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オブラート10枚目「必要な時使うね」

最近気づいてしまったことがある。

家事をしない人種の共通点なのかもしれないが、何かを新調した時

・その新し物の洗い方

・新しい物の収納方法

・古い物の廃棄方法

これらを考えない者が圧倒的に多い。



私の主人を例に出そう。

彼は家にいても家事はほとんどしない。

猫の世話と、経済面を支えてくれている。

私も収入はあるが

光熱費と食費を出したらなかなかカツカツな感じなので残りは家事で賄っている。

ちなみに義両親と同居しているので

家事にしてもお義母さんには大変助けられている。

そんな我が家だが、主人にはもやっとすることが多々ある。

(今までも結構書いてきたが今回は一番切実である)


まず、敷きマット事件である。

敷き布団にシーツを掛け、その上にさらに敷く断熱剤の入ったマットである。

これのおかげで温かく眠れる訳だが

なんと、主人の買った物は洗濯機厳禁ときたものだ。

先日私は生理痛に苦しみながらも風呂場に籠り踏み荒らいをする羽目となった。

自分も使う寝具なので構わないが

結構しんどい中頑張ったのでありがとうくらいは欲しかったのが本音である。


次に、これは事件になる前に止めたのだが

猫の冬用の寝床事件。

そもそもうちの猫さつきは主人の布団に入っていくのが習慣と化しているので寝床は必要ない。

寒い日はこたつの中に籠っている上に、こたつだと多分暑すぎるのだろう、こたつ内で伸びている。

「この寝床をこたつの中に入れて・・・」

等と言い出したので全力で止めた。

こたつの中に寝床等用意してしまっては彼女は茹ってしまうのではないだろうか。

そして万が一使ったとして夏場はどこに置くのか。

そういったことを考えない。

「物置部屋に置いておけば・・・」

と言い出したので止めた。

十中八九、来年以降使わなくなる。


最後に、これは今回のメインである、いらない服事件。

主人は私からみたら決してオシャレではないが、まぁ普通かちょっと変わった服が好きな程度である。(念のため言うが馬鹿にはしていない)

昨年の今頃、彼はオニューのアウターを購入した。

そこまではよかった。

彼は古いアウターを持って、私のところに来たのだ。

「これ、着ていいよ」

今まで着ていたアウターを2枚私にくれた

いや、押し付けてきた感じである。

主人は決して長身ではないにしても、私より10センチ程大きい上に

なんと素晴らしい胸筋のおかげで胸囲が100センチもある。

もうおわかりだろうが

同じサイズのアウターを共有できる訳がないのだ。

そしてオブラート1枚目に出てきた「彼」が主人なのだが

そう、貧乏性なのだ。

そんな彼のお古のアウター

普段使いで着ると思われているのが屈辱的である。(笑)

しかしその時はまだ新婚であったのできっぱりと言えず、私は頭の中を引っ掻き回した。

そしてようやくラッピングできた言葉こそ、今回のこれだ。

「必要な時、使うね。ありがとう」

よくできた私。


まだクローゼットに眠っているのでタイミングを見てそっと処分するつもりである。


私はインテリアデザインを専門学校で専攻していたので部屋への拘りが強いのだが

「リモコン立て買わなきゃ」と言った時

「これ使ってないから持って行っていいよ」と、非常にヘンテコな紫色をした埃まみれのリモコン立てを渡された時は流石に言ってしまった。

「無いわ」

センスの違いは時としてストレスを生むことを知った。

私が1度オブラートに包んでしまったからこそ

主人は良かれと思って言ってくれるので

その後、いらないものはきちんとお断りしている。


【おまけ】

私と主人は正反対の性格をしている。

超絶おっとり・・・いや

おっっっっっとりいた主人に対し

喜怒哀楽が顔に出やすく感情の起伏も激しい私。

あと超絶暑がりな主人と

超絶寒がりな私。

私たちは普段寝る時間も起きる時間も違うので寝室は別々なのだが

休日は私の部屋でお酒を飲んだり

平日は主人の部屋で喋ったりしている。

夏場の主人の部屋は、マジで冷蔵庫である。

主人が寝る準備を進めていて、布団を敷き終わった頃私は彼の部屋に行き

20分程、今日あったこと等を話す。

その間私は、主人の布団にくるまっている。

寒いのだ。

そして主人が寝る時間になると

「温めておきました」

と言って布団を出て自室へ戻る秀吉タイプである。

主人からしたらいい迷惑だろう。

そんな私たちの結婚に至るまでのエピソードもどこかで書きたいと思っている。

乞うご期待。


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