2019年振り返り

2019年振り返り。

先日NHK?で好きな戦国武将ランキングみたいな番組があって織田信長が1位だったらしい。事実は別にして、信長は純真で、激しく、素直で、果断、野性に富み真実に向き合った人だ。故に魅力的な人が彼の周りに集まり、たくさんのライバルが立ちはだかり、しかし、仲間(部下なんだが)が彼を支え、その物語が語り継がれたのだと思う。しかし、素直で純真が故に沢山の人に裏切られたのだがそれは来年度の大河ドラマが語ってくれるであろう。
   
来年の大河ドラマの主人公は明智光秀である。彼の出生及び半生は不明であるが、1528年、もしくは1516年と言われている。1528年の場合、信長と出会ったのは1566〜67年頃で当時は足利義昭の陪臣(細川藤孝の家来)であったから身分はお世辞にも高くない。彼は41歳の時に三好三人衆らが京都に急襲してきた本圀寺の変で活躍し、その2年後の比叡山焼き討ちでも手柄を立てて琵琶湖の要衝坂本を与えられている。急激な出世である。時は乱世とは言え40過ぎて半分あきらめたおっさんががんばって一国一城の城主になったのである。このあたりまでの物語やクライマックスまでの件は大河に任せよう。

さて、自分も2019年に40になった。ナニが変わったのではないが、前半仕事を中心に苦戦を強いられ焦燥感にかられてとりあえず目の前のものに向き合い、走り過ごした1年だったような気がする。それでナニが得られたかわからない。意識して変えたことは

・1時間睡眠時間を増やす
・鳥瞰的に周りを見ることを意識する

…だ。睡眠の話しだけすると
恥ずかしい話し、30代中盤までは睡眠時間を短くし、一日長時間活動することが格好良いと思っていた。しかし、それは効率が良いのか、密度の濃い時間を過ごしているのか、自分の「格好良さ」という虚像を優先して中身が無いものではないかと思い。一日7時間は寝るよう努めた。1時間睡眠時間を増やそうと思おうと1日の向き合い方がいろいろと変わる。結果、無駄な時間を削りより密度の濃い一日を過ごせるようになってきたと思う。

仕事に関して言うと苦戦続きなのだが、今は辛抱強く目の前のことを取り組むしか無いと思う。目の前のことを取り組みつつ徐々に自分のやり方を改善するしか無いのだけど、自分がやることをどんどん削って余白を作っていく努力をしないと新しい景色は見えないし大きな成長はないと感じる。そういう身では「がんばる」「成長する」「仕事で成果を出す」…という自我超越が当面のテーマかも知れない。

好きにあらためて向かい合えたのもこの2019年だ。山については別に書くにして今年、自分が好きな漫画であるセンゴクの原画展を見に小田原城へ行きその後箱根の早雲寺や山中城跡を回ったのは心から楽しかった。一緒に行った坂本さんといろいろな話しをできたのもあるだろう。好きな物語の道を歩き、その世界を想像し空想にふけるのは至福の時間。僕は戦国時代の歴史に関しては相当なヲタクだけど今尚知らないことはいっぱいあるし行ってみて気づくことはたくさんある。来年も新しい好きに向き合いたい。

好きという気持ち。自分の場合、それは好奇心から生じる快感のようなものだが、この「好き」を意識して日々を過ごさないととあらためて思ったのがこの原画展や山中城散策だったのかもしれない。年をとっていくと良くも悪くも社会的な地位が上がり、立場ができ素直に「好き」を表現できにくい。自分は睡眠時間を優先し、活動時間を1時間削ったゆえに密度の濃い一日を過ごさねばならない、その一日は「好き」を意識して活動したいと思った。自分は「好き」なのかを意識し、それを行動するのかどうかは別にして次の年も時間に向き合いたいと思った。

「好き」と向き合い、自分を律し自分を整え終幕のその日に生ききったと思えるよう歩んで生きたく存じます。

画像1







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?