには優秀なメンバーが揃っているので、全員がストレスなくコミュニケーションを取れるようにすることで、チームとしての成果が最大化できる。そこに自分がコミットしていけばいいんだとわかり、残りのお試し期間は落ち着いて業務することができました。

そして審判の日

お試し入社は、「お試し期間のアクション共有会」で締めくくられます。これは、実際にお試し期間でどんなことに取り組んでいたのかを全員の前で発表する機会になります。

後半は少しずつ行動を改善できているとは思っていたものの、やはり当日は緊張で声が震えました。笑

そして… Gaudiyへの正式入社が無事決定しました!

嬉しくてちょっとだけ泣きそうでした。笑

実際にいただいた最終アンケートでのフィードバックを一部紹介します。

これで3人分。メンバー全員からアツいフィードバックをいただきました。

<実際のフィードバック(一部)>
Good:
・「コミュニケーションコストを減らすこと」と「社内への情報共有」は100点に近い成果を出されていたと思います。
・いつも笑顔で物腰も柔らかく、丁寧なコミュニケーションを心がけていてFandomだと思いました。
Next:
・石川さんを変容させるような動きも取れるとすごく良いなと思いました!
・他のGaudiyメンバーにはない固さ?を時々感じることがあるので、もっとラフに会話のキャッチボールができると良いなと思います。
・周囲を動かしてプロジェクトをリードするようなコミュニケーションを今後身につけていってほしいです!

Gaudiyではお試し入社制度を通じて、全員が採用・組織づくりにコミットしています。だからこそ、誠意と熱量のこもったフィードバックを全員が送る文化があるんだなと思います。

結局、お試し入社ってどうなの?

振り返ってどうだったかというと、人にもよると思いますが、個人的には「胃が痛い制度」ではあるなと思いました。ただ、この期間で得た学びや成長の種は大きかったと思っています。理由は3つです。

① 成長速度があがる

先述した中間・最終アンケートもそうですし、なによりメンター・サブメンターからフィードバックをいただく機会がとても多いです。常に内省する機会があるので、成長速度は段違いだったと思います。

② バリューに紐づいた行動を意識するようになる

お試し入社では「カルチャーを阻害しないかどうか」が判断基準になるため、バリューやクレドを理解し、行動に落とし込もうという意識が働きました。それだけ聞くと「宗教っぽい」「強制されてる」ような印象を受けるかもしれませんが、お試し入社はお互いにとってのマッチを確認し合うための場なので、候補者からNOと言う権利ももちろんあります。

だからこそまずはバリューをきちんと実践してみて、あわなかったら辞退する、という動きができるのだと思います。自分としては、Fandomなど仕事をしていく上で心地良いバリューだなと感じていたので、改めてGaudiyにフィットしているんだな、という実感ができました。

③ カルチャーや人を知れる

実際に働かないと企業の文化はやはり感じづらいので、そういった意味でもお試し期間があってよかったと思います。特に、大企業からスタートアップに転職した自分にとっては、違いを体感することができてよかったです。また、メンバー全員と30分程度の1on1をする機会があるので、雑談からアドバイスまで幅広くメンバーの意見を吸収することができたのも自分にとっては大きかったです。
(その時に知ったメンバーの人となりでGaudiy愛が増した気がします笑)

さいごに

「お試し入社制度」と聞くと、最初は不安を覚える方も多いと思います。

ですが、お互いにとって本当にご一緒していいのか?を改めて確認することのできる良い機会になっているのと、実際に体験してみて丁寧なフィードバックとFandomなカルチャーで良い候補者体験を実現しているなと感じました。

あくまで一例ですが、お試し入社制度の実態が少しでも伝わったら嬉しいです。Gaudiyでは一緒に働く人を募集してますので、よければ採用ページもご覧ください!

明日はコミュニティマネージャーの上井さん(@UwaiKaz)が書いてくれます!

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