読書してただけ

今日は精神科に行って「うつ病ですね」「ですね…」などといった会話をし、薬局で300錠ぐらい薬を受け取り、さっそく20錠ぐらい飲み、コンコ堂で一万円分の本とレコードを買って、あとは夜中までずっと読書に耽っていた 要するにひたすら遊び呆けていた でもこの遊びはそのうち仕事に活かせそうな遊びだから、まあとりあえずよしとする 本当はべつに活かせなくてもいいし、何の役にも立たないとしても楽しければそれでまったく構わないのだけど… おれは仕事廃人だから、どうしても点滅社を中心にすべてが回転してしまう


今日読んでいちばんおもしろかったのは『ガセネタの荒野』(大里俊晴)

「電車に乗っている」ということを忘れるぐらい夢中で読んだ

70年代に存在した伝説のロックバンド「ガセネタ」でベースを担当していた人が、当時を振り返って一気に書き上げた伝記作品…いやでも「伝記風の青春小説」っていう方が正しい気がする どうなんだろう

物語のメインキャラクターである三人は揃いも揃って天才で、気障で、スノッブで、ひねくれていて、口が悪くて、そして「何か」が確実に破綻しているのだけど、その破綻の描写がとにかく凄かった 作者が自分のすべてをぶち込んでいるような迫力があった 圧倒された その描写だけで、ガセネタがどういうバンドだったのかがなんとなく想像できた とにもかくにもおもしろかった

ガセネタはWikipediaが何故かめちゃくちゃ充実しているので、気になった方は上のリンクから飛んでぜひ読んでみてください 日本のアンダーグラウンドカルチャーを掘っていくとかならず登場するバンドです かっこいいです


明日は読書を我慢して働こう…やることやらなきゃ…あと最近また薬と煙草が増えてる気がする…どうしよう…落ち着こう…まだ大丈夫まだ大丈夫

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