滅びの季節

調子がいい 暖かくなってきたからだと思う

冬より春のほうが明らかに元気で、活発で、能動的で、良いことだらけなのだけど、なぜか春より冬のほうが好きだ 毎年必ず寒さにやられて「鬱の底」みたいなところまで落ちてしまうのに、それでも冬のほうがいいと思ってしまう たぶん滅んでいく感じが好きなんだろう 自己陶酔かも…

一番好きな季節は夏だ 生命力が溢れ出し、コントロールできなくなり、勢い余って逆に滅んでしまう感じがいい 灼熱の果てに死に絶えるということにものすごく惹かれる けっきょく冬が好きなのと似たような理由かもしれない

「滅ぶ」ことに自分が過剰なぐらいこだわっている自覚はある ちょっと危ないので気をつけている


人のやさしさ、暖かさをはっきりと感じることができる状態になってきた 感謝の気持ちしかない 心から「ありがとうございます」と言いたい 自分もできるだけやさしい人間でありたいと思う

憂鬱が深くなると人の暖かさすらも届かないところにたどり着いてしまい、ひどい場合は拒絶してしまうこともあるのが厄介だ いつも申し訳ない 本当にごめんなさい


今日はそぞろ書房でミーティングをした 今後の方針など、まだすこしぼんやりしているけど大体決まった ミーティングはすごく大事だ

最近は出版業につきっきりで、そぞろを後回しにしてしまうことが多かったので、今年はもうちょっと動くようにしたい そぞろはまだまだ伸びしろがある本屋さんだと思う 少しずつ良くしていきたい

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