会社合宿と野心の話

去年末の忘年会の反省を活かして夕食で酒を入れるのをやめたにも関わらず、まったく気乗りしなくて二次会に行かずにストレッチポールで肩をバキバキ言わせています。てんななです。
会社の合宿で自分で選んだらまず来ないようなリゾート系ホテルに来ております。メンバーのほとんどはエンジニアなんですが、コードを書くわけではないので開発合宿とはちょっと違う、グループディスカッション中心会らしいです。……とどのつまり、今から書く内容は二次会なり、明日のスケジュール内で話すのがまだ建設的な振る舞いであり、明日話すかは流れ次第かなと思いつつぼーっと考えをまとめている感じです。
全体的に、「弊社はそういう方向に行きたいんだろうけど、えびはシンプルに興味持ってねえわ」って事実の再確認になります。

これは読み返して確信していますが、私の中ではほぼ考えがまとまっていて、京都駅で下りた瞬間意識から外れるだろうな……。だから、いま書き残しておく必要があったんですね。未来のえびが読み返すかはさておいて。

どういう話をしていたのか

Twitterアカウントを執念深く追うとなんとなく所属会社がわかる状態なので(わりといつもだったりする)、端的にまとめるぐらいにしておきますが、「人が増えてきてやり方も個々の繋がりもバラバラになってきたね」というあるあるなフェーズにあります(受け止め方はともかく参加者には認識がある感じ)
えびで言えば経緯の都合で弊社プロダクトに一切関わっていないので、用語も関わってる人も何のプロダクトやってるのかも誰かに説明できるレベルにありません。(新卒で入った会社もその次のゲーム会社もがっつり主力プロダクトに関わってた点を思い返すとこれはこれで新鮮な体験ではあります)

結果、誰がなにやってるかも知らないし、まあ目の前のタスクを着実にやるってことに意識が向きがち……みたいな空気が存在する。少なくともえびが話したグループはこの空気が最も強く、「ごく普通の受託開発マインドですね」と感想を述べるに留めたのですが。あるあるというか、そんなフェーズの組織にしか居たことがないので、むしろ馴染みの景色ですらある。

えびは職人制手工業と呼んで馬鹿にする傾向にある。

なにが問題なのか

最初に個人としての感想を書くと、ある種都合の良い状態ではあります。「俺は俺の仕事してるでしょ」で片付くのは社会に費やす時間コストを下げる方向で指向しているえびには大変楽でよろしい。覚える名前とアイコンも減るし、正直興味ないし。

が、世の中のIT屋の流れは別にそうでもありません。目指す方向を同じにしたチームを、特にIT専門会社でない事業会社が自社で抱えてでも作ろうとしていたりします(内製化って言うとバズワードっぽい) それを差し置いても、猫も杓子も遠回しな自殺をしにプログラマ業に入ってくる現況、とりあえず動くものを作るだけならえびより(もしかしたら弊社より)手早い人はそこそこいると思います。この両者、どちらの気持ちも理解しがたく感じる……のはえび個人の問題点。

そりゃ~~職人的(傭兵的かもしんない)に過ごせりゃ私は楽ですが、あと30年だか40年だかのうちにコーディングぐらいAIが片付けるようになるでしょうから(むしろなってくれ)、まあ死ぬんちゃう?というのがえびの肌感覚で、実際最初の会社はそれで辞めてて。もうちょっと解像度の高い危機感があって合宿のテーマになっているんだろうという雰囲気も感じはします(とりあえず役員レベルは)。

見てる感じ、社長のお気持ち表明レベルにしか伝わっていないように感じてもいますが、どうなんでしょうね。やりたいことは滲み出てるけど、在籍歴長そうな人にほど困惑が見え隠れするというか……二次会出てないので知りません、もう少し諸先輩方を信じましょう(カス)

最近の潮流に関するえびの感想。興味ないもんは興味ない、あるフリしようにも続かない。うーんろくでもない開き直り。

野心を感じないみたいな話

あるいは感じるレベルまで互いに踏み込めてない、理解し合えてない、みたいな話。

グループディスカッションそのものは、そこまで奇抜な話は出てこなかったというか、さして印象に残らなかった(危機感まるでなし)のですが。ディスカッション中に出たこの話だけは二次会行ったらしようと思っ……(て行かなかったね、まあいいや)。

先のお気持ち表明レベルなのではと感じる要因として、弊社、掲げてる内容ほどの野心を持ってる人の方が少数派なんでない?というのがあります。でも役員層は持ってないのかな?ずーーーっとそこだけ気になりつつさほど答えに興味がない(矛盾)状況が続いていたりはします。

答えを知ってもふーんで終わりな気がする。思ったよりは居て、組織がちゃんとそちらを志向するなら私はどこかで離れてるだろうし、そうでもないとなると今とスタンスが変わらない。 

今のえびとしては、空けた時間で進めるつもりの己の野心を仕事に絡める気は一切ないし、むしろ絡めないように意識して二十代を過ごしてきたので、野心を言われたら他人のビジネスでやる気はないから起業するしかないですねーってリアクションになります。


こう、だるい長文にまとめなくても、モチベーションだの野心だのを仕事に絡められると人生の効率が良さそうですが、そういう人、えびからすると才能がある。器用ですね、まるでできる気がしねえ、頑張ってくださいね。

おまえは肉を食らってアウトプットを出すのだ、という圧をかけることができそうです。