自己紹介

初めまして、Tenjinの田口と申します。お客様にTenjinに入った経緯などについてよく聞かれるので、これを機に自分の振り返りも含めてご紹介させていただこうと思います。途中からですが自分のこれまでの大まかな経歴は下記の通りです。

2013-2015: DeNA US

2015-2016: KLab US

2016-: Tenjin US→その後日本

2013年ごろは、ちょうどモバイルゲーム、アドテクの全盛期だったこともあり多くの日系ゲーム企業がグローバルに進出しているタイミングでした。そのタイミングでUSで職探しをしていてDeNAのMarketing Strategistというポジションで採用をしていただきました。ビザの関係でぎりぎりだったので本当にラッキーでした。(今トランプ政権になってインターナショナルが留学→そのまま就職するのはその当時よりさらに難しくなったと聞いています) DeNAではモバイルマーケの基礎を叩き込まれました。入社最初の仕事が、キャンペーンごとのROASをエクセル上で七色に色分けするものだったと記憶しています(下記イメージ)。エクセルには多少自信はあったものの、キャンペーンの数が半端ではなく、今ほどマーケティングのツールが充実していなかったこともあり膨大な量の手作業で一日が終わるという状況でした。今でもレインボーカラーを見るとこの当時のことを思い出します。このときの苦痛が今の仕事につながっているのかもしれません。

他にもLTVの予測、CPIとインストール数相関の分析等データ周りの仕事から、アプリエンゲージメント(プッシュやアプリ内通知による継続率の改善)、マネタイズ側などアプリマーケに関わる様々な経験をさせていただきました。残念ながらDeNAの海外展開はうまくいきませんでしたが、自分が広告主サイドでいろいろと試行錯誤したことが今かなり役に立っていると思います。

次に、一年間KLab USで広告出稿に従事しました。DeNAではチームで仕事をしていましたが、KLabではラブライブ、ブリーチ海外版等の大型IPタイトルの出稿をほぼ一人でこなす必要があり、 様々なベンダーの人とやり取りしたり出稿そのものの基本的スキルが身についた気がします。

その後、Tenjinに入った経緯は、もともとCEOのクリスが同じマンションで顔見知りで、Tenjin創業当時から広告主の目線でプロダクトのアドバイスをちょくちょくしていたのですが、KLabの海外展開がシャットダウンするタイミングでちょうどタイミングよく入社することになりました。入社当時はたしか社員数が7名、シードの投資直後だったのでかなりリスキーな選択ではありましたが、他にやりたいことがあまりなかったのと、クリスのスマートさに惹かれて勢いで決めました。その後一年間アメリカで勤務しましたが、やはりアメリカでビジネス職となるとネイティブのアメリカ人に任せたほうがよいし、何かしら日本へのつながりがあったほうが自分のバリューが出せると思ったのと、Tenjinというプロダクトを日本で広めたいという思いで帰国して今に至る、という形です。なので外資企業からいきなりヘッドハントされて採用、という形ではないので本社とのコミュニケーションはかなりやりやすいです。(AppLovinの林さんも同じ形ですね)

Tenjinはまだまだリーンなスタートアップですが、社員一人ひとりが自分自身の費用対効果を最大化するように努めており、そのことをとても誇りに思っています。少しでもTenjinでの仕事に興味がある方は、お気軽にご連絡ください。

ちなみに本ノートではTenjinに限らずアドテクの動向やマーケットのトレンドなど幅広く発信していこうと思っているので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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