ネットワークゲームの話でもしよう

この記事は定期ゲやったことある人たちのアドカレ Advent Calendar 2020、略してみずわたアドバンテージドラゴンカレンダー2020の13日目です。略ってなんだ?

「定期更新型ゲーム参加者の多いアドカレを立ち上げるんですが一本書いてくれませんか!?」って飛ばされて、残り枠が3日ぐらいになるまで日付を埋めませんでした、てんななです。
最初にDMもらったときはみずわたさんの名前じゃなくて、19日目のおかゆさんの名前が挙がってたんですが、いま見たらおかゆさんとの共通知人に記事を書かせるカレンダーとは書いてあるな。知り合いの知り合いはよく知らない。

私は最初のDMのときにフリーテーマだと教えてもらっていたんですが、あえて定期更新ゲームを含む、ネットワークゲームの思い出話と今やってることの宣伝話を書きます。
ええ、ではまずはざっと推定4,50年ぐらい前から。

パソコン通信時代のゲームの話を聞いて育った

この記事を書いている人は、在宅でワークしていた母親のキーボードをあまりにバンバンぶっ叩いて仕事の邪魔をするので、2歳ぐらいか?のときにMS-DOSのPCを組んでもらったとかいう逸話の持ち主です。最初か二番目に覚えたコマンドはたぶん「WIN」で、Windows95が起動する魔法の呪文でした。

この頃はネットワークに縁はなく、FM-TOWNSの「もうかりまっか2」なるゲームで、ヤクザ事務所で非合法活動をして大金をせしめたり、宝石店に止まったNPCが破産するのを眺めたりしていたので、当然定期更新ゲームに関わりはありませんでしたが、小学生だろうか、中学には上がっていただろうか。4つの陣営にプレイヤーが分かれて採掘をし、航行中に製品を製造して惑星で売る。他の船をボコしたり、惑星級の自船をテレポーテーションで駆る、そんなゲームの話を聞いていました。
おそらくゲームの名前は @hikaru_donguri あたりが補足してくれるでしょうが、いわく、挨拶代わりに初心者船をボコって、「やあごめんごめん。でも君A同盟だよね、B同盟に移らないかい?いろいろ教えてあげるよ」みたいなことがまかり通っていたようです。こわいね(誇張表現)

今で言うところのAP制ゲームだったのか、MMOに近いゲームだったのか細かいルールが思い出せないのでわかりませんが、不在時の対応を自動設定しておいて、突っかかってきたバカな船が撃破されたログを見て笑う、みたいな話は覚えてます。ろくでもない部分ばっか覚えてるな。
あと覚えているのは、私がソースコードが手に入らないか訊くようなガキだったことと、そういうゲームを作りたいなあという気分を20年前後ぐらい引きずったことぐらいです。

商業の1日1回行動ゲーム、Kingdom of Chaos

どういう縁だったか思い出せないのですが、恐らく@niftyで課金ができる関係で知ったゲームがこのキングダムオブカオスです。小3-5ぐらい? ちょっとそのままWiki先生から持ってきてみましょう。

アイディアファクトリー社(以下IF)のスペクトラルフォースシリーズのネバーランド大陸を舞台とし、プレイヤーは自身の分身となるキャラクターを作成し、様々に生活を営んでいくオンブラウザタイプのゲーム。
国家への士官や探索や畑の世話などのシステム的な面と、ゲーム内の多数の掲示板によるプレイヤー間交流によって成り立つ。

だいたい41の国とたまに出る天空神殿に分かれて、1日1回ぽちぽち城壁の壁を補修すると出る給料で装備を整えてダンジョンに行ったり、家をグレードアップして木の実を育てたり(水やりも1日1回)するゲームです。ゲームシステム的には1日1回適当にログインしてぽちぽち押すだけなのですが、国別・全体の掲示板でのロールプレイが活発で、私もGMキャラクターの立てたスレッドに2ゲットだか3ゲットだかして、速攻で敵対者の呪いを受けたりしてました。

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当時のキャラクターアイコンと、ゲーム内で販売してたアイテム画像

この頃は親同伴でオフ会に行くような小学生でしたが、流石にいまも接点がある人はいません。なんだかんだどこかの定期更新型ゲームかTRPGに居そうな予感もしますが、当時から年齢層が高めな雰囲気があったのでどうだろう。

Webプログラミング入門は箱庭諸島から

せめてPerlじゃなくてPHP版にするんだ当時の私よ。

これも最初に知った切欠がわからないのですが、たぶんゴッドフィールド(いまスマホ版あるんですって...)とかそのあたりのWEBゲームを漁っていた関係でしょう。
6時間ごと(設定により異なる)に1更新ある、Wikiの定期更新型ゲームにとても近い、島の運営ゲームです。
人口を増やし、農場や工場で資源を貯め、モノリス建造にモノリス建造を重ねて他プレイヤーの島にモノリス落としする感じのゲームです。
あらかじめ島の開発計画を宣言しておくことで、20回更新先ぐらいまでとか宣言できるタイプのゲームで、派生型もたくさん登場していました。海戦型がなんだかんだ好きですね。

このゲームを設置したいがためにCGIを覚え、改造したいがためにActivePerlをインストールし、infoseekだったかの箱庭改造クラブからコピペで機能を追加して暮らしていました。そこからやがて現在のWebエンジニアとしての人生に繋がっていくわけですが、この頃が一番真面目にゲーム開発していたと言っても過言ではない。ゲーム会社所属なのに。

というのも、システム的にはRPもクソもなかったこのゲームに、自分の創作世界観(一部の人向け:流星軍の原型)でフレーバーをつけ、ゲーム内のイベントまで実装して発生させていたわけですから。マジこの頃の熱意どこから来てたんでしょうね。いわゆるRP遊びに熱心だったのもこの頃からで、今のイバラのPTMと、後述するゲーム開発仲間はこの時期からの縁です。

私はノーメンテになってから10年以上経ってますが、まだ開始時点からデータを途切れさせることなく動作しています。当時の説明書もあるよ(黒歴史とは言わないスタイル)。
http://tennana.g.dgdg.jp/hako/hako-main.cgi

急に百合鏡まで飛ぶ

ざっと10年ぐらいをすっ飛ばしましたね。この間は、PBWを経由してTRPGへ移っていました。なんで百合鏡だったのかやっぱり覚えていませんが、まあおかゆさんだと思うのであっちが淡々とついったーあたりで書いてくれるでしょう(最悪)。器用しかパラメーターを上げないタワムレガキとどっちが先だったかもついでにお願いします。

書いてもらった。

なんだかんだ年単位で久々にWebゲームを触った私としてはUIに2000年代を覚えつつ、ほぼほぼ脳死でトスナ大陸を旅していました。後に一揆だったか六命だった名前も思い出せない方は、戦闘設定とか宣言が私基準でめんどくさずきて1行動で投げ出したんですが、雰囲気で設定しても許される感が合っていた(あと宣言内容作ってもらってた)のが合っていたらしく、3期は完走。記憶喪失の魔女は魔王城まで突っ込んだため学院で級友にむっちゃ怒られたのでした。

そういや、4期もいたんですがボスフラグソロ旅は印象に残らなかったのかキャラクター名も忘れていた。

イバラシティへ

テストプレイ、および現行と百合鏡のときとほぼ同じメンバーで参戦。比較対象:百合鏡 で戦闘設定がルールを読む気にもならないぐらい面倒だった(私基準)ため、やはりPTMに組んでもらいながら。

イバラシティは街中にユーザーが自分で場所の追加ができるので、あちこちにデートスポットだの1000階立てのマンションが乱立して、更新と更新の合間はRPによる血の削り合いが発生しているのはカレンダーから来た人には基礎知識でしょうが、さて、じゃあどこかでかけて遊ぼう、という気にはなんかならず。子供の王国<ZOO>に入り浸っていたぐらいですかね。

ストーリーや同じ目的意識が用意されていて、人数が絞られているTRPG側の方にRP力が最適化されたのかもしれないなあ。

(と尤もらしいことを言おうかと思いましたがだいたい労働が悪い気もしています。百合鏡3期より後はだいたいみんな忙しくなって...いたような......。)

作りたい欲の再燃というやつか

ここまでを読み返すと、各自で戦闘設定をするとか面倒くさい、自由に行けるスポットが1000とかあっても行き場を探すの自体が面倒臭い、という感じであんまり遊んでいないわけですが、代わり、定期更新ゲームを作る方で遊んでいます。地球を宇宙船(借金付き)で飛び出して、整備不良と戦いながら成り上がりを目指すSFものです。

隕石掘り達の星学<Astronomy of Meteorite Diggers>

・使い捨ての宇宙採掘者として打ち上げられたキャラクターたちは、1パーティ=1隻の船で航海する。ソロならソロ用の、4人なら4人乗れる船でスペックも異なる。
・毎更新でキャラクターは船の航行、整備や採掘、あるいはアノマリー調査の計画を立て、やってくる危険に備えよう。
・船のパーツは徐々に劣化していく。時には応急処置を施して、あるいは貯めたお金で良いパーツに取り替えて、航海の安全を確保しよう。
・遠距離の通信(メッセ)には強い制限が加わっている。たまには近くの人に手を振ってみよう。次いつ会えるかは分からないから。
・調査と報告でマップが公開情報になっていく
・死亡許容、引き継ぎ要素あり。
・金と評判を稼いで、世界を牛耳る大企業の一員を目指そう!

案だけはつらつらTwitterに流していたので見てた人も居るかもしれませんが、それらしいルールを考えるのも面倒臭くて止まっていたので @Epia_nyulu を巻き添えにしてちょっとずつ進めています。
本当はもうちょっと面白そうな雰囲気が伝わる紹介記事にしようかと思っていたんですが、

こんな調子なので。ディザーサイトができたら構ってください。ではね。

次は14日目・15日目、ありおりさんとさかなさんによる破滅した物語の話です。


おまけ:

Discord通知、実装は難しくないと思うけどそんな需要あるん...?


おまえは肉を食らってアウトプットを出すのだ、という圧をかけることができそうです。