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『ぐされ』

ずっと真夜中でいいのに。『さぐれ』
 2021年2月10日発売。
予約していた ''強盤''が届いた。
開けてみると、ACAねの直筆サインが……!
1000枚限定が当たったので声が出てしまった。
8bitの音源は『脳裏上のクラッカー』と『勘ぐれい』。
興奮が覚める前に、PCに取り込んで聴いた。
歌詞カード見ながら。この上ない極上の時間。

1周して、興奮と熱が残ってるうちに最初の感想を残したい。

盤全体を通して、とても好き。大好きだ。
前作『潜潜話』は個人的に2019のベストディスクに選んだほどで、かなり期待していた。
しかし、それを超えた。
アルバムを通しで聴くのが好きなので、先行リリースはほぼ聞かなかった。

アルバムとして完成度もすごく高いし、楽曲全てものすごくクオリティ高い。
前作もだが、やはり楽器隊に惹かれてしまう。
今回特にドラムスに耳が奪われた。
心地よくて、パターンも豊富で好き。
インスト盤で聴くのが楽しみで仕方ない。

とはいえ、やはりACAねの声があってこそ。
今作は『過眠』を含め、新しい歌い方がいくつも発見できてとても楽しい。

『機械油』はずとまよの新境地だろう。
三味線を含む和楽器を取り入れた上で、ずとまよの音を鳴らしてる。
YouTubeのMVには海外からのコメントが多く寄せられている。
そんなファンに対してずとまよの日本発という、アイデンティティを示しているようにも思う。

あとは、タイアップ。
今作には『暗く黒く』『過眠』『正しくなれない』と3曲のタイアップ曲が収録されている。
初タイアップとなったわけだが、アルバムで通して聴いても遜色ない。非常に嬉しい。
ずとまよ色全開だから、1ファンとしても安心してタイアップを見守れる。

ずとまよのフィジカルを買うのは初めてになる。
だから歌詞カードを見ながら聴くのも初めてだ。
そこでわかったのは、歌詞が少しわかる、ことだ。
ずとまよの歌詞は多様な表現で特徴的である。その一方で、曲全体の意味がわかりにくい。
それが魅力でもあるのだが、歌詞カードで曲全体通して読むと全体としてなんとなくわかる。
そう感じた。
まだまだ未知の部分も多いのでこれから研究が必要なのだが。
音としても、歌詞としても、聴き込んで研究できるのは、とてもワクワクする。


勢いよく綴ってしまったが、1周した感想はこんな感じ。
聴き込んでいくなかで変わる点もあるだろうが、今の熱を綴りたかった。
今後数週間は狂ったように聴くだろうな。


ちなみに、1番好きと感じ曲は『はゔぁ』。
アルバムのゲームの世界観を作って、アルバムの中でもキーとなる1曲だと思う。
めちゃくちゃカッコイイ……