クロスオーナーシップ

皆さんは「クロスオーナーシップ」という言葉を聞いたことはありますか?

報道業界に興味がある人は聞いたことはある人もいると思いますが、一般の私生活ではあんまり馴染みがある言葉ではないように感じます。

私自身もこの言葉の意味を知ったのは半年ぐらい前でした。

クロスオーナーシップとはすごく簡単に言うと、同じ資本が「新聞」「ラジオ」「テレビ」という異なるメディア媒体を同時に所有することです。そのことより、特定資本(つまり特定企業など)が多数のメディアを傘下にして影響を及ぼすことが可能になります。

日本の例を挙げると、

毎日新聞ーTBSテレビー講談社 

読売新聞ー日本テレビー角川ードワンゴ

日経新聞ーテレビ東京ー

産経新聞ーフジテレビー扶桑社

朝日新聞ーテレビ朝日ー幻冬舎ーamebaTV

などが資本提携しています。


クロスオーナーシップのメリットは規模が大きくなるので情報が集中しやすい(集めやすい)点です。

デメリットとしては特定の資本が影響を及ぼせることによって、情報が偏り似たような意見しか出てこなくなること、同じ資本関係に対して、厳しい意見を行けなくなることなどが挙げられます。

現在は建前上は独立企業である放送局(特にローカル局)も一種の子会社レベルの存在意義である現状です。しかも、クロスオーナーシップの影響で新聞社>キー局>ローカル局という力関係ができ、新聞・テレビともお互いに方針に逆らいにくいという弊害が出ています。


ちなみに日本以外のほとんどの先進国では法律で禁止または制限しています。


これはあくまでも私自身の考えですが今の日本は諸外国の先進国に比べて、フェイクニュースや偏向報道がまかり通っていると感じています。もっと質が高い情報発信にしていくためには、多様な言動空間を作っていくことは1つの解決策になるはずです。なので、クロスオーナーシップは日本でも禁止していくべきだと思います。



下記のリンク先はクロスオーナーシップについて分かりやすく説明している自由報道協会のサイトです。是非ご覧ください。



https://www.free-press.or.jp/2017/09/19/放送を知る記事3のタイトルが入ります/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?