Chapter1.5: 英文法の基礎知識

ハロー。前回に続いて英文法の基礎知識を補足する形で解説していくよ。今日覚えることは3つだけ。下にやることを書いておくね。

1.句って何?

2.節って何?

3接続詞って何?

早速解説するよ〜。

1. 節って何?

ってのは、主語(S)と動詞(V)を含めた一部のカタマリのこと。うん?SVを含めたカタマリって、全ての文が節ってこと?ノンノン、っていうのは最初から最後ピリオド(.)までの言葉のカタマリのことを言うんだ。節はあくまで一部のカタマリ。今は分からなくても後で説明するから心配しないで。
ちなみに、この主語と動詞を含めた一部のカタマリは、名詞、形容詞、副詞の役割をするんだ。だからそれぞれを難しく言うと、名詞節、形容詞節、副詞節と呼ばれる。なんだか難しそうだけど、例文を見てみると分かると思うよ。
じゃ、まずは名詞のカタマリ(名詞節)からみていこう。カッコで囲まれた部分が名詞節だ。

I believe <that you are smart.>
私はあなたが頭が良いのだということを信じている
*"That +SVを含めた完全な文."で「〜だということ」という意味になるよ。

ねえ、名詞ってなんだっけ?そうヒト、モノ、コトを指す言葉だったよね。そして主語、目的語、補語になるんだった。"that +SV完全文"で「〜だというコト」ってことはこれは名詞の役割をしている。しかもthatの中にはSとVが入ってる、つまり。だから"that you are smart"のカタマリは名詞節と言われるんだ。
ちなみに"believe"は「〜を信じる」という意味で目的語が必要な動詞。ということは"that you are mart"という名詞節は目的語にもなっていることに気づけたら、なかなかなyou are smartだと思うよ。

ここで、文と節の違いを言っとくね。
文は最初から最後ピリオド(.)までの言葉のカタマリで、節はSVを含めた一部のカタマリだったね。つまりI believe that you are smart.全体が文。
that you are smartという一部分が節ってことだね。OK?じゃ、次いこー。


次は形容詞節。下の例を見て。カッコで囲まれた部分が形容詞節。

This is the key chain <which my friend's parents gave me.>
これは僕の友達の親が僕にくれたキーホルダーです。

"which +文"のカタチは今はとりあえず、文章で前の名詞を後ろから修飾、説明する用法だと思ってほしい。お、名詞を修飾する言葉って何だったけ?うん、形容詞だね。てことは、この which my friend's parents gave meのカタマリはkey chainがどんなものか形容詞として説明している訳だ。分かりづらいって?じゃ、こう考えて。
"This is the key"(これはキーホルダーです。)と言って、次にどんなキーホルダーかを"which my friend's parents gave me"(私の友達の親が私にくれた)モノだと後から説明してるんだ。ほら前の名刺のキーホルダーを後から修飾してるでしょ。形容詞なの。それとSVが入ってるってことは節だね。だからwhich my friend's parents gave meは形容詞節と分かるね。

豆知識だけど、ながーいカタマリとしての修飾語は、英語では普通、後ろに置かれがち。上の例文なんかは典型的だね。先に重要なコトバを置いて後から説明を加えていく。イメージでいうと、最初にホールケーキを置いて少しづつ苺とかトッピングを飾ってく感じ。



次、副詞節。下の例文読んでみて。カッコで囲まれた部分が副詞節。

She wants money <because she has to pay her debt.>
彼女は借金を返さなければならないので、お金を欲している。

*because SV〜「〜なので、なぜなら〜だから。」



because〜というカタマリが前のShe wants money文全体を修飾しているよ。あれれ、文全体を修飾する言葉って何だっけ?そう、副詞。大正解〜
どういう事かと言うと、She wants money(彼女はお金が欲しい)と言った後に、なぜ欲しいのかを説明するためにbecause she has to pay her debt.(借金を返さなければならないからだ)と後から説明しているんだね。んでもってSVがあるからだと判断できるので、このbecauseのカタマリは副詞節だと判断できるね。





2.句って何?

句ってのは、SVを含まない言葉のカタマリ。これも、名詞、形容詞、副詞の役割を担ってくれるんだ。だから、カッコつけて言うと、名詞句、形容詞句、副詞句と呼ばれる。節ではないの。節はSVがあるけど句は無いよ。言葉で説明してもピンとこないと思うから例文で解説していくよ。

まずは名詞節から。カッコのところが名詞節。

<Studying English> is fun.
勉強することは楽しいです。
*動詞ing・・・「〜すること」
この用法を動名詞っていうよ。

もう一度聴くよ。ヒト、モノ、コトを表す言葉って何?名詞だね。Studying Englishで"勉強するコト"って訳せるワケだから、このカタマリが名詞になってることが分かるかい?まあ、動名詞って言うぐらいだしね。名詞だ。で、SVが揃ってない言葉のカタマリなので、これは。なので、このカッコの中は名詞句だと言えるね。"勉強することは''って言ってるから主語だとも分かったら大したものだよ。

次は形容詞句。カッコの中が形容詞句ね。

The book <on the table> is mine.
机の上にある本は私のものです。
*on・・・〜の上にあ
*mine・・・私のもの

机の上にある→本、と名詞「本」に「机の上にある」が修飾してるね。よし、名詞を修飾する言葉って何?形容詞だね。だからこの"on the table"は形容詞の働きをしている。要は、名詞The bookを後ろからon the tableが修飾してる。そして、SVが含んでいない言葉のカタマリなので、だと分かるね。だから、カッコの中は形容詞句と理解できる。

最後に副詞句だよ。カッコの中が副詞句。

I practice singing <to be a singer.>
歌手になるために、私は歌うことを練習します。
*to+原形・・・「〜するために」

"I practice singing"と先に一番言いたいことを言ってから、後からどうして練習しているか説明するために、"to be a singer"という情報が追加されてる。つまり、前の文の理由を後からカッコのカタマリが説明してるんだね。あ、文を説明もしくは修飾する言葉って何?そそ、副詞だね。そんで、SVを含まない言葉のカタマリなので。だからカッコのカタマリは副詞句だと判断できる。

3. 接続詞って何?

最後に接続詞とは何ぞやって話。接続詞というのは言葉と言葉を繋げるもの。そして、接続詞には二つのタイプに分かれるんだ。

1. 等位接続詞 (代表例: and, but, or, )
2従属接続詞(代表例: becuse, when, if)

まず、等位接続詞から説明するよ。文字通り、等しい位の言葉を繋げるんだ。例えば、
名詞 and 名詞 I have a pen and a pineapple.
形容詞but形容詞 He is poor but kind.
みたいな感じで同じ形を持つ言葉を繋げるんだね。

次は従属接続詞。名前が厳ついけど怖がらないで。まずは従属接続詞って大体決まってるから覚えちゃお。Becaseとwhenとif。最初はこれだけ覚えて。で、さっきの例文(節って何?のところ)に

She wants money because she has to pay her debt.

ってあったよね。そしてbecuse〜.のカタマリは副詞節って言ったよね。言い換えるなら修飾語。修飾語って、文の要素として重要かな?いや、そこまで大事じゃない。だって飾るだけの言葉、装飾品に過ぎない。じゃあ、この文のメインは何かというと、She wants money. なんだ。「彼女はお金がほしい。」と主張してから、「借金を返すためにね」と理由を後付けで説明してる。だからこのShe wants moneyのことを主要な節と書いて主節と呼ぶよ。そこに後付けで飾るというか、従う形で続く節を従属節と呼ぶ。で、この従属節を導くのか従属接続詞Becase,when,ifって訳だ。主節と従属節の関係、すなわち節と節を結ぶ役割をしているのが従属接続詞なんだね。


これで、英文法の基礎知識はおしまいだよ。お疲れ様。何度も復習して身につけてね。それじゃ、また。スィーヤ。









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