沼にいる

体調を崩したのをきっかけに、鬱の沼にまた嵌まってしまった 普段見ないようにしている強烈な劣等感にも襲われている 苦しい なにもできない日々が数日続くかもしれない 今日もほとんど寝たきりだった

ひとりでは無理だったので、仲良しの人に手伝ってもらって、発送だけはなんとかやり遂げた 点滅社の本に興味を持ってくれているお店とお客さんには、やはりできるだけ早く届けたい こんな記事を書いたら言いづらくなってしまうだろうからすごく申し訳ないのだけど、ご注文、遠慮せずどんどんしてほしい いつもごめんなさい

鬱状態でくたばったときに困るのは書店営業が不可能になることだ 明るい時間に起きるのが困難になるし、ただ外に出るだけで異常に疲れてしまう とても書店巡りなどできない これが原因で経営が傾くことをおれはとても恐れている 心臓が痛い

こういうときに状況を打開しようと焦って睡眠薬ODなどよくしてしまうのだが、大抵なにも解決しない そんなことはわかっている 本当はただ現実から逃げ出したいだけなのだ

パニくらず、ヤケ起こさず、冷静になるんだ 冷静に落ち着いてやるべきことを少しずつ進めていくうちにだんだんよくなっていくはず

深呼吸をして、やることリストをまとめる 1割でもできればとりあえずそれでいい ゆっくり元気になっていくんだ




それにしても、こういう状態に陥るといつも「この世界(もしくは社会)への呪詛」が込められた本をつくりたくなる たとえばシオランの『告白と呪詛』みたいな本 怨念、鬱屈、破壊、反道徳、そういったものでしか救済されない魂というのは、確実にある
避けられたり、なかったことにされたり、怒られたりするだろうけど、そういう本もつくりたいなと思った

生きることにしか
興味のないお前らの
正しい世界史を壊してやる
壊せなかったら死んでやる
絶対絶対絶対絶対

moreru『念写』


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