エコの極み路面電車

カメラを手にしてずいぶんと長くなる。
今までたくさんの被写体を撮って来たが、写真から離れていた時期が数年あって、そのブランクの間にカメラの進化は想像以上だった。
詳しくは省くがカメラの進化より驚いたのは、加工アプリの存在。
それとなく撮った写真をイメージ通りに仕上げるという意味ではすごい価値のあるものだ。
ここで本題に入るが加工アプリのおかげで電車の写真が異世界のような雰囲気で撮れた。

長崎市内を走る路面電車

この日は多分?本物の撮り鉄さん2名が別の場所からこの電車を撮影していた。多分本物だから自分とはかけ離れたアングルでそれは素晴らしい作品を撮っているに違いないと、勝手に想像していた。この路面電車はほぼ3分くらいの間隔で次々といろんな電車が入って来る。なので撮ろうと思えばいつでも撮れるようだ。
今回最も驚いたのはこの写真の電車はなんと昭和41年製造されたらしく、最も古い物では明治44年に製造された電車もあると言う。
電車というのは文字通り電気で走るので走行時の二酸化炭素排出はゼロだし、時間通りに出発、到着するとても利便性の高い乗り物ではあるし、こういった明治〜昭和に製造された電車がいまだに現役で走行していることはエコの極みとも言える。路面電車と車社会の共存を果たしているこの長崎は鎖国時代、キリスト教を含めヨーロッパの古い物を大切にする文化が浸透したのかも知れない。長崎には詳しくはないが、このまま人口が減り益々需要が無くなるかも知れないけれど、この令和まで残った素晴らしいエコな文化は絶対に途絶えさせないで欲しい。

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