自分を全力で慰める日記

文学フリマ京都に備えて昼夜逆転を治す必要があり、眠気に耐えながらの一日だった 実際にはぜんぜん耐えられなくて、何度も仮眠してしまった 結果的に、やろうと思っていたことの半分ぐらいしかできなかった

しかし半分できたのだから、まずはそれをおれは自分で褒めるべきだ ここ数日は半分どころか1割もできていなかったのだから

今日気が付いたが、自分で自分を異常なほど責めすぎている 「自分はいらない人間だ」という感覚が完全に染みついてしまっている

お前はここまでよくがんばってきた 現状、お金を稼ぐことには失敗しているけれど、でも、それはともかくこの二年間、お前は本当に凄まじい行動力を発揮してきた 今だって、うまくはできていないかもだけど、それでもなんとか現状を良くしようと一生懸命やっているだろう なんでそんなに追い詰める なんでそんなに自殺のことばかり考える なんで「俺が死ねばみんな喜ぶ」なんて思いこむ そんなことない 認知のゆがみだ


誰も君のことを悲しませたくない 誰も君の泣き顔見たいなんて思ってない

GOING STEADY「もしも君が泣くならば」


「俺が死ねばみんな喜ぶ」なんて、そんなわけない もし仮にそうだったとしても、それでもお前は悪くない それはそこまでお前を追いつめた社会が悪いんだ 絶対にお前のせいじゃない だから一回落ち着け 大丈夫だよ 大丈夫

「がんばっていない自分には存在価値がない」という考え方も間違っている 誰だって生きる気力を失ってしまう時期はある それでもいいんだ 『布団の中から蜂起せよ』にも書いてあっただろ 生存はそれだけで抵抗になるんだ がんばっていないように見えても実際はがんばっているんだ お前は布団の中で必死に戦っているんだよ

うまくいかなくてもいいんだ 仮にこの後すべてがだめになってしまったとしても、お前のこの二年間は本当に美しかった 自分のことさえ救えないくせに、誰かを救おうと本気で思いこんだのだから どうしようもないバカだし歪んでいるけれど、それでもおれはそれを美しいと思ってる 会ったこともない誰かを勇気付けるために数百万ぶっこんだ 誰にでもできることじゃない 毎日毎日、罪悪感だの後悔だの加害者意識だの自殺願望だのでがんじがらめで、だから心の底からやさしくなりたかったんだろ 最後ぐらい人の役に立って死にたかったんだろ それで人生を賭けてフルスイングした 結果は三振だったかもだけどとにかくフルスイングした おれはそれを美しいと思ってる

べつに自信なんてもたなくていいけど、もう少しぐらい自分にやさしくしてもいいはずだ お前は本当によくやっているよ 大丈夫だよ

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