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市販のカレールーを箱書き通りに作ったら1

第1回 ハウス バーモントカレー 中辛

かねてより思っていた。
カレーってこだわり強めの食べ物じゃないですか。
コーヒーも似ていると思うんですが、
ちょっとスパイスについて知ると、なんかすごいことしているような気になって
オリジナルでカレー作って食べさせたり。
頼まれてもないのに。

店で言うと最近は上野の「ハリマ ケバブ ビリヤニ」が大好き。
なかでもラムの骨付き肉のシチュー的な「ニハリ」がヤバい。
近所にあったら最初に1週間通ってから、週2で通うであろうくらい好き。
こちらの系列が何店舗かあるのだが、そのお話はまたの機会に。

脱線したので戻ろう。
確かにスパイスの利いた本場のカレーは好きだけど、
それ、おウチでも作って食べたいか?という話。
一時期やってましたけど、結局キッチンがスパイス過多になるのと、
それを使いきれず古くなっていくこともあって、継続できなくなりました。

「30種類以上のスパイスを使ったカレー」とかたまにお見かけしますが
なんかこう「すげーたくさんスパイスいれてまっせ(ドヤっ)」っていうのを見るにつけ
それが30種類で作った時に差がわかるんかい?とおもってしまう。
あと、市販のルーについても、もっと理解を深めてみてもいいんでないかい?と思った。

「市販ルーの想定している味ってどんなものなんだろう?」と興味が湧きました。
既製品のあるべき姿。
カレーのプロが寝る間も惜しんで開発しているカレールーの「基準の味」を知ることで、カレーのメタ認知を試みる足掛かりにしてみようと。

というわけでまずは王道のバーモントカレーに挑戦。

箱書き通りに

実際には半分の量にしたので3皿分。
すべて半量で用意しました。

たまねぎ多め
メークイン
今回は豚こま
にんじんも一本

塩も胡椒も一切使いません
サラダ油ひいて、具材いためて、水を850cc加えて20分

水425ml

煮込むための時間が合計25分。
表記の通りの水で煮込むとなると、フタが必須です。
フタがないので多めの水で煮込みました。

完成品



実食・感想

まず、タマネギ多い!
6皿分の半量でやってみたわけですけど、味つけも薄め。
タマネギとにんじんの甘味。
ジャガイモが入ることによるでんぷんのトロミ。
そこにりんごと蜂蜜でお馴染みのルーが加わり、かなり甘いと感じます。
あと、油脂感が薄い。
普段やることはない、醤油やソースを垂らして食べたくなる。
総評で言うと「普通of普通」
決して美味しくないと言う話ではなく、ふっつーーーなカレーライス。
だいぶ旨みに欠けるという印象だけど、これはこれで悪くはない。
誰にも特に好かれもしないし、かといって嫌われもしないだろう。
ハウス食品の善意で出来ている。


明日は・・・
ハウス ジャワカレー 中辛

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