見出し画像

校長先生の話はなぜ長いのか【4つの仮説】

今日、帰っていると小学生が「校長先生の話長い~」と話していました。確かに、私の記憶でも校長先生の話は長かった気がします。なぜ長いのでしょうか。気になったのでいくつかの仮説を考えてみました。


【仮説①】話す機会が少なくウキウキ

可愛いですね。普段あまり人と話す機会がないことからウキウキで長くなってしまうのではないかと思いました。では、実際に話す機会は少ないの?と気になるので、校長先生の仕事内容を見てましょう。ホームメイトによると校長先生の仕事内容は下記のようなものがあるらしいです。

・校務を円滑に行なうため、職員会議を主宰する
・教職員に対して勤務時間の割振り、年次休暇や特別休暇の承認、職員の出張命令、時間外勤務命令などを行なう
・授業終始の時刻を定める
・学校評議員を学校運営者に推薦する
・学校評議員をおいている場合は、学校運営に対して意見を求める
・災害時などは、休校を決定できる(公立小学校はその旨を教育委員会に報告する)
・伝染病予防のための出席停止を訓告する
・施設設備の保全管理をする
・それぞれの子どもの指導要録(学習および健康の状況を記録した書類の原本)を作成する
・進学や転校の際には、その子どもの指導要録の抄本または写しを作成して、進学先や転校先の校長に送付する
・在学する子どもの出席簿を作成する
・退学や訓告の懲戒処分※

ホームメイト・リサーチ 小学校の校長先生の役割

会話が出そうな仕事を太字にしていますが、話す機会はまぁ少なそうですね。仲良い教職員の方とつるんでいそうな気もしますが、この仮説も間違いとは言い切れなさそうです。

【仮説②】長いテンプレートがある

2つ目は「長いテンプレートがある」です。校長先生はテンプレートで話していて、それがそもそもくっそ長いのはないかと。こちら調べていると下記のように面白い事実がありました。

「チコちゃんに叱られる!」でも教育評論家の尾木直樹氏が、「校長講話集という“ネタ本”があり、全国の約7~8割の校長先生が使っているのでは」と解説していましたが、

テンミニッツTV なぜ校長先生の話は「長い」のか?

やっぱあるんですね。お忙しい校長先生ですので、可愛い未来ある生徒に伝えたいことはネタ集から抜粋している人が多いようです。尾木氏の7~8割の発言を丸のみすると結論はこちらで良さそうです。録音している人、話を頑張って丸暗記している人は極端に少ないでしょうし、使いまわしてもばれなそうです。

【仮説③】忍耐力を育てようとしている

仮説②が結論っぽいですが、もう少し自分が考えていた仮説をご紹介。3つめは「忍耐力を育てようとしている」です。敢えてつまらない話を長時間聞かせ、生徒の忍耐力を上げようとしている校長先生がいらっしゃるかもしれません。別の方法はあるかと思いますが。

【仮説④】話をまとめる力がない

単純に短くまとめることができない説ですね。これ以外とあるのではないかと思っています。私の経験上なのでサンプル数は少ないですが、義務教育中の教員の方って話が長い気がしています。小学生ながら同じ事何回いってるんだろう、結論それだったら初めに言えば良いのに、と何度も思いました。

でも、能力のない人が校長先生になれるのでしょうか。校長先生のなり方を調べると、教員職の経験が10年以上(年齢下限あり)、管理職試験に合格とありました(自治体によって異なります)。試験内容は教育法規、小論文、面接、のようですね。

一般的なビジネスの場と比べると話す力はそれほど求められなさそうです。単純に話をまとめることができていない校長先生も一定数いるのではないでしょうか。まぁ長ければ上に行ける組織ってそうなりがちですよね。。


以上、思いつきで稚拙な仮説を最後までお読みいただきありがとうございました。宜しければ良いね、フォローをお願いします。また、Xで絡んで下さると非常に喜びます。

【追記】

校長先生の話をどこまで聞くことができるか素晴らしいサイトを見つけました。マルコフ連鎖が自分の研究内容に触れているのですが、アイディア次第でこういった素晴らしいサービスができるのですね。ぜひみなさんもチャレンジしてみてください。私は1分でイライラして諦めました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?