ひき肉です(あのひき肉ではないです)

作り置きって憧れますよね。

時間のある時に、そこまで手間暇かけるでもなく、けど4日くらいは使えるものをさっと作って冷凍庫にでも入れておいて、何かの折に触れて色んなものに使い回す。
そんな事が出来たら「わぁ、この人プロのシュフ(シェフではありません、男女共に主婦/主夫であるという意味の造語です)なんだわ」と誰しもに思われる事でしょう。

というわけで今回の料理はこちら。


肉味噌です


少しだけ手の込んだ方

作りやすい分量でのレシピを紹介します。

・材料・

ひき肉(何の肉でもいい──ただし人倫にもとらない範囲で):200g
ごま油(油なら何でも別によい):10g
甜面醤:60g(好みで増減。甘いのが好きなら増やす)
醤油:10g

・作り方・

1:フライパンにごま油を敷いてから強火でスタート。

2:フライパンがあったまったらひき肉を入れ、お玉やしゃもじでガシガシ潰しながらバラけさせる(「ほぐす」ではダマが残るらしいので)。

3:全体の色が変わったら一旦火を止めて、醤油と甜面醤を投入。

4:再度強火にして全体を炒め合わせ、香りをしっかりと立たせる。

5:鍋肌(フライパン肌)に出た油が透き通ったら完成の合図(焦げ付き防止加工されたフライパンだったり肉の種類によっては油が出ない事がある。その場合はおおよそ2~3分炒めたら火を止める)。

↑一番シンプルなレシピです。コツは強火で素早く火を通す事と、調味料を入れる前に一度火を消す事。肉味噌は炒める・水分を飛ばす料理であって、煮込むものではないそうな。あと醤の類は加熱する事で本来の風味が出るとの事。肉に火を入れ過ぎずに香りを出すため、火を止めてから入れるべし、だそうな。

これにいくらか味を足す&中火で作るレシピはこちら↓

強火の方がパパっと作れるので、冷ます時間を考慮しても30分もあれば完成するかと。
できた肉味噌は密封容器に入れて冷凍しておけば2週間ほどもちます。使う分だけ解凍して都度使ってください。
肉味噌は色んなものに応用が利きます。例えば


麺見えないけど麺の上に載ってます

冷やし中華の麺とかうどん玉とかを冷やして、キュウリの細切りや白髪ねぎなんかを添えて。辛口の肉味噌を作ったなら、温玉を添えてマイルドにしてもいいですね。


これからの季節ひんやりと

スーパーで買ってきた3個1セットの冷ややっこなんかも、ただ出して醤油かけて食べるよりずっとスマートになります。好みでちょこっとわさびを添えたりするのもいいかも。

他にも、担々麺の具にしたり、野菜炒めに混ぜたり、麻婆豆腐の時短にも使えます。このままご飯にかけてそぼろご飯にしたって十分ご馳走。
どうです? やってみたくなりません?


余談


さて、前回ゲームの事も触れたりするよと言ったので、最近推したいゲームを紹介。
「キャサリン・フルボディ」です。
こちら、ATLUS制作のパズルゲーム。「キャサリン」がまずあって、それのデラックス版みたいなものです。
恋人のキャサリンとは5年の付き合いになるけれど、未だに煮え切らない冴えない男ヴィンセント(32)は、ある晩から悪夢を見るようになる。何かに追われながらひたすら上へ上へと登っていく夢。
時を同じくして発生する変死事件と、街に囁かれる噂。「落ちる夢を見て、夢の中で落ちて死んだやつはそのまま目が覚めず、現実でも死ぬ」──
一方で、ヴィンセントの周辺にも突如として変化が。行きつけのバーで泥酔し、自宅アパートで目覚めたら隣に寝ていた女性──「キャサリン」。
奇しくも恋人と同じ名前の、好みど真ん中ストライクな容姿と声のこの娘と、俺は、関係を……マジか? 本当に?
加えて「フルボデイ」ではさらにもう一人、記憶を失くした謎の少女「リン」も登場。
3人の女性の間で揺れ動く、全くもってしっかりしてなく、だらしなく、””モットモ、ヒクイ””ヴィンセントの運命はいかに。

あらすじはそんな感じですが、特筆すべきは声優の豪華さ、そしてキャラクターの魅力。
DLCを含めると「キャサリン」の声は11種類。そのどれもが有名&実力派の声優さん。
主人公のヴィンセントや、その友人たち、恋人のキャサリンやリンの声優さんも大看板を掲げる顔ぶればかり。
そんな豪華な声に決して負けない、人間的な魅力あふれるキャラクターたちが織り成す様々なドラマ。
一度のプレイで、彼らの内情のすべてが知れるわけではないですが、それを知るためにまたプレイしたくなる、心惹かれる作り込みとなっています。
肝心の、ゲームとしての部分──パズル部分ですが、難易度が幅広く設定でき、かつゲーム中ほぼいつでも変更が可能なので、頭を使うのが苦手な私でも楽しく遊べました。
ミスしてもすぐやり直せるし、リスタートの際に自動で最終到達地点まで動いてくれるオートプレイもあって、ストレスは最低限と言っていいかと。
また、攻略に役立つ様々なアイテムも存在しており、多少のゴリ押しもできます。
パズルが得意という人にも、スコアアタック&タイムアタック要素も充実しているので歯応えは十分。

個人的にはもっと評価されていいし、もっと広く知られているべきだと思う作品なのですが、「キャサリン」が初めて世に出た際のハードがPSVitaとPS4だったので、その辺が惜しかったのかなぁ、と。
さておき、声優の有名どころを知ってる人、パズル苦手だけどいざ始めるとハマりがちな人、酒類に関する豆知識に興味がある人などに大変お勧めです。

X:tenletters4
pixiv:同上

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