TOKYO2020 Field Cast体験記③
こんにちは、コーヘーです。
体験記③ということで、活動終了まで一気に走り抜けたいと思います。
お付き合いよろしくお願いします。
8月6日
競泳が終わり、4日間休みをもらってオリンピックを見ながら大学の授業を受けたり、家庭教師の授業をしたりして過ごした。そして6日に活動再開。
この日は水球の表彰式リハーサル。会場が変わり、(すぐ隣だけれど、歩いて移動すると結構かかる)新鮮な気持ちで取り組むことができた。
リハーサルということで、大きなトラブルはなかったけど、なぜかアクアティクスセンターの時とボランティアを仕切ってくれる表彰式チームのスタッフさんが別の人に代わってしまって、すごく段取りが悪かったのを覚えている。ボランティアは同じメンバーなのに、なんでだ。。。相対的にアクアティクスセンターのチームがすごくうまくまとまっていることを実感したけど、無駄な時間が多かったりして、なんだかなぁ、とはなった。
水球会場はなぜか撮影がゆるかったので何枚か会場内の写真も撮れた。プールがひとつしかない分、距離が近くすごく迫力があった。
リハーサルのための不足人員を補うために入ってもらった言語ボランティアさんと知り合いになった。言語ボランティアは必要な箇所に人員を配置するところまで担っているらしく、いわゆる「マイナー言語」が必要になると他会場から引っ張ってきたりする必要があるので大変だと言っていた。この出会いは結構大きかった。
この日は特に大きな問題もなく終わった。(スタッフの人は初めての表彰式でオロオロしていたけど)
8月7日
この日は競泳会場→水球会場→競泳会場と会場の移動があり、表彰式の回数としては3回しか無かったけど、すごくバタバタした。8日は水球男子の表彰式しか残っておらず、競泳会場(東京アクアティクスセンター)での表彰式はこの日が最後だった。
役割としては、1つめ(飛び込み)が全体のサポート、2つめ(水球女子)がプレゼンターエスコート、3つめ(アーティスティックスイミング)が国旗。
飛び込みは特に問題なく進んだ。銀メダルの選手が誤って金メダルのブーケを受け取ってしまったけど、銅メダルだったイギリスのトーマス選手が気を利かせてくれて解決した。彼はLGBTを公表していて、大会期間中に趣味の編み物を楽しむ様子を発信していたり、YouTuberとして活躍していたり、シンクロ飛び込みで中国ペアに1点差で勝ったりと本当に話題性に富んだ今大会のアイドルのような人で、控え室でも明るい雰囲気だったのが印象に残っている。
水球女子の表彰式、個人的にはほぼ完璧な仕事が出来た。表彰式中、自分が立っている場所のすごさ、どんどん大会の終了が近づいていく雰囲気を感じてちょっと涙腺が緩んでた。
この表彰式で最も印象に残っているのは言語ボランティアさん。昨日のリハで知り合った人が、プレゼンターに説明するの大変だろうからと表彰式に合わせて言語ボランティアさんを連れてきてくれた。そのおかげでほぼ完璧に進めることができたのだ。これまで何日も四苦八苦しながら説明してきたことが、こんなにも簡単に伝わるのかと思った。普通に楽しそうに喋ってたし、悔しいなとか羨ましいなとかかっこいいなとかいろんな感情になったのを覚えている。
この表彰式では、絶対にNGとされている表彰台の上でのスマホ自撮り記念撮影が発生してしまい、ちょっと絶句した。13人×3チームで39人もいるので、正直人数の制限された表彰式ボランティアチームだけで完璧に管理するのは難しかったために起こったことなのだけど、大変だったな。。。
最後はアーティスティックスイミング女子の表彰式。国旗担当だったのでメダリストと会うことはなかったけれど、日本チームの「祭」魂をテーマにした演技に心を打たれたのを覚えている。多分オリンピックが終わるのを感じて感傷的になっていたのが大きいけど。。。
オリンピックのアクアティクスセンターでの活動はこの日が最後だったので、表彰式チームのみんなで手作りのメダルをもらって、スタッフの皆さんにはメッセージアルバムを渡して、ボランティア卒業式を行った。活動自体はまだ明日もあるとわかっていたけど涙ぐんでしまった。いろいろあったけど、良いチームだったな〜〜。本当に参加できてよかった。
(撮影の時だけマスク外してます、というやつです)
8月8日
オリンピック最終日。この日はオリンピック全体でも最後の表彰式となる、水球男子の表彰式でプレゼンターエスコートを担当した。
正直この日は良い思い出がない。。。エスコートを失敗して、プレゼンターが歩き始めるタイミングが早すぎたし、なにより国旗が上がらなかった😰 本当にオロオロした。言ってしまえば機械トラブルなので誰も悪くないのだけれど、これまでになかったトラブルだったし、最後にこれかぁ。。となった。
英語の先生になりたいB4の女の子と喋った。
この日は最終日で、たくさん写真を撮った。
最終日なのに有終の美、とはいかず、閉会式も帰りの電車で見た。
疲れてきたし、最終日に関しては一旦この程度の記述にしておく。気が向いたら追記する。
さて、最後がイマイチな感じになってしまったけど、これで体験記(経験記述編)は終わりです。次の④でお気持ち表明をして、パラに向けて進んでいこうと思います。お付き合いいただいているみなさん、ありがとうございます。
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