Chapter 1: 英文法の基礎知識

やあ、こんにちはTだよ。今日は本格的に高校英語を学習していく上で、とっても大事な前提知識、英文法用語の解説をしていこうと思うよ。あ、でもこれを読む前に最低限の知識として代名詞の変化形と冠詞を知ってるのが望ましいな。知らなかったらまずそれを知ってね。じゃ、やってくよ。大丈夫、今日覚えることは全部でたったの7コ。理解できるよう、なるだけかみ砕きながら説明していくから心配しないでね。じゃあ、やっていこっか。

1.名詞って何?

名詞って一言で言うと、ヒト、モノ、コトを指す言葉だよ。そして、名詞は、主語、目的語、補語になり得るもの。主語、目的語、補語って何なのか今はまだわからなくても大丈夫だよ。これから説明するからね。とにかく上に書いたように、名詞とはヒト、モノ、コトを指す言葉で、主語、目的語、補語になり得るもの、そう覚えてね。じゃあ、まず日本語で考えてみようか。下の例文を見てほしいんだけど、この例文の中にある名詞を選んでみてね。まずは、ヒト、モノ、コトを表す言葉を考えて選んでみよう。

私は英語を勉強します。

選べたかな?ヒトを表す言葉は?そうだね、「私」だね。じゃあコトを表す言葉は?そう「英語」だね。「勉強」は違うの?と疑問に思うかもしれないけど、よーくみると「勉強する」と書いてあるよね、これは名詞ではなくて「動詞」と呼ばれるよ。これもまた後で説明するから、今はふーんと思ってきいててね。

2.主語(S)って何?

これは「~が、~は」に当たる言葉。ほらほら英語のI「私は」とかYou「あなたは」とかあったよね。そのことを主語と呼ぶんだ。よくSubjectの頭文字をとってSと表現されるよ。これだけ、簡単だね。

3.動詞(V)って何?

動詞って言うのは、動作、状態を表す言葉だよ。例えば、動作を表す言葉(通称、動作動詞)と言えば、「eat(~を食べる)」とか「study(~を勉強する)」のことを指すよ。じゃあ状態を表す動詞(通称、状態動詞)と言うと、「like(~を好む)」や「is, am ,are (〜がある)」やknow(~を知っている)」とかかな。二つの動作の違いを説明すると、

動作動詞は、行動を表す言葉

状態動詞は、ずーっと同じ状態が続いていることを表す言葉

だよ。一見likeは動作動詞に見えるかもしれないけど、好きという状態を表してていることを考えれば状態動詞と判断した方が適切だよね。何かアクションを起こしてるワケではない。be動詞(is,am,are)も存在するという状態を表わしているから、状態動詞と言えるよね。

4.形容詞って何?

形容詞っていうのは名詞を修飾する言葉だ。修飾っていうのは、漢字の通り、ことばをことばで飾り立てるって意味だね。飾り立てる=説明すると思ってほしいだから形容詞っていうのは、”名詞がどういったものか詳しく説明する”と言い換えると分かりやすいかな。例えばCute cat. 意味はかわいい猫。すると名詞はCatでいいよね。そこでさらに、どういった性質を持っているのか、もっと簡単に言うと、どんな猫なのかを説明、修飾するためにCuteという言葉が使わているわけだ。ってことはこのCuteはかわいい→猫と説明しているから形容詞とわかるね。理解できたかな?じゃあ最後に形容詞の使い方を解説して終えようと思うよ。形容詞には限定用法叙述用法っていうものがあるんだ。名前が難しそうだけど簡単。

限定用法は、名詞に直接修飾する用法。さっきのCute cat(かわいい猫)なんかはcatに直接cuteを修飾しているよね。大事なのは、基本的に前から修飾するということ。

叙述用法は、動詞を挟んで名詞を修飾する用法。例えばThe cat is cute.(その猫はかわいいです)。 The cat is・・・「猫は・・・です」と述べた後にisの後ろに形容詞を置いて、動詞をまたいで名詞を修飾する用法。

形容詞の説明はこれで終了だよ。よくがんばったね。

5.目的語(O)って何?

目的語とは「~を、~に」に当たる言葉だ。そしてこの目的語の働きは名詞が果たしてくれるんだ。①の例文には「私は英語を勉強します。」とあったよね。じゃあ、この目的語はどれかな。そうだね「英語を」だよね。なおかつ、「英語」は名詞だという説明も①名詞って何?のところで解説したけれど、ここにつながってくる訳だね。これは英語の時も一緒だよ。I study English. の目的語は?そうだね、Englishだし名詞だもんね。

目的語はよくObjectの頭文字をとってOと呼ばれるよ。

6.補語(C)って何?

補語とは、主語あるいは目的語がどういったものなのかを説明する言葉だよ。文字通り補う言葉って意味だね。補語には名詞形容詞がその役割を担うんだ。難しそうだね。でも大丈夫、補語が使われる時って、二つしかないんだ。

①SVC(SはCだ)

②SVOC(SはOをCだとVする)

*補語のことをしばしばcoplementの頭文字を取ってCと言われるよ。

このパターンの時だけ。例えば①のパターンでいうとMr.Saito becomes cool.訳は「さいとう先生はかっこよくなっています」という意味になるね。じゃあこの主語「斎藤先生」がどんなものかを補ってくれる語(補語)は形容詞「cool」だよね。

じゃあ②のパターンでいうと、I named him Tanjiro. 訳は「私は彼を炭次郎と名付けました。」 これは、目的語Oがどういったものなのかを補語Cで説明しているんだ。仮に、I named him........で終わったとしよう。「彼を.......と名付けました」って言われたら何て名付けられたの?って説明がほしくなっちゃうよね。そこで補語のTanjiroという名詞を加えてあげるんだ。

ちなみに、よくSVCのSとCイコール関係、もしくは「S is C」の関係が成り立つよ。さっき①の例文でいうとMr.Saito=coolの関係が成り立つよね。あるいはMr.Saito is cool という文意も読み取れるね。

SVOCも実は同じで、OとCイコール関係、言い換えると「O is C」の関係が成り立つとも言えるんだ。②の例文でいうと、him=Tanjiroだし、He is Tanjiroの関係が成り立つね。このイコール関係が気付けるかどうか、これからの英語学習で役にたってくるから覚えておこうね。

⑥副詞って何?

副詞とは名詞以外を修飾する言葉だよ。でもここでとっても大事なことが、じゃあ名詞以外って何だろう?名詞以外っていうのは、形容詞動詞副詞そして文全体のことだよ。形容詞を修飾する例でいうと、She is very cute. cuteという形容詞にvery(とても)という言葉が修飾しているよね、この言葉が副詞だよ。じゃあ動詞を修飾するパターンはというと、She speaks Englsih well. (彼女は英語を上手に話します)の時のwell(上手に)が動詞(speaks)をどんなふうに話すかを説明しているよね。このwellが副詞だよ。じゃあ副詞が副詞を修飾するときってどんな時?なんだか違和感を感じるかもしれないけど全く変じゃないよ。例えばYou run so fast. (あなたはとても早く走ります。)fastはrunを修飾する副詞。そして「とても」とfastを修飾しているsoも実は副詞なんだね。副詞が副詞を修飾しているでしょ。文全体でいうと、Probably, I know him. (多分、私は彼を知っています。)彼が知っているという文全体に「多分」という副詞を修飾して、曖昧さを醸し出しているんだよね。

⑦前置詞って何?

前置詞は、前置詞+名詞(前置詞の目的語)のセットで使われるよ。しばしば、前置詞のあとの名詞を”前置詞の目的語”と呼ばれたりするよ。とりあえず、前置詞の目的語って何だろうと思うかもしれないけど、理解できなくて良いから、言葉だけ覚えておいてね。この前置詞はほとんど出てくる言葉が決まっているから覚えちゃうのが手っ取り早いと思うよ。at, ,on, in, up, down, before, after, with等々がそうだよ。

この前置詞+名詞は実は文章中では二つの別の品詞に変化するよ。なんだと思う?それは形容詞副詞なんだ。じゃあ、例えば、形容詞に変わる例を紹介するよ。

He loves boys with glassses.

「彼は眼鏡をつけた少年が大好きだ。」

with glasses(眼鏡をつけた)がboys(少年)という名詞を後ろから修飾しているよね。名詞を修飾する品詞ってなんだっけ?そうだよね形容詞だよね。

それでは副詞に変化する場合を見ていくよ。

He lives in Tokyo.
「彼は東京に住んでいます。」

これはLive(住んでいる)という動詞に、どこに、という情報を追加説明するためにin Tokyo(東京に)という前置詞+名詞で修飾しているんだね。つまり、動詞を修飾するという意味で、In Tokyoが副詞として機能しているんだね。

以上が英語の品詞の解説だったよ。どうだった?難しかったかな。何度も読んでいくと、わかる部分も増えていくと思うからあきらめないで勉強していこうね。それじゃ、また。スィーヤ。













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